
カット編集になれてきたらカットとカットの間に動きを付けてみましょう。ドアのように開いて次の映像に切り替わったりすると編集に華やかさが生まれます。簡単にできるので挑戦してみてください。
目次
トランジションとはなにか
トランジションとはカットとカットの切り替えに特殊な動きをつけることです。
私がよく使うのは、カットとカットが溶け合うように切り替わる[クロスフェード]です。
取材系の動画編集では凝ったトランジションを多用すると逆効果。アクの強い映像は視聴者にあざとさを感じさせてしまいます。その点、マイルドに変化するクロスフェードは嘘くささを抑えながら使うことがてきます。
よく使うトランジションはデフォルト(基本形)に設定しておくと、いちいち探さなくて使うことができます。
設定方法
トランジションの設定方法は簡単です。

エフェクトパネルから[ビデオトランジション]を開き、よく使うトランジションを選びます。

デフォルトに設定したいトランジションが見つかったら、右クリックし[選択したトランジションをデフォルトに設定]を選ぶだけです。
音にもトランジションを掛けられる
オーディオトランジションも同様に設定できます。
使い方は、二通りあります。
トランジションをかけたい編集点に再生ヘッドを移動して、[Ctrl]+[D]を押します。
もう一つの方法は、トランジションをかけたいクリップを選択して[Shift]+[D]を押すこと。
よく似ているように見えますが、後者の場合は複数にまたがったクリップを選択できることです。
全ての編集点に同じトランジションをかけたい時、一度で作業を終えることができます。この操作は音声部分にも同時適用されるので、デフォルトに設定した音声トランジションを使う人は注意しましょう。
トランジション自体の調整方法
トランジションの長さは好みのものに変えることができます。
トランジションがかかった編集点は、編集点上に白枠が表示されます。この枠はマウスでドラッグすることで長短に調整することができます。
精密に尺を決めたい場合は、白枠を右クリックすると[トランジションのデュレーションを設定]という費用時が現れるので、その中の時間表示をいじることでタイミングの調整ができます。
追加のプラグインを手に入れる
Premiere Proには最初から基本的なトランジションが入っています。
でも使っていくうちにもう少し個性的なトランジションが欲しくなったりします。
そんなとき、外部プラグイン(つまりオプションサービスですね)を利用すると演出の幅を広げることが出来ます。
(56) 【無料】25種類のトランジションパック❶ | For PremierePro無料プリセット『サムコルダースタイル』 – YouTube
外部プラグインを使いこなすにはある程度の知識と経験が必要です。難しいことではないので練習していくうちに身につきます。ダウンロードリンクは下記。ダウンロード方法は上記の動画内で解説されています。
FILM CRUX Transitions Vol. 1 — Film Crux
20 Transition overlays #21-40 – STORYSIUM
コピー&ペースト
トランジションはコピー&ペーストすることもできます。タイムライン上に設定したトランジションをクリックし、[Ctrl]+[C]でコピーして、かけたい編集点で[Ctrl]+[V]するとコピーできます。
まとめ
初心者の人は面白がって作品にトランジションをつけたがる傾向があります。しかし、トランジションとは作り手が視聴者に作品の鑑賞を強制するようなものなので、度を過ぎると逆効果です。
また、中には賞味期限切れのような効果もあるので注意して使うのが吉です。