手持ちで撮影した動画を編集する時気になるのが手振れです。
三脚に固定したように固定したい時、DaVinci Resolve18には便利な「スタビライゼーション」という機能があります。
その使い方を解説します。
カメラを静止させるのは思った以上に大変
手持ち撮影でカメラを静止させるのは思った以上に大変です。
対策の一つが広角にして撮影することですが、それでも気になります。
DaVinci Resolve17の機能「スタビライゼーション」は、撮影した映像を拡大した上で視点の一部を固定して、画面全体を使って揺れを吸収してしまうという仕組みです。
手ブレ補正 スタビライズ の使い方
スタビライザー機能は「エディット」ページと「カラー」ページのどちらからでも行うことができます。
もともとカラーページにあった機能です。
[エディット]ページを開いて、手ブレが気になるクリップを選択します。続いて[インスペクタ]を開きます。
[カメラロック]にチェックを入れます。
カットの冒頭にインジケーターを戻して、[スタビライズ]をクリックすると動画が再生され、あわせて計測が始まります。
DaVinci Resolveの中で画面の揺れを計測してスタビライズ解析をしているのです。
これでスタビライズ作業は終了です。
計測が終わったところで再生してみましょう。
画面はピタリと止まって見えるようになりました。
黒い枠線を消去する方法
画面に黒枠が出るような場合の対策は二つあります。
一つはは[ズーム]にチェックを入れて削除します。
こうすることで補正処理でできる黒枠がズーム処理(クロップして)されて見えなくなります。
もう一つの方法はサイズを変えることです。
黒枠を消すには画面のサイズを変更するしかありません。
プレビューモニターの左下にある井桁マーク「ズーム」を選択します。
すると画角のサイズを変えることができるようになりました。
この作業はインスペクタの[変形]の数値を変えることでも作ることができます。
少しサイズを大きくして、黒い枠線を画角の外に追い出します。
画角が狭くなるという欠点はありますが、ブレが目立たない編集ができるようになりました。
Cropping Ratio(クロップ比率):補正によってできるブランクとそれに対応するズームの量の値を設定する。1.0が無効の状態で、基本的にそれ以下の値に設定します。
Smooth(スムース):不要なジッター(小刻みなブレ)を排除して、動きを滑らか(スムース)にします。デフォルト値は0.25です。値を大きくすると、ショットがよりアグレッシブにスムージングされます。
Strength(強度):スタビライザーの適用強度、1.0が最大値。
まとめ
微調整のパラメータを使いこなせば強力な補正を行うことも可能です。詳しくはこちらの記事を参照ください。
DaVinci Resolve スタビライザーを使った手ぶれ補正 – Oval Design
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こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 スタビライズ を書きます。