DaVinci Resolve で他のPCに移したら素材がリンクされない?原因と解決法を徹底解説!

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 DaVinci Resolve で他のPCに移したら素材がリンクされない?を書きます。

「え?……なんで真っ黒になってるの!?」

別のパソコンでDaVinci Resolveのプロジェクトを開いた瞬間、あの恐怖の“オフライン祭り”。
タイムラインはあるのに映像は真っ黒、音声も鳴らない、素材の名前の横に赤い「メディアオフライン」。

あの瞬間、心臓止まりますよね。笑

僕も最初のころ、めちゃくちゃやらかしました。
自宅で編集してたプロジェクトを外のカフェで開こうと思って、
外付けSSDを繋いでResolveを立ち上げたら――

「……素材が全部消えてる!?」

いや消えてはないんだけど、リンクが全部切れてる。
つまり、Resolveが「どこに素材あるのかわかんないよ〜」って迷子になってる状態。

💾 DaVinci Resolveで「他のPCにプロジェクトを持っていったら素材がリンクされない!?」そんな時の対処法を徹底解説!

☕️ たとえばこんなシーン、ありません?

旅行Vlogを編集中で、素材は全部外付けSSDに保存してある。
家ではサクサク編集できてたのに、次の日、カフェで続きをやろうとしたら…

Resolve:「メディアが見つかりません」

もう、画面にそのメッセージが出た瞬間、心の中で「うそでしょ!?」ですよ。
BGMも消えてる、B-rollも真っ黒、タイトルアニメーションだけが虚しく動いてる。

で、「あ、再リンクすればいいんだよね」と思って「検索」ボタンを押したら――Resolveがフリーズ。
1分、2分、5分……動かない。

「おいおい、コーヒー冷めるぞ…」っていうやつです。

😱 原因は“パス”と“ドライブ名”

じゃあ、なぜこうなるのか?

答えはシンプルで、「ファイルの場所が変わっている」から。

Resolveはプロジェクトの中で「この素材はここにありますよ」っていう“住所情報(パス)”を覚えてるんですね。
でも他のPCに持っていくと、
その住所(ドライブレターとかフォルダ構成)が変わっちゃって、
Resolveが「あれ?あのファイル、どこいった?」って迷子になる。

特にWindowsだと、外付けドライブのレターが
「F:」だったり「G:」だったり変わることがある。
家のPCでは「Fドライブ」だったのに、カフェのノートPCでは「Eドライブ」。
これだけでリンク切れ。

Resolveはけっこう正確に覚えてるので、1文字違うだけでも見失っちゃうんです。

💡 対処法①:「ファイルパスの再リンク」で手動検索!

まずは焦らず、「メディアオフライン」の素材を選択しましょう。

1️⃣ メディアプールでオフライン素材を右クリック
2️⃣ 「メディアのリンク」または「Relink Selected Clips」を選択
3️⃣ 素材が入っているフォルダを指定

これでほとんどの場合は復活します。

ポイントは、素材がまとまっているフォルダを1つ上の階層で指定すること!
Resolveが自動的に中の素材を全部見つけてくれます。

💡 対処法②:「スマートビン」や「オフライン検索」で確認!

Resolveのメディアプールには、「オフラインのクリップ」だけを表示する方法があります。
検索バーに「offline」と入力すればOK。

これで、どの素材がリンク切れになってるのか一目瞭然。

もし全部手動でリンクするのが面倒なときは、
「Relink Selected Clips」で複数選択 → まとめて検索、
これが一番ラクです。

💡 対処法③:「ドライブ名を統一する」習慣を!

これは未来のトラブルを防ぐための鉄則。

外付けSSDやHDDを使うなら、常に同じドライブレターを設定しましょう。

Windowsなら「ディスクの管理」でドライブ文字を固定できます。
たとえば「Fドライブ」に固定しておけば、どのPCに挿しても同じ「住所」で認識されます。

これだけで、リンク切れの9割は防げます。

💡 対処法④:「プロジェクトアーカイブ」で丸ごと持ち出す!

DaVinci Resolveには「プロジェクトアーカイブ」という便利な機能があります。

これは、プロジェクトファイルと素材を全部ひとつのフォルダにまとめて保存できる機能。
別のPCに持っていっても、リンク切れが起きない。

手順は簡単👇

1️⃣ 「ファイル」→「プロジェクトマネージャー」
2️⃣ 対象プロジェクトを右クリック
3️⃣ 「アーカイブを作成」

これでResolveが自動的に素材をまとめてくれます。
SSDにそのままコピーすれば、他のPCでも完全再現!

地味だけど、めちゃくちゃ助かる機能です。

プロジェクトアーカイブは複数の環境で編集する際便利だけど、気をつけないとかえってややこしくなることがあるんだ。その対処法を別記事にまとめたよ。

😭 僕の“失敗談”を少し…

昔、企業案件の映像を編集してて、納期が翌朝だったんですよ。
夜中2時に「よし、あとは家で仕上げよう」と思ってMacBookにデータをコピー。

で、家に帰って開いたら――

Resolve:「すべてのメディアがオフラインです」

いや、マジで血の気が引きました。

素材フォルダの構成を変えてたのが原因で、パスが全部ズレてたんですよ。
100個以上の素材を1個ずつ手動でリンク……。
結局、夜明けとともに納品。笑

あの時「アーカイブ機能」の存在を知っていれば、もっと早く寝れたのに。

🎯 まとめ:「リンク切れ」は慌てず、パスを整えよう!

Resolveでプロジェクトを別のPCに持っていくときは、
リンク切れは“避けられないトラブルのひとつ”です。

でも慌てなくてOK!

ポイントはこの3つ👇

  1. メディアプールで「Relink」操作を覚える!
  2. ドライブレターを統一しておく!
  3. できれば「プロジェクトアーカイブ」で丸ごと保存!

この3つを意識するだけで、リンク問題はほぼ解決します。

もう「オフライン地獄」に泣かされることはありません。
安心してどこでも編集できる――
それが、DaVinci Resolveを使いこなす第一歩です。