
DaVinci Resolve 17の最初のパブリックベータバージョンが公開されたのは昨年11月11日。以来3か月かけて試作バージョンが更新されつづけ、2月26日ベータが消えて正規版(DaVinci_Resolve_17.0_Windows)となったことが確認されました。
DaVinci Resolve(ダビンチ リゾルブ)とは、総合映像機器メーカー Blackmagic Design(ブラックマジックデザイン)社より提供されているポストプロダクション・ソフトウェアです。
もともとは動画編集の色調整に特化したソフトとして知られていましたが、編集機能を強化し続け、今ではAdobe社のPremiere Proに匹敵する編集ソフトになりました。有償版もありますが、強力な無償版がプロやアマチュアの動画編集者の関心を集めています。
目次
DaVinci Resolve17をインストールする方法
DaVinci Resolve17はBlackmagic Design社の公式HPより、ダウンロードできます。
【DaVinci_Resolve_17.0_Windows】の容量は2.3GBです。ダウンロードに少々時間がかかります。

無料版と有料版がmac版、Windows版、Linux版の三種類ずつ用意されています。旧バージョンもダウンロードできるようになっています。

使用用途は私の場合は「YouTube」としています。

解凍してインストーラーを起動します。



途中いくつか画面が出ますがそのまま進みます。私がダウンロードした正規版は17.0.0.0039です。「Finish」が表示され「installation complete」と表示されれば成功。

起動すると、βバージョンで使用していた初期画面が現れます。バージョンは17.0BUILD39とあります。
以前のユーザーが注意する点は、プロジェクトデーターベースが17で開くと16には戻せなくなることのようです。心配な人は16のデータベースのバックアップを取っておかれることをお勧めします。
秘密?DaVinci Resolve17のプロジェクトの保存先 | ぶいろぐ
プロジェクトファイルの整理Davinci Resolve17アーカイブ | ぶいろぐ
DaVinci Resolve17の環境設定
始めてDaVinci Resolveを使われる方にとってハードルが高いのが環境設定について。プロも使う本格ソフトなので、私のような毛の生えた程度のユーザーにとっては無用の設定も数多くあります。
下手にいじると壊れることはありませんが、最適な設定にできなかったりもとに戻せなくなったりするのでよくわからないところは触らないのが吉です。
最低限必要な部分だけまとめました。
編集を楽にするDaVinci Resolve17の環境設定:例 | ぶいろぐ
DaVinci Resolve17のツール
商用利用を目出すのでなければDaVinci Resolve17は無償版で十分使えるソフトです。YouTube投稿動画も無償版でOK。なにより、AdobeのAfter Effectsに実装されているグラフィック編集機能も搭載されているので、習熟すれば3Dエフェクトのアニメーションも作ることができます。無料で。
ではなぜ有料版があるのかというと、有料版はより高度なエフェクト機能が使えるうえ、ネットワークを通じて様々な環境で作業ができたり、数人で仕事を共有できたりするなど仕事につながる機能が使えるからです。
また、仕事を効率化するために普通の動画編集ソフトにはない編集卓やスイッチャーなども別売していて映像クリエイターとして腕前を発揮するためには有償版を使うというすみわけができています。
Adobeが年間契約のサブスクリプション課金制なのに対し、DaVinci Resolve17有償版は買い切りという点も見逃せない点かもしれません。
まとめ
DaVinci Resolve17に関する情報は動画制作の情報サイトをご覧になられるか、SNSなどからご確認ください。
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