DaVinci Resolve17に Photoshopを読み込ませる 方法

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Photoshopを読み込ませる を書きます。

DaVinci Resolve17でPhotoshopで作ったpsdファイルを読み込ませるにはどうしたらいいのでしょうか。

読み込ませるには少々手間がかかりますがOKです。

DaVinci Resolve17にPhotoshopで作ったpsdファイルを読み込ませる方法

DaVinci Resolve17でPhotoshopで作ったpsdファイルをレイヤー別に取り込むにはコツがいります。
というのも、Photoshopで作ったpsdファイルは通常の方法で取り込もうとするとレイヤーが一枚絵に統合されてしまいます。

こうなるとレイヤーを個別に使いまわすことはできません。

レイヤーをわけて使いたい時は、少し面倒ですが別の方法を使うことになります。
その方法とは[Fusionページ]を使うことです。

レイヤーごとに重なった画像も、いったんレイヤーごとに分割できればDaVinci Resolve17上で合成できます。

Photoshopのpsdファイルをレイヤーごとに分別するにはFusionページを使います。
Fusionページの持つ機能を使っていったん必要なレイヤーだけ抽出し、エディット画面でまとめればいいのです。

【方法1】タイムラインから取り込む

DaVinci Resolveの[エディット]ページを開き、psdファイルをタイムライン上に配置します。

配置したpsdを指定したままで[Fusion]ページを開き、画面上のメディアプールのpsdファイルのアイコンをタイムライン上に同じくドラッグ&ドロップします。するとノードが上の図のようになります。psdファイルのある[mediain1]の[インスペクタ]から[layer]を開きます。

[layer]を開くとpsdファイルのレイヤー構造がわかります。一番上が画像を束にした[Marge]で、その下に個別のレイヤーが並んでいます。

この中から表示したいレイヤーを選択することで好みのレイヤーを抽出することができます。

[エディット]ページに戻ると、指定したレイヤーだけが分離されていることがわかります。

残りのレイヤーを表示させるには、この作業を繰り返さなくてはなりません。

そのため、タイムラインのクリップを分割して、カットごとに異なるレイヤーを指定していきます。

ふたたび[Fusion]ページで分割されたカットのレイヤーを指定し直します。

タイムライン上に分割されたカットは、自由に編集することができます。

元のpsdのレイヤー構造を再現するには、手作業で並べ替える必要があります。

分割したレイヤーを積み重ね、カットの縮尺を変えて並べ直すと上の図のようなマルチ画面風の演出をすることができるようになります。

【方法2】FUSIONから取り込む

[エディット]のタイムラインに[Fusionコンポジション]を配置し、[Fusion]ページでpsdファイルをインポートする方法です。

[エディット]のタイムラインに[Fusionコンポジション]を配置します。

配置したコンポジションを指定したまま[Fusion]ページを開きます。すると[MediaOut]のノードが表示されています。

プロジェクトウィンドウ上部にある[Fusion]から[Inport][psd]を開いて取り込みたいpsd選択します。

この場合では5枚のレイヤーからなるpsdサンプルファイル[pic1-5]を選択します。

するとノード画面にpsdのレイヤー構成が表示されます。

このノードの中から表示させたいレイヤーを選ぶことでDaVinci Resolve上でpsdの編集が可能になります。

pic1からpic5にはそれぞれの画像が入っています。5番のノードから出力線をつなぐと選択した画像だけが表示されました。

[エディット]ページを開くと選択結果が反映されています。

一つの[Fusionコンポジション]で一度に表示できるのは一つのレイヤーだけなので、すべてのレイヤーを表示させるため[Fusionコンポジション]を分割します。

分割した[Fusionコンポジション]にそれぞれのレイヤーを割り当てていきます。

割り当てが終わったら、[エディット]ページで編集します。

分割したレイヤーを立てに重ね、さらにレイヤーごとの比率を変えるとアニメーションが出来上がりました。

まとめ

DaVinci Resolve17のfusionページでは、ノードという方法で映像の加工を行います。Adobeで慣れた人には少し戸惑うかもしれませんが、このような作業を積み重ねることで習熟できるので、機械があれば続けてみてはいかがでしょうか。

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