DaVinci Resolve17でテキストアニメーションを習熟しようと思ったら、[Fusion]ページの[Inspector]を繰り返し練習するのがベストです。
テキストを拡大縮小させるようなシンプルなアニメーションを作り続けると、英語だらけで仕込みも複雑な構造がだんだん見えてきます。
文字が縮小 するテキストアニメーション
枠の外にはみ出すくらい拡大されたテキストが縮小して画面に収まるアニメーションを作ります。
まず、[エディット]ページでタイムライン上に、[単色]を下に、[Text+]を上に配置します。
インスペクタを開いて、任意の文字「ぶいろぐ」を入力。フォントも任意の日本語フォントを選びます。
[Text+]を選択したまま[Fusion]ページを開きます。 [Fusion]ページにはテキストノードが出来上がっています。[Template]とあるのが[Text+]で作ったノードです。このノードを選択したままインスペクタを操作します。初期画面は[Text]です。書体のサイズや色、字間などの変更ができます。
アニメーションにするには隣の[Layout]を使います。[Type]はとりあえず[point]のままにします。
テキストは[Center Z]のスライドバーを左右にずらすことでサイズを変えることができます。
右横のダイヤマークがキーフレームです。
この機能を使って始点から巨大な文字が縮小するテキストアニメーションを作ります。
まずプレビューモニターの下にある枠に0を入力します。
するとスタート地点にフレームがもどるので、 [Center Z] の値を-1.026にしてテキストを枠の外まで拡大してダイヤのマークをクリックして確定します。ダイヤマークがオレンジ色になりました。
次に、タイムラインを30フレームまで移動します。枠に30の数度を入れることで自動的に移動します。
[Center Z]の 値を0にするとデフォルトのサイズになります。ここでキーフレームがオレンジになっていることを確認します。
これでアニメーションは出来上がりです。
キーフレームを移動する方法
作ったテキストアニメーションの感覚を調整するにはどうしたらいいのでしょうか。
編集画面などでは、キーフレームの調整はタイムライン上の波のようなアイコンを押すことでキーフレーム欄が開くので簡単に調整できますが、タイムライン上のテキストのにはこうしたキーフレームの編集機能が見当たりません。
キーフレームの位置などを編集するには[Spline]をクリックしてキーフレーム編集画面を表示させ、直接マウスで操作します。
- プレビューモニター上の[スプライン]をクリック。
- ノードの画面に[spline]の操作パネルが出現するので操作したいノードにチェックを入れる。
- すると波形モニターが表示されるので、調整したい部分(四角の枠で表示)をドラッグする。
- するとキーフレームの位置や感覚が任意に調整できる。
まとめ
After Effectsを使ったテキストアニメーションよりステップが多く複雑なので最初は手間取るかもしれませんが、一つのソフトの中で完結できるというメリットも感じます。
パラメーターを一つ一つ覚えていくとさらに複雑な操作もできるようになるので繰り返し覚えましょう。
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