【 CapCut 】TikTokに強い編集ツール スマホ版・ウェブ版の使い分け方

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 CapCut を書きます。

TikTokに投稿する際、皆さんどんな動画編集アプリ使っていますか。

スマートフォン(Android・iPhone)に特化した動画編集アプリとして、よく知られているのがCapCutです。

CapCutの最大の特徴は

  • CapCutに有料機能は無く、全ての機能を無料で利用できること
  • 複数の端末で共有する機能を持っていること

特に共有機能は、使うことでスマホ同士でTikTok動画の編集する時効果を発揮します。

スマホ編集よりもPC編集が多い私のようなユーザーにとって、パソコンでCapCutが使えると、大画面やキーボードが使えるので作業効率がさらに上がります。

この記事ではスマホに強いCapCutがウェブ上で使えるウェブ版のCapCutの使い方を紹介します。

CapCutとは?

CapCutは完全無料で使うことができる編集アプリです。

スマホやPC、それにウェブというそれぞれの端末に対応したバージョンが用意されています。

CapCutは書き出した動画にウォーターマーク(アプリロゴ)が付かないことからショート動画のユーザーに人気です。

最大の特徴は、編集ファイルの共有機能があることです。

なので、共通のアカウントを持っていれば、スマホ版で撮影した素材をウェブ版で利用することができます。

この記事では、ブラウザから編集できる「ウェブ版」の使い方を中心に解説します。

ウェブ版の導入方法

誰でもどこでも何でも作成できる無料のオールインワン動画エディタ

ウェブ版は上記から利用できます。

はじめての人は、ブラウザを開くとウェブ版のインストール画面が開きます。

[インストール]をクリックすると設定が行われます。(編集ソフトはクラウド上にあります)

以上で設定終了。すぐに動画編集をはじめることができます。

アカウント登録がまだの人は、右上のアイコンからアカウント登録ができます。

Googleでアカウント登録をするとCromeが動作するパソコンで起動することができます。

例えばWindowsPCから登録するとMacbookなどのiOSのPCからもウェブ版は自動的に使えるようになるので設定の手間が省けます。

ウェブ版、スマホ版、デスクトップ版の違い

端末ごとに用意されたCapCutはどこがどう違うのですか?

スマホ版、ウェブ版、デスクトップ版の違いは次の通りです。

スマホ版ウェブ版デスクトップ版
どこでも使用できるネットがあればどこでも使用できるオフラインで使える
素材やプロジェクトはスマホの容量に依存するデータはクラウド上にあるためPCの容量を使わないダウンロードをするので、PCの容量を使う
常に最新のソフトに更新される常に最新のソフトに更新される更新は自分で行う
ウェブ版に比較的操作が似ていて、直感的に使えるスマホ版に比較的操作が似ていて、直感的に使える他の動画編ソフト(Premiere Proなど)の操作画面に似ている
ウェブ版で作ったプロジェクトはウェブ版以外から開けない

CapCutウェブ版、スマホ版、デスクトップ版もそれぞれ初期設定が必要ですが、ウェブ版はソフトをダウンロード・インストールする必要なく登録次第使えます。

などです。

【デメリット①】異なる版のプロジェクトは開けない

使ってみて不便さを感じた点がひとつあります。

それは共有機能が微妙なところ。

スマホ版で編集したプロジェクトをウェブ版で開こうとすると「デスクトップでのみ利用可能です。デスクトップから開いてください」と警告が出て、開くことができません。(デスクトップとはデスクトップ版のことを意味します)

ウェブ版で作ったプロジェクトをデスクトップ版から開くこともできません。

CapCutデスクトップをダウンロードするまたは開くことで解決します。

同様に、ウェブ版で作ったプロジェクトをスマホ版で開こうとしても「ウェブでのみダウンロードできます」と表示されます。

初心者にとって意味不明ですよね。

CapCutにはウェブ版とスマホ版のほかに、PCにダウンロードして使うデスクトップ版があるので使い分ける必要があります。(私も苦労してます)

【デメリット②】商用利用はできない(でもYouTube収益化はOK!ってなんのこと?)

CapCutを使う際の注意点は、著作権です。

もともとTikTok のような非商用の投稿動画の編集を目的としていることから、CapCutが提供する素材(楽曲や画像等)は著作権フリーではありません。

PC版のデメリットは、PCで編集中のプロジェクトをスマホ版に引き継ぐことができない点。

PC側でダウンロードした素材の持つ著作権がスマホ側に渡らないようにするためです。

また、スマホ・PCの両方に言えることですが、完全無料で利用できるけど、商用利用はできないという条件もあります。

商用用利用は不可ですが、CapCut内部の方へ確認によるとYouTubeやSNSに投稿することは認められているようです。

「使いやすいけれど使い方には制約がある」点を頭に入れて使いましょう。

ウェブ版CapCutのインストール方法

誰でもどこでも何でも作成できる無料のオールインワン動画エディタ

上記のリンクから公式ページを開きます。ちなみにデスクトップ版のダウンロードはこちらから。CapCutデスクトップ:強力な無料動画編集ツール

画面右上の[登録]をクリックすると登録ページが開きます。

Googleアカウントもしくはメールアドレスで登録をします。登録は無料です。

アカウントの紐づけが済むと「スペース名」の登録が求められます。

初期値は登録者名なので、ニックネームに変更し[CupCutを起動]をクリックします。

許可をした上で、任意の質問に対応します。スキップも可能。

上記の画面がでたらgoogleで登録したメールアドレスと連携します。

※プライバシーポリシーはOKを押さざるを得ません。

インストール完了。編集ができます。

編集方法

編集するには画面の[新しい動画を作成]をクリックします。

すると編集画面に切り替わります。初回だけ案内が表示されます。

上記の案内で分かるように、編集機能は左のサイドバーに集約されています。

素材を取り込むには、プレビューエリアにドラッグ&ドロップするかプラスマークを押して探すだけ。

アスペクト比を選択します。選べる比率は6パターンあります。

素材となる動画を読み込みます。

素材を取り込むと、画面右にツールパネルが出現します。

ベーシックには、マスクや色調整、エフェクトなどの機能が、

背景画像からは背景色を決めたりすることができます。

簡単なアニメーションはキーフレームを操作することでタイミングを設定することができます。

動画のカットやカットの追加は画面下のタイムラインを操作することで直感的に行えます。

タイトルやテロップは、左のサイドパネルから[テキスト]を選択し。テンプレートをクリックすると自動的にシークバーの位置に表示されます。

テロップの編集は、プロビュー画面のテロップをクリックすると右側にパネルが現れるので、そこから編集ができます。

BGMを入れる場合は、左サイドパネルから「オーディオ」をクリックします。

すると楽曲一覧が現れます。

視聴して使いたい物が決まったら「タイムラインに追加」をクリックするとシークバーの位置を頭にしてタイムラインの音声トラックにインサートされます。

トラックには制限がないので音を追加することで複数の音源を重ねることができます。

写真や動画、イラストなどの映像素材もインサートすることができます。

映像素材は左のサイドパネルにある「要素」を開くことで編集ができます。

映像トラックも複数のトラックが使えるため素材の位置を変更したり、右のパネルから使いたい効果を選択してアニメーションを作ることも簡単にできます。

書き出しは画面右上の[エクスポート]をクリックすると選択肢が現れるので好みのねりを選びます。

レビュー用に共有をクリックすると、アカウントを共有する第三者が確認することができます。

直接投稿する場合は、その他のオプションから投稿したいSNSを選びます。

動画をファイルとしてダウンロードしたい場合は最下行の[ダウンロード]をクリックします。

ほかのソフトと違うのは、各種設定を書き出しの時に決めることです。

高画質を選びたいなら4Kを選択します。

フレームレートは一秒間に再生されるコマ数です。30を選ぶ人が多いです。

正直、スローモーションなどの特殊撮影をするのであれば60を選ぶと動きが滑らかになりますが、それ以外では30でも24でも影響ありません。

エフェクトをかける

CapCutにはワンタッチで映像に様々な効果を与えることができる「エフェクト」機能が搭載されています。

画面に雪を降らせたり、人物の表情を盛ったりすることも簡単にできます。

左サイドパネルの[エフェクト]をクリックします。

「人気急上昇」「ベーシック」「パーティ」などのカテゴリーごとにエフェクトのライブラリーが整理されています。

その中からお好みのエフェクトをクリックします。

するとシークバーの位置のタイムラインにそのエフェクトが表示されます。

エフェクトはマウスでタイムライン上を自由に移動させることができます。

エフェクトが効力を発揮するのは下にあるタイムラインです。

なので、エフェクトの影響を受けたくない素材があるならば、素材の位置を変えることでエフェクトの影響を避けることも可能です。

エフェクトを使いすぎると印象がエグくなります。

なので、かけたい部分に絞り込んで使うのがコツです。

書き出し

ウェブ版で作成した動画はダウンロードしたり、TikTokをはじめとするSNSにそのままシェアすることも可能です。(プロジェクトの共有は難易度が高いです)

編集画面右上の「ダウンロード( ↑ )」を選択すると、動画のエクスポートが始まります。

数十秒ほどで「シェアの準備ができました」と表示されれば完了です。

チュートリアル動画

まとめ

本記事では、CapCat(キャップカット)ウェブ版の基本的な機能や使い方を解説しました。

CapCatのライバルにあたるCanvaと比較すると、タイムラインの使いやすさではCapCatの方が使いやすく感じました。

また、利用できる素材の点でも有料素材が目立つCanvaに比べて、CapCatのほとんどは無料で使えることから好印象を感じました。

最近流行のChatGPTに対応していなかったり、生成AIサービスが使えなかったりする点はCanvaにお取りますが、動画投稿に使うための編集アプリと割り切るのであれば問題ないように思います。

自動で音声を解析してテロップを付けてくれる「自動キャプション機能」や、「背景切り抜き機能」「顔修正機能」「ボディエフェクト」などより高度な編集テクニックも内蔵されています。

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CapCut でよくある質問

CapCutの安全性について気になります
CapCutの運営会社はTikTokと同じ中国に本社を置くBytedanceです。なのでTikTokと同じように利用上のリスクがあります。リスクとは、利用者のIPなど様々な情報が収集されること、自分の動画を勝手に使われる文言が規約にあること、運営者(当局を含む)に不利益な情報をアップロードすると制限がかかるおそれがあることなどです。
なお、CapCutの利用対象年齢は13歳以上・18歳未満は保護者の同意が必要です

キャップカットで欲しい機能は動画分割したときの音ブチブチ問題解決、更なるゼロコンマ単位の編集機能、縦横サイズを変えた際ピッタリサイズのときに一旦軽くストップするかどうかを選べる機能ですね。

CapCut で YouTube の音楽素材を利用したい
YouTubeには無料で使える著作権フリーの音楽素材があります。YouTubeの音楽素材はCapCut で自由に使うことができます。YouTubeの音楽素材はそのままではダウンロードできないのでウェブツールやキャプチャソフトを使って抽出します。
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