企画はすべてパクるものです

フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

番組の企画はゼロからつくるものではありません。大抵の企画にはその企画の底本ともいうべき先行事例があるものです。

それは過去の名作番組だったり、新聞ネタだったりします。

発想のきっかけになったものをそのまま企画にしてしまうと単なるパクリになるので、様々な角度から底本となった先行事例に色をつけ、オリジナルなものにしていきます。

ある種の型ができあがると、その型は”フォーマット権”として高く売れることができます。代表的なものに「クイズミリオネア」などがあります。

ドキュメンタリーでよくあるのは、ベストセラーに触発された企画です。

企画はもらうもの

山際淳司さんの「江夏の二十一球」はのちにNHK特集「スポーツドキュメンタリー・江夏の二十一球」になったとNHKの番組プロデューサーが朝日新聞で語っていたのを思い出しました。

企画に困ったら、出版物からネタをいただけばいいのです。

大丈夫。出版物は活字で勝負ですが、映像作品は映像と音声で勝負するからです。さらに映像に登場するのは現実に存在する人やものなので、現著作者の了解さえ受ければ別の作品になります。

四方を海に囲まれた日本に住んでいると、国境のイメージがなかなか頭に浮かびません。海外旅行で空港の出国ゲートを通過する時「ああここから日本でないのか」と思うだけです。でも実際は地続きに日本に足をつけ、日本の空気を吸っているのてすから、国境は抽象絵画を見るように想像の中の存在に過ぎないのです。

さらに、出版物の宣伝文をよく読むと。それはそっくり番組企画書になります。

まじめな人は納得できないかもしれませんが、誰も見たことのない企画などあり得ません。

誰かの知恵を借りそれを自分なりの知恵と工夫で味付けし、新しく見えるものを映像化するだけで精一杯です。

【解決策】企画がほしけりゃ本を読め

たとえばこんな本があります。

「世界の国境を歩いてみたら…」番組取材班 著(河出書房新社)

”番組取材で海外に行くと、国境の姿はいきなり具体的に見えてきます。異なる文化や社会が地続きに繋がっている世界では、紛争を避けるため国境を作ります。お互いの関係が緩やかだったり、国境周辺の土地が両国にとって利益をもたらさないところではかなりいい加減な扱いで線引きされているところがあります。しかし関係が険悪だったり、利害関係が極端だったりするところほど、国境の壁は高くなり警備は厳重になったりします。行って見てわかるのは人間の愚かさの象徴が壁となって現れているのです。

本書は愚かさを暴く言論ジャーナリズムとは正反対。野次馬根性で現場を見に行く助平根性丸出しの企画です。視線はあくまで人間目線から上に上がりません。しかし、だからこそ国境という人間が勝手にこしらえたハリボテの価値観を藪睨みで眺め尽くすことができるのです。”

ファクトとメッセージをわかりやすいように黄色で囲みましたよ。

「視線はあくまで人間目線から上に上がりません」なんてセールストーク。好奇心を鷲づかみする名文句じゃないですか。

こうした語り口、構成、ネタの選び方をいくつもいくつも頭の中の引き出しに入れておくと、いつかなにかのきっかけに化学合成が起こり、ひらめきが生まれるのです。

番組作りがうまいといわれる人ほど、膨大な資料を読み込みます。いいたいことを絞り込み、具体的な論拠をもとに物語化する。

企画の王道は活字の中に眠っています。

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