【選書】コロナ時代の動画プロデュース論「動画の世紀」

動画の世紀
フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

放送局の中にいると世の中の動きが見えなくなることがあります。最新のニュースや流行には敏感になりますが、世間の常識には疎くなります。なぜかというと放送局は組織と規律がしっかりしているため、中で働く人は外の変化を気にすることなく暮らして行けるからです。

放送局から離れると、社会に対する意識のズレを強く感じます。そんな違和感を動画の世紀としてまとめた本が発行されました。

動画の世紀 The STORY MAKERS

推薦レビュー
  • 動画や映像関係者だけでなく全業界の方にお勧めしたい
  • 動画はアウトプットの見せ方に過ぎないので、大事なのはストーリー
  • 『動画×○○』の掛け合わせで新たなビジネスが生まれる時代
  • コンテンツを制作する際の志や可能性を信じる気持ちはブレていない
  • 動画にストーリー性をもたせて共感を得ることは、個人にとってただの動画コンテンツではなくなる

「20世紀は映像の時代」といいます。当時のニュースや映画それに一般人が記録した膨大な映像は社会や暮らしを変えていく触媒になったからです。ネットの普及そしてコロナ。映像は社会の有りようを記録するメディアから個人が発信するツールとしてその流れを大きく変えました。20世紀は映像から動画の世紀に姿を変えているのです。

「活字と映像はリンクによって相互に補完し合う」という、至極当たり前の仕掛けがこれからの時代を変えていく、そんな時代を予感させる本です。動画にストーリー性を持たせて、人と共感をどう作り上げていくかということを、第一線の動画プロデューサーが論考します。

まとめ

「これからの映像文化を牽引していくのは放送局ではなく、動画プラットフォーマーやクリエイターである」そんな未来を感じさせる強い意志を感じます。

本書は電子書籍のみでの販売です。関連資料などの”参照資料”は活字情報だけでなく、YouTube上にある動画も多いことから、従来のような紙での出版だと利用者は一手間かけて資料を探しに行かなくてはなりません。電子書籍ならそのままURLをタップすればリンクに飛べるので「電子書籍のみ」での出版には著者のコンテンツに対する考え方が反映されているのだと思います。




ABOUTこの記事をかいた人

元テレビ番組制作者。再就職→窓際→WEBコンテンツ制作で復活。64歳にして動画制作に自分の価値を見いだしました。目指すのは地域に根ざした"伝える系"の動画制作です。スキルアップと感謝の気持ちを持ちながら楽しく生きていきます。編集のお手伝いも始める予定です。