「企画までAIに任せるのはズルい」と思っていた私が考えを変えた理由

動画制作で、一番時間がかかる工程はどこでしょうか。

撮影でしょうか。
編集でしょうか。

実は違います。

一番時間を奪われるのは、企画を考え、構成を組み立てる時間です。

パソコンの前で腕を組みながら、

「何をテーマにしよう」
「どんな順番で話そう」
「この企画、本当に面白いかな」

そんなことを何時間も考えてしまう。

私もずっとそうでした。

ところが最近、この工程をAIに任せるようになりました。

すると、半日かかっていた企画作りが10分ほどで終わるようになったのです。

ここまで話すと、必ずこんな声があります。

「企画までAIに考えさせるのは抵抗があります。」

その気持ちはよく分かります。

私も最初はそうでした。

「企画までAIに任せるのはズルい」と思っていた私が考えを変えた理由

AIは「考える代わり」ではない

このモヤモヤを解消してくれたのが、DeNA創業者の南場智子氏の考え方でした。

南場氏はAIを**「意思決定の速度を上げる装置」**として使うと話しています。

この言葉を聞いたとき、私はハッとしました。

AIは自分の代わりに考える存在ではありません。

考えるスピードを速くしてくれる存在なのです。

ここを勘違いすると、

「AIに考えさせるなんて手抜きだ」

という発想になります。

でも実際には逆です。

本当に時間がかかっているのは「決めること」

企画が進まない理由は、アイデアがないからではありません。

選べないからです。

動画ネタは10個ある。

でも、

「どれがいい?」
「この順番でいい?」
「視聴者は最後まで見てくれる?」

この判断で止まります。

AIは、この止まっている時間を短くしてくれます。

例えば、

「40代男性向けの動画企画を20個考えて」

では終わりません。

私はさらに、

「この中で再生数が伸びそうな順番に並べて」

「初心者向けに並べ替えて」

「クリックしたくなるタイトルを付けて」

「一番弱い企画を教えて」

と、どんどん判断材料を出してもらいます。

最後に選ぶのは自分です。

つまり、

AIは企画を決めるのではなく、決めやすくしてくれる。

この違いがとても大きいのです。

AIは「最初の60点」を作るのが得意

白紙から企画を考えるのは苦しい。

でも60点の企画を80点に直すのは、それほど難しくありません。

AIはこの「最初の60点」を作るのが得意です。

タイトル。

ターゲット。

構成。

オープニング。

話す順番。

これらを数十秒で作ってくれます。

もちろん、そのまま使うことはありません。

「この部分は自分らしくない。」

「もっと体験談を入れよう。」

「ここは削ろう。」

そうやって編集していく。

動画制作で一番価値があるのは、最初に叩き台を書くことではなく、最後に自分らしさを加えることです。

AIが作るのは「答え」ではなく「選択肢」

企画をAIに任せることへ抵抗がある人は、

「AIの答えを採用しなければならない」

と思っています。

でも実際は違います。

AIは答えを出しているのではありません。

選択肢を大量に出しているだけです。

A案。

B案。

C案。

その中から選ぶのは、あなたです。

映画監督も、編集者も、プロデューサーも、企画会議では複数案を比較します。

AIは、その会議を一人で開けるようになっただけなのです。

人間にしかできない仕事は、むしろ増える

企画の骨組みをAIが作る。

その結果、人間は何をするのでしょうか。

体験談を書く。

感情を乗せる。

失敗談を入れる。

視聴者の気持ちを想像する。

ここはAIには真似できません。

だから私は、AIを使うようになってから、

「考える時間」が減ったのではなく、

「本当に考えるべきこと」に時間を使えるようになりました。

企画作りは速くなりました。

でも動画は、以前より自分らしくなっています。

それが、AIを企画段階で使う一番大きなメリットだと感じています。

まとめ

企画をAIに任せることへ抵抗を感じる人は少なくありません。

しかし、AIはあなたの代わりに創造する存在ではありません。

判断を速くし、選択肢を増やし、白紙の時間をなくしてくれる存在です。

最後に決めるのは、あなたです。

だから企画は「AIが作ったもの」ではありません。

AIと一緒に、あなたが作った企画なのです。

もし今、企画で何時間も悩んでいるなら、一度だけ試してみてください。

AIに「この企画の構成を3パターン考えて」と頼んでみる。

そこから始めるだけでも、動画制作のスピードは驚くほど変わります。