【広報マンむけ】地味な講演会動画をわかりやすく撮影するコツ

フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

広報関係の仕事でよくあるのがイベントの紹介映像の制作です。

主催者側が伝えたい情報を盛り込みすぎると説明的な映像になりがちです。要点を絞って大胆にカットする姿勢で編集するとわかりやすくなります。

先日、防災イベント動画をニュースリポート風に撮影しました。3時間のイベントを3分程度にまとめるという内容です。啓もう活動をわかりやすく紹介する狙いがあるため、説明的ではありますがお役立ち情報を入れて編集しました。

イベント撮影の鉄則

イベントの様子をダイジェストにするのは、簡単なように見えますが、動画制作をはじめたばかりの初心者にとっては難問です。なぜなら、なにが重要なのか優先順位がつけにくいからです。「あれも載せなければいけない」と悩み始めるときりがありません。そんな時は、多少強引ではありますが「締め切り」を想像するのがコツです。例えばこの防災イベント動画は「3分で伝える」という制約を頭に入れ、必要な映像を集めるというプランを立てて臨みました。

入り口と出口を考える

動画尺は3分とはいえかなりの情報が盛り込めます。ただし、説明が過ぎると視聴者は飽きてしまうので匙加減が難しいところです。したがって「この動画は何がテーマです」という趣旨と、「この動画で伝えたかったことはコレです」というメッセージを冒頭と終了部分に位置付けるとテンポのある展開がイメージしやすくなります。
例に挙げた防災イベントの動画では、イベント会場の映像だけでは動機の部分が見えにくいということもあり、編集段階で冒頭のシーンを追加しましたが、動画制作者の計算がしっかりできていれば依頼者の意図に答えることが出来ます。

撮影の事前準備

3分間を構成する映像を効率よく集めるためには、「何が撮影できるのか」をあらかじめ想定しておくことが大切です。撮影をはじめるまでに主催者側と打ち合わせをして、イベントの流れや趣旨を理解するようにしましょう。とはいえ、主催者側は映像の知識は持っていないのが普通なので、撮影をする上で必要な条件は伝えておきましょう。今回のケースでいえば、①事前に「撮影がある」旨、アナウンスしてもらう。②出演者へインタビューがある。③カメラマンが講演中の会場を動き回る。④資料等を再撮させてもらう。などです。

撮影のコツ

ポイントは耳で押さえる

イベントが始まると、撮影はやり直しがきかなくなります。「3分間の制約」と「必要な映像を集める」という二つのイメージを思い浮かべながら要点となる映像を押さえましょう。要点となる映像を撮るには音を聞きながら撮影することがポイントになります。「ここが話のヤマだな」と感じる部分があれば、動物的なカンを頼りに分厚くカメラを回します。確信の部分は基本アップサイズになるため、そうでない部分は引きのサイズで撮るようにすると編集が楽になります。

画角に気をつかう

講演会のような絵柄に変化がない環境では、撮影するサイズや画角に変化をつけることも忘れないようにしましょう。会場の後方から観客越しの講演者を撮影したり、会場の前方から観客側を撮影するのもテクニックの一つです。この時大切なのは編集のことを考えて撮影ポジションをとることです。編集では観客の視点を計算して繋ぐため演者と観客の目線の向きに注意して撮影します。

インタビューは休憩時間に片づける

3分間とはいえ、映像だけで物語を構成し続けるわけにはいきません。見ていて疲れます。そのためポイントとなるのがインタビューです。感情のこもったインタビューは視聴者の共感を呼び起こす上、シーンの切り替えに大きな役割を果たします。したがって可能な限りインタビューの収集に力を注ぎましょう。開演前や終了時は人が動きやすい時間帯なのでまごまごしているとインタビューのチャンスを失います。休憩時間がある場合は手持ちで構わないのでインタビューを撮りましょう。

まとめ

講演会動画の撮影は地味です。よほど興味深いテーマやネームバリューのある出演者でない限りは視聴率は期待できません。しかし、構成次第で多少の底上げはできます。なにもない素材を知恵と工夫でショーアップしなくてはならないことから動画制作者のスキルアップにつながります。チャンスがあればチャレンジしてみてはいかがでしょうか。