“小学生向け教育プログラム”YouTuberになる”の本気度がすごい

ノラ猫撫でて百万回再生!

こんにちは、フルタニです。放送局で番組づくりをしてました。

小学生のなりたい職業がYouTuberとよく聞きます。少し前までは子どもたちの人気者はテレビから登場してきましたが、今の子どもはタモリもサンマも知りません。子どもはテレビを見ないのです。

そんな時代を先取りした企画があると聞き、見に行きました。

2時間で作るYoyTube動画

「子ども YouTuber」の画像検索結果

夏休みに入った7月25日。二子玉川 蔦屋家電で開かれたのが「日本初の”YouTuberになる”から学べる小学生向け教育プログラム」です。

会場は店内の多目的ラウンジ。集まったのは小学生とその保護者10組。動画教室であることがわかるのはLEDライトがついた撮影用の三脚だけ。YouTubeでも人気の「スライム粘土」を紹介する、オリジナル動画を制作します。

企画したのはYouTuber Academy(ユーチューバーアカデミー)という企業です。慶應大学在学中の学生さんが立ち上げた若い会社です。

リテラシーもしっかり学ぶ

驚いたのは、小学生むけとは思えない密度の濃い内容です。

実技に入る前、子どもたちに講師とアシスタントを務める二人の若者が教え始めたのは”ICTリテラシー”。ICTとは情報(Information)通信(Communication)に関する技術(Technology)一般の総称のこと。

ICTと言われても当然子どもはわかりません。肝心なのはリテラシーを理解すること。リテラシーとは「適切に理解・解釈・分析し、改めて記述・表現する」ことです。

動画を作る前に、ICTリテラシーをアニメーションとクイズで学びます。

「ネットのものは一生残る」「個人情報は言わない」など、基本的な心得をワークショップの半分に当たる1時間かけて学び、動画制作に移ります。

大人ですら守れていない人が多い中、基本を子どものうちから学ぶことの意味は大きいように思います。

撮影、編集の基本を学ぶ

子どもたちが挑むのはセルフ動画。自分が出演者になってパフォーマンスを演じる動画のスタイルです。

とは言っても相手は小学生。ベテランYouTuberのようなトークスキルやタレント性があるわけではありません。

そこでスタッフが用意したのが小道具となるスライムです。スライムを触りながら動画の”さわり”と”展開”、”しめ”の部分を演じましょうと指導します。

②ストーリーボード
動画の中で何を伝えるか、スライム粘土の特徴をどう伝えるか、をストーリーボード(絵コンテ)を使って考えます。
ストーリーボードを作ることで、どのような動画をとるか、どのようにしたら伝わりやすいかを企画します。

よくできているのは、子どもが面白いと感じる小道具を使いながら、さりげなく展開を意識させていること。展開をスムーズに続けるためにはストーリーを作ることが大切と語りかけていることです。

③撮影
カメラの前での商品紹介は、一種のプレゼンテーション。
撮影は全て子供達同士で行っていただき、他のお子様が撮影中はカメラマンをつとめます。
みんなが協力して、それぞれの動画を制作していきます。

撮影はIpadを三脚に固定して撮影する自撮りです。初めてカメラを前にする子どももいましたが、数回リハーサルをしただけで喋れるようになるところが子どもの順応の速さ。

大人の世代からみるYouTuberの存在感と子どものそれとが確実に違うことがわかります。

④編集
撮影の後は、もちろん編集!
1人1台のiPadを持ってもらい、オリジナルの動画を制作します。

編集はipadで行います。編集アプリはimovie。余計な操作を省き、一番手軽に編集体験ができるシステム構成です。

ワークショップが提案する編集法は、音の編集。絵は気にせず言い間違いや、微妙な間合いを大胆にカットしていくように指導します。

ニュースやドキュメンタリーなどの映像編集では音で編集するのが鉄則です。

⑤鑑賞会
最後に作っていただいた動画を親御様に見ていただきます。
自分が作った作品を見てもらう経験は、一つの自信に繋がると考えております。

一本に繋がったところで音を入れます。子どもたちにとってはこれが1番のお楽しみ。アプリに同梱された面白効果音が子どもたちに大ウケです。

まとめ

子どもの習い事にYouTuberが加わると言うのも世の流れを感じます。しかし、楽しみながら技術に触れることはこれからの時代避けて通るわけには行きません。

いい大学に入り、終身雇用されると言う人生モデルが成り立たない時代になっています。好きなことにのめり込むことが自分を生かしていく道です。新しい試みはそのことを示唆しているように思いました。

≪注意事項≫
※完成した動画は、一般の検索では見られない「限定公開」の状態でYouTubeにアップロードいたします。「限定公開」では動画のURLを知っている人のみがみることができ、このURLについては保護者様のみにお伝えします。
※教材費1,080円(税込)はiPadレンタル費です。(iPadは、クラス専用のものを使用致します。)




ABOUTこの記事をかいた人

元テレビ番組制作者。再就職→窓際→WEBコンテンツ制作で復活。64歳にして動画制作に自分の価値を見いだしました。目指すのは地域に根ざした"伝える系"の動画制作です。スキルアップと感謝の気持ちを持ちながら楽しく生きていきます。編集のお手伝いも始める予定です。