動画にナレーションを入れたいと思ったこと、ありませんか?
でも「録音って難しそう」「台本を見ながらしゃべるのが大変」と感じている方に朗報です!
DaVinci Resolve 20では、タイムラインに直接録音できる「ボイスオーバーツール」と、台本を見ながら話せる「プロンプター機能」が新しく登場しました!
この2つの機能の使い方を解説します。
DaVinci Resolve 20ボイスオーバー機能の使い方
🎧 ボイスオーバーツールってなに?
ボイスオーバーとは、動画にあとから自分の声を録音する作業のことです。
DaVinci Resolve 20では、カットページやエディットページでタイムライン上に直接録音できるようになりました。
外部ソフトを使わず、その場でサクッとナレーションを入れられるのが魅力です!
まずはPCにマイクをつなぎましょう。USBマイクでもOKです!
✂️ カット vs. エディット:ボイスオーバー機能はどう違う?
ボイスオーバーを使う前に、初めての人はDaVinci Resolve 20の編集機能についておさらいしましょう。DaVinci Resolveには、大きく分けて2つの編集モードがあります。
モード名 | 特徴 |
---|---|
カット(Cut) | テレビ番組やYouTubeなど、素早く編集したい人向けの「効率重視モード」 |
エディット(Edit) | 映画やCMなど、細かい調整をしたい人向けの「本格編集モード」 |
どちらのモードでもボイスオーバー機能は使えますが、できることに違いがあります。初心者の方にとっては少し分かりにくい部分なので、以下でしっかり解説します。
🎙 カットモードでできること(初心者にオススメ!)
• ✅ 録音操作が簡単
画面下のマイクボタンを押すだけで録音パネルが出てきます。
• ✅ プロンプター機能が使える!
原稿(.txtファイル)を読み込み、画面に大きく表示してくれる便利機能です。
話すのが苦手でも、画面を見ながら自然に読み上げられます。
• ✅ 録音後の修正が楽
録音した音声は自動的に別トラックに追加され、すぐにカットや移動ができます。
• ✅ 再録音もワンクリック
やり直したいときも、新しいテイクがどんどん追加されます。
🔰 初心者にとっては「カットモード」が断然おすすめ!
録音も原稿表示も、1つの画面で完結するので迷いません。
🎙 エディットモードでできること(中上級者向け)
• ✅ 録音は可能だが、プロンプターは非対応
マイクをONにすれば録音はできますが、プロンプター機能は使えません。
• ✅ 細かい編集に強い
波形を見ながら音声のタイミングを調整したり、エフェクトを加えるのに最適。
• ✅ 複雑なタイムラインに対応
複数の音声トラックやBGMが混在しているような高度なプロジェクトに向いています。
🔧 録音後の「仕上げ」作業に向いているのがエディットモードです。
慣れてきたら、録音はカットモード → 微調整はエディットモード、という使い分けがオススメ!
🎯 まとめ:初心者はまず「カットモード」から始めよう!
機能 | カットモード | エディットモード |
---|---|---|
録音機能 | ◎ あり | ◎ あり |
プロンプター | ◎ 使用可能 | × 非対応 |
操作の簡単さ | ◎ 簡単 | △ やや複雑 |
細かい音声調整 | ○ 最低限可能 | ◎ 詳細に可能 |
✅ カットモード:録音も台本読みもサクサク。初心者向け!
✅ エディットモード:編集経験者向け。音声の細かい調整が可能!
まずはカットモードで収録に慣れて、必要に応じてエディットモードで仕上げるという使い方が一番スムーズです!
ボイスオーバーで録音する
プレビュー下のマイクマークをクリックすると、録音パネルが表示されます。
マイクアイコンをONにすると録音開始!
録音をやり直したい場合はRECボタンを押すと、新しい音声が別ファイルとして保存されます。
プロンプター機能
録音中に「何を話すか忘れちゃう…」そんな不安を解消してくれるのが、プロンプター機能です!
プロンプターとは、テレビのニュースキャスターが使っている“カンペ”のようなもので、画面に原稿を表示してくれる機能です。
📝 プロンプターの使い方(カットページ限定)
1. ナレーション原稿(.txtファイル)を用意
テキストファイルでセリフを書き出しておきましょう。
2. カットページでマイクアイコンをクリック
3. メモアイコン →「Enable Prompter Overlay」にチェック
4. [Load Script File]から原稿を読み込む
5. RECボタンで録音スタート!
画面上に大きくテキストが表示されるので、動画を見ながら自然に読み上げることができます。
DaVinci Resolve 20のプロンプター機能における速度調整は、基本的に「クリップの速度を変更」機能を利用します。タイムライン上のクリップを右クリックし、メニューから「クリップの速度を変更」を選択することで、再生速度を調整できます。
✨ 活用のコツ
• 録音前に原稿を用意しておくとスムーズ
• テキストは見やすく(フォント大きめ・行間広め)
• 静かな環境で録音すると音質アップ
• 録音後はすぐに編集OK!無駄がありません
✅ DaVinci Resolve 20の録音機能はYouTuberの味方!
ボイスオーバーツールとプロンプターを活用すれば、編集しながらナレーションをその場で追加できるので、作業時間が大幅に短縮できます!
「ナレーション録音が面倒で後回し…」なんて人にこそ、ぜひ使ってほしい機能です。
YouTube動画や解説コンテンツ制作をしている方は、今日からぜひ試してみてくださいね!
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 DaVinci Resolve 20ボイスオーバー&プロンプターの使い方を書きます。