プロが注目する トランジション 三つの効果 DaVinci Resolve17

フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 トランジション を書きます。

動画編集を始めたばかりの人が手を出すのがトランジションです。

トランジションは映像と映像のつなぎ目を印象付ける特殊効果です。ワイプやディゾルブなど編集ソフトには大体おまけのようについています。

初めての人も手っ取り早く映像にアクセントをつけることができるので便利な反面、使い方を誤るとテンポが悪くなったり、何を表現したいのか分かりずらくなったりします。

作例をもとに効果的な使い方をおさらいします。

トランジション の効果的な使い方

先日、地域の取り組みを6分間の動画にしました。自然観察の体験ツアーをまとめたミニドキュメンタリーです。

ふつうに編集すると地味なものになりがちなのでトランジションを使った演出を試みました。

作品の事例をもとにトランジションの使いどころをまとめました。

トランジションの使いどころ
  • メッセージを印象付ける
  • 本来なら繋がりにくいカットを強引につなげる
  • わかりやすく解説する

メッセージを印象付ける

尺を使わずに視聴者の注意を惹きたいポイントの一つがオープニングタイトルです。

ペーストなる動画に静止画のテキストを置いて、丸が広がるトランジションを合成したもの。

編集ソフトのタイムラインの構造はシンプルです。

トランジション
静止画はPhotoshopを使って作画したものをPNGで書き出し、DaVinch Resolve17に取り込んで編集。
冒頭部分にFosionトランジション[Circles]をかけています。

なるべく手数を使わずに、手元にあるツールを有効活用することを考えるとコスパの高い動画を作ることができます。

[1]タイトルのデザインは、DaVinci … Continue reading

シーンを強引に繋ぐ

作例1分40秒の場面。ここでは前のシーンをいったんリセットして次のシーンを印象付けるため、ワイプから[ベネチアンワイプ]を当てています。

編集のセオリーでは、広い映像と広い映像は繋がりにくい組み合わせになります。映像の振幅がないためそのまま繋ぐと変わり目に気づきにくいのです。そんな時、トランジションを使って強制的に変わり目を印象付けることがあります。

わかりやすく解説する

視聴者の視線を強制的に誘導することで、込み入った内容をわかりやすく解説する時トランジションが効果を発揮します。

作例1分20秒付近の映像では、A→B→AとBの比較という流れで静止画をトランジションを使って編集しています。

トランジションを解説するチュートリアル動画を見ていると、オシャレな動画などでよく使われるかっこいいトランジションにスポットライトが当たりがちですが、こうしたトランジションを実際のシーンで使う機会はそう多くありません。

むしろ[ディゾルブ]や[ワイプ]などの地味目なトランジションの方が使う機会が多いのです。

トランジションが使いやすい映像

広告やアート作品など尺の短い映像作品は、限られた時間の中に情報を詰め込む場合が多いのでトランジションは効果があります。[グリッジ]など一瞬で強烈な味つけができるトランジションなどが活躍します。

逆にトランジションなど画面を加工する演出が使いにくいのがドキュメンタリーです。事実を積み重ねるドキュメンタリーなどでは、

映像を加工する行為そのものが信ぴょう性を損なうからです。使う際は、視聴者が作り物であることを感じ取りにくい[クロスディゾルブ]のようなシンプルなトランジションにとどめた方が安全です。

まとめ

新人時代「必要な素材が撮れていない」と編集マンによく注意されました。

ロケの取れ高が低く、必要なカットが撮れていなかったのです。それでも編集マンはよくできた人でテクニックを駆使して 足りない映像をなんとか繋いでくれました。

足りない映像を補うため使われたのがトランジションでした。

「トランジションは最後の手段です」という一言が今も耳に残ります。

トランジションにたよらず絵が撮れるのが一人前の動画補遺作者であることは、今も昔も変わらないように思います。

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References

References
1 タイトルのデザインは、DaVinci Resolveの[FUSION]のノードを使えば作画は不可能ではありませんが、かかる手間暇を考えるとhotoshopで一枚絵にしてしまった方が百億年早くできあがると判断しました。ノードを使ったアニメーションは超余裕のある時にチャレンジした方がいいです。