動画に使うアイキャッチはAfter Effectsを使うのが、コスパ的には正解のようです。
仕組みや操作方法が身につくまでには時間がかかりますが、一旦慣れてしまうと世界が広がり始めます。
長続きさせる秘訣は、いきなり上位ランクの作品に挑戦しないこと。
上位ランクの作品を数多く見て仕組みを勉強することは大切ですが、やるべきことは別にあります。
この記事では、After Effectsを簡単に身に着に付ける方法をご紹介します。
モチベを高める三つの方法

1.短いアニメーションに挑戦する
2.タイトルに絞る
3.他人に成果物を提供する
以上です。
私が続けているのは五秒程度の超短いクリップを量産すること。After Effectsでは動画尺のことをデュレーションと読んでいますが、長さが五秒に限定して作りました。
1.短いアニメーションに挑戦する
作るのは主に文字のアニメーションです。文字が動いたり消えたり変形したりするという様々な動作を作品にします。使い道は自分が制作した動画のタイトルにすること。
After Effectsが日常使えるツールになるまで使い込みました。
最近作ったのはあるセミナー動画のオープニングに使うアニメーションです。
セミナーのような素材は基本使える絵が限られています。人目を引くようなシズル感のある動画素材があるわけでもありません。
静止画のアイキャッチはPhotoshopなどを使って作ることはできますが、動画でオープニングを作るのは大変です。
そんな時、タイトルテキストがアニメーションのように変化する映像があるだけで本編の動画に彩を付けることができます。
このセミナー動画では、あらかじめ作り置いたAfter Effectsのテンプレートを使い、テキストの部分だけを入れ替えました。
扉のように開くアニメーションと動画のつなぎは編集ソフトのトランジションエフェクトを使って動きをつけました。
たったこれだけで地味な動画にテンポを付けることができました。
2.タイトルに絞る
タイトルは長くて5~6秒。そんなに長いものではありません。制作時間をかけなくても一応のものは作れます。
大きさや書体を変えることで文字だけでも十分な効果を得ることができます。
おまけに一回作ったものを使いまわしにすることが多いので、気に食わないところがあればその都度修正を加えて磨き上げることができます。
3.他人に成果物を提供する
最近街中でよく見かけるデジタルサイネージ。それに伴いコンテンツの需要も増えています。
AfterEffectsを使って5秒程度のアニメーションを作りました。
簡潔な情報も動きを付けると格段に見栄えが良くなります。
写真などの静止画をPowerPointで編集してスライドショーにする方法で上映されています。静止画の代わりにMP4で作られた動画ファイルを貼り付けることもできます。
写真構成ですら使いこなせない人も世の中にたくさんいます。こうしたニーズに応えると喜ばれますし、自分の腕も磨くことができるので、声をかけられたら積極的に応じましょう。
自分の目の前にニンジンをぶら下げろ
学ばねばならない重要なテーマも、興味がないとなかなか身につきません。
身に着けるためには自分のモチベーションをどうやって高めるか考えた方がいいのです。
理屈で自分をねじ伏せられなければ、取る方法はただ一つ。
ドーパミンを強制的に増やすのが早道です。
ドーパミンとは人間の脳の部位「側坐核(そくざかく)」から分泌される脳内物質。
やる気の元と呼ばれる物質であることが科学的に実証されています。
人間はお金や自分に対する評価など、報酬への期待を感じたとき、ドーパミンが大量に分泌されるのです。
After Effectsで作られた動画は高度なものほど複雑に入り組んだ構造になっています。
複雑になりすぎるといくら報酬が積まれても複雑さが壁となって作業を進めることができません。
出来るだけ基本的なパーツにバラしてシンプルにすることが報酬への期待を高め、ハードルを下げるためのコツです。
成果物を他人に提供する
動画投稿の目的は、YouTubeなどの媒体を使って作った作品を公開することです。
公開した作品が評価されることで投稿者は報酬を受け取ることができます。
「役に立つ知識や経験を与えていただいてありがとう」と人に褒められると悪い気はしません。
やる気が出てくることを承認欲求が満たされると言います。
After Effectsはこの承認欲求に答えてくれるのです。
使うのはAfter Effectsで書き出した動画ファイルではなく、アニメーションの作り方。
いわゆる設計図そのものを提供することです。
After Effectsはプロジェクトという一種の枠組みで素材や作り方をコントロールしています。
その仕組みは依存関係(Dependencies)というツールを使用することでプロジェクトの整理及びコピーをすることが出来ます。
[After Effects] アーカイブやプロジェクトを他人に渡す時に便利な依存関係(Dependencies) | Curioscene (キュリオシーン) – 映像ハック、チュートリアル
一括りにしたファイルを成果物としてアップロード・公開、共有することで評価してもらうことができれば楽しさは二倍になるというわけです。
アップロードの方法
アップロードの方法を調べてみました。
ファイルの公開には様々な方法がありますが、コードがわからないテクノロジー初心者の私には二つの方法が無難なように見えました。

1.WordPressのプラグインでアップロード公開
2.NOTEの機能を利用する
必要に応じて選びましょう。
そので探し当てたのが二つの方法。一つはブログの記事に連動してファイルをダウンロード提供できる機能を身に着けること。
もう一つは文章、写真、イラスト、音楽、映像などの作品配信サイト「NOTE」[1]運営者は株式会社ピースオブケイクを利用することです。
プラグイン
使うプラグインは「Download Manager」。
使い方は簡単。プラグインを有効化して、左サイドメニューに出現したDownloadメニューから記事を開き、公開したいファイルをドラッグ&ドロップするだけ。
ショートコードを任意の記事に貼り付けるとそこからダウンロードができます。
プラグイン WordPress Download Manager | ちゅうどう日記
NOTE
もう一つの方法は、作品配信サイト「NOTE」に自分のアカウントでサイトを作り、その記事中に公開したいファイルを、これまたドラッグ&ドロップするだけです。
https://note.com/oiuy/n/n790cbdeaa715
「NOTE」の利点は有料化できること。記事の上半分を無料公開。有料で提供したいファイルは有料と区切った下半分に置くことで簡単に整理できます。
「NOTE」は契約時にクレジットカードの登録を紐づけているので、収益があれば振り込まれる仕組みになっています。
将来的に作品を販売したい人にはこの方法が簡単だと思います。
まとめ
ブログにしても動画投稿にしても、一歩一歩継続することが高みに登るための道です。
継続するには楽しみながら作ることが大切です。
自分に報酬を与える仕組みなど上手に組み合わせながら続けましょう。
References
↑1 | 運営者は株式会社ピースオブケイク |
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こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 心得 を書きます。