【Pr】編集用素材を”尺縮め”する効率的方法

リップル削除
フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

撮影してきた素材にはリテイクカットやミスショットなど使わない無駄なシーンが含まれています。

使える部分だけ抽出しておくと編集が早くなります。

ビデオ編集の時代は放送尺の3~5倍程度だったような記憶がありますが、ビデオテープ代が不要でかさばらないため、撮影現場は保険も含めて遠慮せずカメラを回します。

そのため、編集が膨大な素材から使えるカットを選ぶのが当たり前になりました。すべて見ていては当然時間がいくらあっても足りません。そこで、編集現場は容赦なくいらないカット(クリップ)を切り捨てます。

「いらない」と思ったカットは手間をかけずに削除するのが肝心です。きょうはPremiere Proを使ってできる負担削減策を一つご紹介します。

リップル削除の使いかた

ドキュメンタリー素材のような長時間素材は別として、尺の短い動画素材は「尺縮め」した素材を使うのが普通です。

尺縮めとは、素材の中から使えるカットやシーンだけ抜き出して編集用素材をつくることをいいます。

大体、作品の5~6倍の時間にまとめるといちいちオリジナルを探しに行く手間が省ける分だけ編集作業が楽になります。

Premiereには「リップル削除」という尺縮めをする際使える仕組みがあります。削除したいカットを選んでリップル削除すると、いっぺんに整理ができます。

手順は次の通りです。

  • 撮影素材をいったんすべて編集ソフトに取り込む
  • 時系列に素材をすべてシーケンス(V1)に並べる
  • 頭から試写しながら、使えそうな部分にカット点を入れ、使いたいカットだけ空のシーケンス(V2)に移動する
  • 調整レイヤーを別の空のシーケンスに貼り付ける
  • カットした素材をすべて選択し、【alt+↑】キーを押してすべての素材を調整レイヤーに移動する
  • 続いて【alt+↓】を押すと選択した素材が再び元のシーケンスに戻り、調整レイヤーが歯抜け状態になる
  • 調整レイヤー全体を選択し[リップル削除]を選択
  • すると、下の素材の隙間が詰められ一本の素材になる

以上です。こうして一本化された尺縮め素材は別途名前を付けて保存し、ここから本編集を始めましょう。

まとめ

一般に使われている方法は、カットしてその都度不要なシーンを取り除くという方法だと思います。これではトータルでムダな時間が発生します。チリも積もれば山になるように、時間効率化のキモはチリのような時間をどうやってカットするかです。調整レイヤーとリップル削除の合わせ技で、時短につなげてみてはいかがでしょうか。




ABOUTこの記事をかいた人

元テレビ番組制作者。再就職→窓際→WEBコンテンツ制作で復活。64歳にして動画制作に自分の価値を見いだしました。目指すのは地域に根ざした"伝える系"の動画制作です。スキルアップと感謝の気持ちを持ちながら楽しく生きていきます。編集のお手伝いも始める予定です。