編集時の 音量調整 の方法・ビギナー向けDaVinci Rresolve18

編集時の音量調整の方法・ビギナー向け
フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 音量調整 を書きます。

DaVinci Rresolve18で編集を始めたけれど、音の上げ下げがわからないとお困りではありませんか。

DaVinci Rresolveで音量を変えるには何通りかあります。

一番簡単なのは[エディット]ページのタイムラインにクリップを置いて、[音声レイヤー]の波形にあるレベルメーター(横線)をマウスで上下させる方法です。

シーンによって音量を細かく上げ下げしたい場合はキーフレームが使えます。

ノイズを除去したり、音質を変えたりしたい場合は[フェアライト]ページで行えます。

編集時の 音量調整 の方法・ビギナー向けDaVinci Rresolve

番組制作の終盤を「ポスプロ」[1]ポストプロダクション (Post-production) … Continue reading と呼びます。DaVinci Resolve18を使って音声をポスプロする方法を見ていきます。

音量調整のおおまかな流れは次の通りです。

ポスプロの流れ
  • 映像の編集
  • 音の編集
  • ナレーションの録音・アフレコや効果音の追加(MA)
  • そのほかに、VFXの追加合成。 映像/音声の補正・修正(カラコレなど) テレシネ(フィルムから電気信号への変換)

動画編集の序盤はシーンをつないで一本の流れにする作業です。

流れが出来上がったところで音の調整を行います。

雑音を取り除いたり強弱をつけたり、セリフやナレーションを入れたりします。

このように音を調整すること「整音」と呼びます。

動画の音声処理は極めようとするときりがありません。

音量、音質、左右バランス、遠近感、雑音除去と範囲が広く、学ぶことも多いからです。

この作業ではMAルームといえ音声処理専用のスタジオを使います。

整音の技術を持ったエンジニアが編集作業に参加することになります。

番組の長さにもよりますが、短くても半日。

長い番組では数日かかることもあります。

DaVinci Resolve18には、整音の技術を持ったエンジニアが使うような高度な仕組みが組み込まれています。

それが「Fairlight」ページです。

編集画面下にあるタブに独立しています。

中はこんな形。

ノイズの除去やミキシング、初心者のみならず番組制作者でも理解不能。

使いこなせるのはプロのエンジニアしかいません。

このソフトを初めて使う人が不思議に思うのは、音声の編集はカットページでもできることです。

EDITページ

音の上げ下げくらいは、カットページの音声トラックを調整することでできます。

にも関わらず音声編集に特化した「Fairlight」のようなページがあるのはなぜか。

それは、DaVinci Resolve18がプロの編集を意識して開発された編集ソフトだからなのです。

YouTubeの投稿など個人がつくる動画はプロのエンジニアの腕を借りるまでありません。

そこで最小限の調整をめざします。

DaVinci Resolveで音を操作する

編集( EDIT )ページでできることは主に音量の調整です。

EDITページに備わっているオーディオ編集機能とFairlightページの編集機能の違いについて気になる人がいるかもしれません。

同じエンジンを使用しているのでクオリティに差はありません。

カットページの音量調整は次のように行います。

  • タイムラインの下部にある音声(オーディオレイヤー)が入ったトラックを開く
  • 音の波形が現れる
  • 波形の上にある音声のボリュームを表す白線をマウスで上下に動かす(全体の音量が変わります)
  • ボリュームを一部だけ変えたい場合は波形にマーカーを打ち込みマウスで調整する

作業を始めるにあたり頭に入れておきたいことがあります。

それは音割れです。

音が割れてしまうと調整はほぼ絶望になります。

音が割れる原因はオーディオパネルにあるレベルメーターの値(ゲイン)がピークを越えることにあります。

この現象を防ぐにはレベルが一定値を超えないようにすることです。

動画内で一番音量の大きい部分が【-6dB】に届くくらいを目安に調整するとよいでしょう。

1.オーディオトラックの仕組み

まずはじめにEDITページの仕組みをおさらいします。

EDITページは映像を格納するビデオトラックと音声を格納するオーディオトラックに分かれています。

トラックには音声ファイルを格納することができます。[2] … Continue reading

音声を付け加えるには、素材の音声ファイルをオーディオトラックの中にドラッグします。

トラックは複数重ねることができます。

重ねることで音のミキシングや入れ替えのような複雑な編集[3] … Continue readingも可能になります。

2.ボリュームの調整

EDITページの音声トラックでできるのは音量の調整です。

初めての人には作業がしやすいように、オーディオレイヤーの枠を広げておくと作業がしやすいと思います。

方法は操作したいレイヤーの下隅をドラッグするだけ。

こうするとオーディオの波形が拡大され見やすくなります。

波形の上に見える白線はオーディオのボリュームレベルです。白線を上げ下げすることでカット全体の音量が上下します。

インタビューなどの音声が小さい場合は、白線を上に少し上げ、ボリュームを大きくしましょう。

3.全体のボリュームを調整したい場合

波形のように見えるのが音の大きさです。

山のような部分は大きな音。

反対に谷のような部分は音が小さくなっていることを示しています。

波形の中程に見える白い線が全体の音量です。

この線はマウスで上下させることができます。

音を大きくしたければ上へ、小さくしたければ下へ下げれば音量が変わります。

音の始まりと終わりの部分については、フェイドイン、フェイドアウトと言って角をとるように音を下げることができます。

ひとかたまりになった音声ファイルの上、左右の端にマウスを持って行くとスライドする△マークが現れます。

このマークを横にスライドさせるとフェードイン、フェードアウトすることができます。

注意しなくてはならないのが音割れです。

波形のピークが0デシベルを超えないよう。超えてもわずかな量にとどめましょう

一部分だけ音を上げ下げしたい場合はどうしたらいいのでしょうか。

4.部分的に音量を調整したい場合

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DaVinci Resolve は音声の波形の部分にキーフレームと呼ばれる目印を打つことで音量を調整することができます。

キーフレームとは波形の上にある白い丸の部分を指します。

この白い丸を上下することでボリュームを操作することができます。

キーフレームはオーディオ波形の上で「Altキー」を押すことでいくつでも作ることができます。

打ち込んだ白い点は、マウスを使うことで上下に上げ下げすることができます。

複数の白い丸を結んだ白線が斜めになり、音声レベルが徐々に変化していることがわかります。

突発的な音を小さくしたい時など、邪魔な音の周囲にキーフレームを打ち、不要な音のボリュームを下げます。

こうすることで邪魔にならないレベルに調整することができます。

実音とBGMなどで構成するニュース企画などは上げ下げするだけでも十分実用に耐えます。

5.インタビュー音声の差し替え

インタビュー動画を作るとき、カメラマイクで拾った音が使えない場合があります。

周囲の雑音が強い場合などです。

私の場合、収録時にカメラマイクとは別にピンマイクとiphoneを使ってインタビューの音声だけ別に収録する方法をとっています。

編集時に音だけ差し替えることを目的としたもので、放送局では当たり前のように使う手段です。

編集ではまず、映像と音声をタイムライン上に配置します。

次にiphoneで収録した音声ファイルを切り出し、タイムラインの音声トラックに配置します。

インタビュー音声だけ二つのトラックに配置されたことになります。

次に、音声の波形を見ながらタイミングを一致させます。一致させることに成功したら、使わないオーディオトラックのボリュームを下げるかミュートします。

ミュートは、トラックの左にあるアイコンを押すことで簡単にできます。

ノイズの補正方法

雑音が入ったオーディオファイルの場合、音量を上げると雑音もひどくなります。

こんなお悩みを解決するには、プロが使う「Fairlight」ページです。

フェアライト( Fairlight )には主に4つの大きな機能があります。

ボリュームコントロール(Volume Control)
エディットページにもある音量調整ができます。

パンニング(Pannnig)
ステレオや5.1chなどの映像で使われる効果です。前後左右に音源を動かすことで、音の立体感を出すのがパンニングです。

ダイナミクス(Dynamics)
小さい音を大きくしたり、大きい音を小さくするなど、ボリュームコントロールでは調整しきれない微細な音の強弱を調整する機能です。

イコライジング(EQ)
音声信号の周波数特性を変更する機能です。

  • 余計な音(不快な音、必要のない音)をカットして心地よい音にする。
  • 音色を作るためにEQを使う。

例えばインタビューした人の音声が周囲の雑音で聴きにくい場合。この場合は人間の声の周波数以外の周波数をカットすることで雑音を取り除きます。

やり方は別記事にまとめました。

高度な調整はプロに任せよう

音の編集は奥が深く、映画やミュージックビデオなど、音のエンジニアが活躍するためには、深い知識と確かな技術の積み重ねが必要です。

これから音の世界を極めよう。音で生活していこうと考える人であるならば、フェアライト( Fairlight ) に挑戦してみてください。

エンジニア直伝! クリエイターのためのミックス&マスタリング最新テクニック

まとめ

DaVinci Resolve18で音量調整する手順をおさらいします。

  • 初心者は編集( EDIT )ページを使って音の上げ下げをしましょう
  • 音の上げ下げはオーディオトラックにキーフレームを使いこなしましょう
  • キーフレームはマウスで上下す流だけでOKです
  • 注意するのは音を上げすぎないこと>0デシベルを超えないこと。

音声バランスを整えるだけで十分聴きやすい動画にすることができます。

DaVinci Resolveの音声編集は操作パネルが複雑な上、ガイドブックもあまり見つからないため独学は苦労します。

使いこなしたい人はエキスパートから直接習ったほうが100倍時短でスキルが学べます。

私が学んだのはデジタルハリウッドの動画クリエイターコースでした。

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References

References
1ポストプロダクション (Post-production) は、放送やパッケージメディアなどの映像作品、映画の製作における撮影後の作業の総称。この作業を担当するスタジオないし制作会社のことを指す場合もある。
2複数のトラックに異なる映像や音声ファイルを入れることができます。映像の場合は上に配置した映像が優先されて表示されますが、音声の場合は混ざり合います。
3編集では映像と音声を差し替えながら完成させる場合が多く、ずれが起きると視聴者に違和感を感じさせることになるので編集段階で注意する必要があります