DaVinci Resolve Text+ の使い倒し方

Text+で挑戦するタイトルグラフィック
フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Text+ を書きます。

動画のタイトル部分に掲載する文字テロップ。

通常のテロップとは違って少し派手目につくりたいものです。ところが、DaVinci Resolveに搭載されたのテロップ機能ではそんなに凝った作業はできません。

あたらしく搭載されたText+は、タイトル制作用に特化したデザイン機能をもった効果です。できれば使いこなせた方が得です。

Text+ の操作方法

DaVinci Resolve 16ではテキストツールを使って映像に文字を重ねることができます。

通常は「テキスト」というツールを使いますが、凝ったスーパーをしたいときは、 「Text+」 というツールが便利です。

「Text+」 を使うことで文字に様々な効果を加えることがでます。

DaVinci Resolveのエディットページを開き、ツールボックスらタイトルを開きます。 最上段にある「Text+」は GPUアクセラレーションが効くので、エフェクトとしても軽いツールです。

使い方は簡単。 「Text+」 をドラッグして、使いたいタイムラインの上にもっていくだけです。

様々な効果を設定すために、画面右上のインスペクタをクリックします。

するとフォントや大きさ、文字飾りなどを操作できるパネルが現れます。

日本語を打ち込むと最初は英語が表示されます。これは初期設定のフォントが[Open Sans]に固定してあるからです。

[Font]の▼ボタンを押すと、パソコンにぷあるフォントが英文で一覧表示されるので、その中から日本語を選びます。

Sllect Elementsとは

インスペクタの画面にある[Template]から、筆のマークをクリックします。

すると[Shading Elements][Sllect Elements]という表示があります。この表示をクリックすると1から8まで並んだ数字が出てきます。

デフォルトでは、1しか表示されていませんが、1は白い文字の色、2は縁取りされた部分が赤、3は黒いドロップシャドウ、4に青い背景色が設定されているのです。

もちろん変更は可能ですが、仕組みをわかりやすく説明するためのものです。

数字の右横には[enable]というチェックボックスがあります。ここに数字ごとにチェックを入れることで設定が有効になるというしかけです。

フォントを変える

フォントを小塚ゴシックHにしてみました。

縁取りをする

筆のマークをしたShadingというタブを開きます。すると [Sllect Elements] の1にチェックがつけられているのがわかります。

[Sllect Elements] を2にしてチェックを入れると文字に赤い縁取りがされました。2にはあらかじめ、「文字の外枠に赤い縁取りをする」という設定が読み込まされていたのです。

同じように見ていくと、3にはドロップ車道、4には背景に青い帯を置くことがプリセットされています。

5以降は空番となっていて、使いたい効果を自由に入れることができます。

影の位置や大きさ、角度に透明度などの微調整はダイヤルで細かく設定することができます。

アニメーション効果を付ける

上級者の話では、text+を使うことでアニメーション効果。例えば文字が回転したり、左右に動くなど操れます。

「Text+」 が本領を発揮するのはFUSIONです。FUSIONはレイヤーを駆使して作るエフェクトの運転席。

アニメーションなども付けることができます。有料ソフトの After effectsを使わずともテキストに様々な効果を与えることを考えると無料ソフトには思えないクオリティであることが実感できます。

テンプレートとして保存する

TEXT+で作ったテキストデザインはテンプレートとして保存することができます。方法は二つあります。一つは「Power Bins」の中に保存する方法。もう一つはFUSIONのエフェクトライブラリーとして保存する方法です。

Power Binsの中に保存する

[View][Show Power Bins]をクリックするとサイドバーに[Power Bins]が表示されます。

[Master]をクリックするとフォルダ欄が現れるので、タイムライン上のテキスト+をドラッグ&ドロップします。

これでデザインした文字種がテンプレート化して保存されます。

メリットは、プロジェクトが変わっても保存したTEXT+のデザインは共通して使えることです。

FUSIONのエフェクトライブラリーとして保存する

FUSIONからテキストノードを作成し、インスペクタでフォントや色、サイズ、位置を調整します。

調整が終了したテキストノード右クリックし[Macro][Create Macro] をクリックします。

複雑な一覧が表示されたパネルが出現します。

このパネルに表示された内容はインスペクタの記載に連動しています。

再利用先でテンプレートの内容を変えたくなったとき、この記述を埋め込んでおかないと変えられないので、この段階で編集したい要素にチェックマークを入れます。

よく使うのはtextとlayerです。それ以外は使うこと滅多にないので、私のようなライトなユーザーは無視してもかまいません。

マクロづくりが終了したらMacroに名前を付けてFUSIONの中にあるテンプレートフォルダに保存します。

有効にするため一度DaVinch Resolveを再起動します。

再起動したら、エフェクトライブラリーのTextの中に新しく作ったテンプレートができあがっていることを確認します。

実際に使う場合は、タイムラインにドラッグ&ドロップすればOKです。

まとめ

しゃれた文字アニメーションがこのソフト一つで作れるようになるのは魅力です。

操作方法は異なりますが、ここで経験を積むことで After effects などの技術も会得しやすくなるのでまずは使ってみることをお勧めします。

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