DaVinci Resolve 20 AIオーディオアシスタントの使い方をやさしく解説!

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 DaVinci Resolve 20 AIオーディオアシスタントの使い方を書きます。

DaVinci Resolve 20には、ついにAIによる音声アシスタント機能が搭載されました!

その名も【AIオーディオアシスタント】。

これまで手動で行っていたノイズ除去・音量調整・音声の明瞭化などを、自動で処理してくれる強力なツールです。

🤖 AIオーディオアシスタントとは?

AIオーディオアシスタントは、DaVinci Resolve 20に搭載されたAIベースの音声補正機能です。

ナレーションやインタビュー、YouTube動画の収録などで、次のような悩みを一発解決してくれます:

• ✔️ 雑音が入って聞き取りづらい

• ✔️ 声が小さすぎたり大きすぎたりする

• ✔️ 声がこもって聞こえる

• ✔️ 音声編集に時間をかけたくない

これまではFairlightページでEQやコンプレッサー、ノイズリダクションなどを細かく調整する必要がありましたが、AIが自動で「ちょうどいい感じ」に仕上げてくれるんです。

🎬 AIオーディオアシスタントの使い方(初心者向け)

使い方はとても簡単!以下の手順で数クリックです。

① 音声クリップを選択する

タイムライン上で処理したい**音声クリップ(ナレーションや会話など)**をクリックして選択します。

② [Fairlight]ページに移動

画面下部の「Fairlight」タブをクリックします。

ここがDaVinci Resolveの音声編集専用ページです。

③ 「AIオーディオアシスタント」を開く

右側の「Inspector(インスペクタ)」パネルで、[Audio AI] タブを開きます。

※「Inspector」が表示されていない場合は、画面右上のアイコンでONにしてください。

④ 処理したい項目を選ぶ

AIが自動で処理してくれる項目は以下の通り:

項目効果
🎚 Auto Level音量のバラつきを自動調整(小さい声はアップ、大きすぎる声は抑える)
🔊 Enhance Voice声をクリアにして明瞭に
🧹 Reduce Noise背景ノイズ(風、キーボード音、環境音など)を除去
📢 Remove Reverb部屋の響き(リバーブ)を軽減

✔️ 必要な項目にチェックを入れるだけで、AIが瞬時に処理してくれます。

⑤ 試聴して、気に入れば完了!

再生して音声をチェック。

「おっ、聞きやすい!」と思ったらもう完了。面倒な調整は必要ありません。

💡 活用のコツ

• ✅ まずは全部ONにして試聴! それから不要なものをOFFにすると、自分好みに調整しやすいです。

• ✅ 長時間のインタビューなどは処理負荷に注意。重い場合は部分的に使うのも◎。

• ✅ 「Remove Reverb」は室内録音で効果絶大! キッチンやリビングの反響音もスッキリ。

🎥 こんな人におすすめ!

• YouTubeでトーク系コンテンツを投稿している人

• 室内でナレーションを録音したけど音質が気になる人

• 動画制作初心者で音声のことがよくわからない人

• 音声編集に時間をかけたくない人

まとめ:AIで音声編集のストレスをゼロに!

これまで難しかった音声処理が、DaVinci Resolve 20の【AIオーディオアシスタント】で一気にラクになりました。

**「AIに任せれば大丈夫」**という安心感は、動画初心者にとっても大きな味方!

音声の質は、動画の印象を大きく左右します。

「なんとなく聞きにくい」を卒業して、プロっぽい音声を目指してみましょう!