DaVinci Resolve のアーカイブがぐちゃぐちゃになる?整理してスッキリ保存する方法

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 DaVinci Resolve のアーカイブ方法を書きます。

今日は「プロジェクトアーカイブしたらフォルダがめちゃくちゃになった問題」について話したいと思います。

これ、Resolve使ってる人なら一度は経験あると思うんですよ。
「アーカイブ機能便利じゃん!」ってテンションでやってみたら――
保存先のフォルダを開いてビックリ。

「なにこの階層の深さ!?」

フォルダの中にフォルダがあって、その中にさらにフォルダがあって、
「Users → Desktop → Video →素材 → Footage → ProjectA → Scenes → Shots」みたいな、ツリー構造まるごとコピーされちゃってる。

結果、アーカイブフォルダが超カオス状態に。

「いや、アーカイブしたいだけなんだけど!?」
「なんで素材が家の住所みたいに細かく保存されてるの!?」

あの“整理されてない引っ越しダンボール”みたいな感じ、ほんとわかります。笑

🧳 DaVinci Resolve のプロジェクトアーカイブ、ぐちゃぐちゃ問題をスッキリ解決するコツ!

💡 そもそも「プロジェクトアーカイブ」ってどういう仕組み?

DaVinci Resolveの「プロジェクトアーカイブ」は、
プロジェクトファイル(.drp)と、使われている全素材をひとつのフォルダにまとめて保存してくれる便利機能です。

でも実はこれ、素材のリンク情報(フォルダ階層)もそのままコピーする仕様なんです。

つまり――
あなたが素材をあちこちのフォルダに散らばして使ってると、Resolveが「全部持ってきますね〜!」って、各フォルダ構造をそっくりコピーしてくれる。

結果、アーカイブフォルダの中に「素材の迷路」が完成するわけです。

😅 たとえば、こんな感じになってません?

Project_Archive/
 ├─ Users/
 │   └─ seto/
 │       └─ Desktop/
 │           └─素材/
 │               ├─カメラ素材/
 │               ├─BGM/
 │               └─テロップ/
 └─ 外付けSSD/
     └─ Movies/
         └─ Backgrounds/

…いや、どっちの素材がどれだよ!ってなるやつ。笑

確かに、Resolve的には全部ちゃんとコピーしてくれてるんだけど、
開いたときに「どこ見れば素材が入ってるのか」がわかりづらくなるんですよね。

🪄 スッキリさせるコツ:素材は事前に“ひとまとめ”にしておこう!

これ、対策はめちゃくちゃシンプルです。

アーカイブを作る前に、素材を整理しておく!

つまり、
「プロジェクト専用のフォルダ」をひとつ作って、
その中に「video」「audio」「image」「BGM」「title」みたいな感じで素材を分類して入れておく。

MyProject/
 ├─ video/
 ├─ audio/
 ├─ image/
 ├─ BGM/
 └─ project.drp

こうしておけば、Resolveのアーカイブ機能がその構造ごとコピーするので、
最終的にすっきりしたフォルダ構成のアーカイブができます。

💡 プロっぽく管理するなら“リンク元の統一”を意識!

Resolveは、素材のリンク元を参照して動いています。
つまり、素材をバラバラの場所(デスクトップ、ダウンロードフォルダ、外付けSSDなど)に置いていると、
リンク先が複数に分かれて、アーカイブも複雑化します。

なので、編集を始める前に素材を一か所にまとめておくのがベスト!

僕はいつも、プロジェクト開始前にこんな感じで準備してます👇

DaVinci_Projects/
 └─ 2025_Vlog_Paris/
     ├─ Footage/
     ├─ BGM/
     ├─ Graphics/
     ├─ Resolve_Project/
     └─ thumbnail素材/

これでResolveに読み込む素材は全部この中から。
つまり、アーカイブ時もこのフォルダ構造ごときれいにパッケージングされるってわけです。

🧹 仕上げのポイント:不要な素材は“メディア管理”で除外!

Resolveには「メディア管理(Media Management)」という機能があります。
これは、タイムラインで実際に使われている素材だけをコピーしてくれる神機能。

つまり、「読み込んだけど使ってない素材」を除外してくれるんです。

使い方は簡単👇

1️⃣ ファイル → メディア管理
2️⃣ 対象のタイムラインを選択
3️⃣ 「使用されているクリップのみコピー」にチェック
4️⃣ コピー先フォルダを指定

これで“必要な素材だけ”をきれいにまとめたアーカイブを作ることができます。

アーカイブの無駄も減るし、容量も軽くなるし、
なによりフォルダの見た目がスッキリ!✨

🎯 まとめ:「アーカイブ=引っ越し」だと思おう!

プロジェクトアーカイブって、編集データの“引っ越し”みたいなものなんですよ。
散らかしたまま荷造りすると、引っ越し先でもゴチャゴチャする。

でも、ちゃんと仕分けしてから詰めれば――
新しいPCでも気持ちよく作業できる。

Resolveはすごく親切に“全部持っていってくれる”けど、
だからこそ事前の整理が大事。

素材をまとめて、フォルダを整えて、
「お、見た目スッキリしてて気持ちいい!」って思えるアーカイブを作っていきましょう!