BMPCC4Kを使い始めてはじめてRAW撮影を経験しました。
撮影して驚いたのは、映像がなんともショボいこと。コントラストが曖昧なうえ、色もはっきり出ていません。
しかし、その絶望感はDaVinci Resolve17で編集してみると瞬時に消えました。
映像はいくらでも補正や加工ができたからです。
LUT を使う方法を解説します。
DaVinci Resolve17 で LUT を使う方法
「すげえやRAW撮影」「RAW撮影おそるべし」・・・そんな声が自然に出たほどです。
いちどDaVinci Resolve17の「カラー」を使うと、いくらでも映像の質感を変えることができます。
若い人が映像デザインに熱中するのがよくわかる。色加工の沼にはまりそうです。
ただし、私の動画はそんなことに時間をかけるほどアートでクリエィティブなものではありません。
手軽に、一定水準の色味が出せれば正解です。どうすればいいか。その答えがLUTでした。
LUTとは(Look Up Table、ラット)の略です。
Look Up Table とは複雑な工程を簡単処理に変えてくれる仕掛けを意味します。
大小さまざまな小銭を分別する「篩(ふるい)」のようなエフェクトです。
RAWやLogという映像(動画)データに適用すると、この色はこれとばかりに見栄えのある映像に調整してくれます。
映像の調整には正解がありません。そのためLUT素材は無料のものから有料のものまで種類が多く出回っています。
昼間撮影した映像を夜の雰囲気に変えてくれるLUT。何気ない日常を近未来SFの世界に変えてくれるLUTなと゛様々です。
いろいろな見え方を作り出すことができるので、好みののを探し当て、選ぶスキルが必要になるほどです。
DaVinci Resolve17 で LUT を 当てる
DaVinci Resolve17 で LUT をあててみました。
DaVinci Resolve17のカラーページには、BMPCC4Kで撮影したRAWや、CanonやSonyなど個別のカメラで撮影したLOGデータに対応する無料のLUTが一覧になっています。
もちろんLUTはこれ以外に有料のものも出回っているので好みのLUTをインストールすることもできます。
LUTを動画に当てるには、タイムライン上の動画を指定して、LUTのサムネイルをドラッグ&ドロップするだけでOKです。
少し慣れてきたら、画面右側にあるノードにドラッグ&ドロップしても大丈夫です。
DaVinci Resolve17 のノードは、Adobeのレイヤーのような概念で、ノードにエフェクトやカラーグレーディングを加えていくことで後から修正が可能になります。
当ててみてしっくりこなければ、取り消しをすれば元に戻ります。
ノードにドラッグ&ドロップするとき、中級者は、ノード上でCtrl+Sを押して[シリアルノード]を追加します。
LUTをこの[シリアルノード]にドラッグ&ドロップすることで、独立して編集することができるようになります。
複数のカットにかけるには調整レイヤーを適用したいカットにかけてそこにLUTを適用したりします。
自分が撮影したカメラが各社のLUTと違っていた場合でも不具合は起きません。
DaVinci Resolve17 で LUT をさらに調整する
自分が望んでいた質感がイマイチ合わない場合は、
DaVinci Resolve17のカラーグレーディング機能を使って調整することができます。
いわゆる「盛った映像」が作れるようになると、カラーグレーディングの獣道に入ったことになります。
ここからは、ノードの使い分けや波形スコープ、カラーホイールなどの使い分けの知識が必要になるため、難易度が高くなります。
参考例を見ながら自分に合ったやり方を見つけましょう。
「DaVinci Resolve で LUT をあててみました」しろくま△のブログ | いつだってこころのまま – みんカラ
参考ブログ
DaVinci ResolveユーザーにおすすめのLUTセット「LUT Color Presets for DaVinci Resolve」LUTファイルが500個も詰まったLUTセットをサンプルとともにご紹介します。また、DaVinci ResolveにLUTを追加する方法や、LUTの適用量の調整方法についても合わせて解説しました。https://youtu.be/8-XFpyg-ZDs
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