DaVinci Resolve18には様々なテキストアニメーションがテンプレート化して格納されています。
自分で作ったオリジナルなアニメーションもテンプレート化できます。
その作り方をおさらいします。
Fusionテンプレートを自作する手順
メディアプールを右クリックして、[新規Fusionclip]を作成します。
名前とフレームレートを任意のものにします。
メディアプールに作られたアイコンをダブルクリックするとFusionページに切り替わります。
ノードには[MediaOut]ノードが1つあるだけなので、[Background]ノードを追加します。
背景は初期設定では黒です。
透明にするため[インスペクタ]の[alpha]のスライダーを左に寄せます。
[Text]と[Murge]ノードを追加して、図のような配置にします。Text]のインスペクタに任意の文字を入力します。
アニメーションするために[Transform]ノードをext]と[Murge]ノードの間に配置します。
[Transform]ノードは、テキストをアニメーションさせるために使います。テキストが画面下から現れるアニメーションを作ります。
プレビューモニターしたにあるタイムラインを少し進ませたところでストップし、インスペクタのY軸の横にあるダイヤのマークをクリックします。
これでキーフレームが打たれました。
次に、タイムラインを先頭に戻し、Y軸の数値を動かし、テキストを見えなくなるまで画面下までおろします。
キーフレームが自動的に打たれます。
再生してみましょう。
テキストが下から現れました。
次にテキストの動きに緩急をつけます。
[Transeform]をクリックしたまま[Spline]をクリックします。するとグラフパネルが現れます。
矢印アイコンをクリックすると速度グラフが表示されます。
キーボードのfをクリックするとS字カーブになります。
テンプレート化する方法
テンプレート化するには、[MediaOut]を除く全てのノードを範囲指定します。
右クリックして[Macro][新規Macro]をクリックします。
すると一覧画面が現れます。
初心者は画面を見て思わずビビるかもしれません。
この画面の使い方は、値を変えたい項目だけチェックすればテンプレートに反映できるというシンプルなものです。
文字だけ調整できるテンプレートを作ります。
[Text]を開き、サブフォルダにある[Font]や[Style]などにチェックを入れます。※普通なら[lineSpacing]までと[Vanchor][Hanchor]、それに[Common]の[Blank]でOKです。
[1]英語がわかりにくければ表示をダブルクリックして日本語に打ち替えることもできます
これでチェックした部分だけ調整可能なテンプレートが設計できました。
マクロの名前を好みのものに変えて、[closed]をクリックします。
セーブ画面が現れるので名前をつけます。
重要なのはセーブ先です。
[Fusinon]の中の[Template][Edit][Titles]に作ったマクロをセーブします。
うまくセーブされているでしょうか。
[エディット]画面に戻り、[Fusion]タイトルを開いて一覧を確認します。セーブしたマクロが見つかれば成功です。
マクロをタイムラインの上に乗せて任意の値に変更してみましょう。
まとめ
InstanceにはcopyやKeyframeStretcherなどの便利なツールがあります。
この方法で他のタイトルも自分流に色々アレンジしてみてはいかがでしょうか。
※マクロファイルを圧縮してdrfx形式にする方法もあります。
その手順は下記の動画で解説されています。
References
↑1 | 英語がわかりにくければ表示をダブルクリックして日本語に打ち替えることもできます |
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