TikTok用ダンス動画は SeaArt で作る時代|AIダンス動画のプロンプトと設定を徹底解説

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 ダンス動画は SeaArt で作るを書きます。

結論からいうと──
SeaArtさえあれば「自分で踊れない人間」でも、めちゃくちゃキレのいいダンス動画が作れます。
しかも、スマホの縦動画そのまま投稿できる10秒ダンスクリップまで一発です。(SeaArt)

今回は、

  • 「自分の写真を踊らせたい」
  • 「オリジナルキャラでK-POPっぽいダンス動画作りたい」
  • 「とにかくTikTokっぽいダンス動画をAIで量産したい」

という人向けに、

『SeaArtでダンス動画を作る具体的な手順』

を解説していきます。

ダンス動画は SeaArt で作る時代

SeaArtでダンス動画って何ができるの?

まずざっくり整理すると、SeaArtのダンス系は大きく2パターンあります。(SeaArt)

  1. Image-to-Video(I2V)
    → 「1枚の写真(orイラスト)をアップロードして、それを踊らせる」
  2. Text-to-Video(T2V)
    → 「テキストだけで『こういうダンサーが、こう踊る』と指示して動画を作る」

さらに、ダンス専用のツール・テンプレがいくつか用意されています。

  • AI Dance Generator(AIダンス動画生成): 1枚からダンス動画を作る専用ツール(SeaArt)
  • Hold Up Dance Video Generator: いわゆる「Hold Up」系のバズりダンステンプレ(SeaArt)
  • AI Group Dance Video Generator: 集合写真からグループダンス動画を作るやつ(SeaArt)

どれも操作はほぼ同じなので、
この記事では一番ベーシックな

「1枚の写真 → ダンス動画」(I2V)

「テキストだけでダンス動画」(T2V)

の2本立てで解説します。

まずは素材準備:ダンスさせたい「元画像」を用意する

どんな写真が向いている?

SeaArt公式のダンス系テンプレでは、
入力画像の条件としてだいたいこんな推奨があります。(SeaArt)

  • 解像度:1080×1920以上(縦長9:16推奨)
  • 1人だけ 映っている(グループなら後述のGroup Danceを使う)
  • 全身または半身 が見えている
  • 顔と手足が 他のものに隠れていない
  • 正面〜やや斜めで、ポーズは 自然な立ち姿・軽いポーズ程度
  • 背景はあまりごちゃごちゃしていない方が安定

逆にNGになりやすいのは、

  • 顔が横向きすぎてほぼ見えない
  • 激しいジャンプやねじれポーズの瞬間
  • 体の一部が切れている、重なっている

「証明写真レベルに直立」までいくと逆につまらないので、
ほんの少しだけポーズをつけた立ち姿が一番安定します。

手順①:1枚の写真からダンス動画を作る(Image-to-Video)

SeaArtにログインしてダンス系ツールを開く

  1. SeaArtにアクセスしてログイン
  2. メニューから
    • 「AIツール」→ AI Dance Generator / AIダンス動画
    • または「Workflow Apps」→ AI Dance Video Generator
      のようなダンス用アプリを開きます。(SeaArt)

画面にはだいたいこんな要素が並びます。

  • 画像アップロード欄
  • 動画の長さ(秒数)
  • 解像度・アスペクト比
  • モーションプリセット(どんなダンスにするか)
  • 生成ボタン

画像をアップロード

「Upload image」ボタンから、さっき用意した写真を選びます。

  • ファイル形式:JPG/PNG
  • サイズ:20MB以内くらい(公式推奨)(SeaArt)

アップロードすると、
プレビューに元画像が表示されます。

基本設定(秒数・画角・解像度)

ダンス用のおすすめ初期設定はこんな感じ:

  • アスペクト比:9:16(スマホ縦画面)
  • 解像度:1152×2048 or 1336×2048
    → スマホ視聴前提ならこの辺りが公式の推奨レンジ。
  • 動画長10秒
    → ちゃんと振り付けっぽく見える&TikTok・ショートにちょうどいい長さ。

※数値自体はSeaArt側でプリセットが用意されているので、
「vertical 9:16」「10s」みたいなプリセットを選ぶだけでOKです。(SeaArt)

ダンススタイル・モーションを選ぶ

ツールによって名称は違いますが、
だいたいこんなカテゴリがあります。

  • K-pop / Hip-hop / Street
  • Ballet / Contemporary
  • Latin / Salsa
  • Funny / Meme系ダンス

初心者向けの鉄板としては、

  • K-pop系テンプレ
  • 「Hold Up」テンプレ(バズり系)

あたりが、一番「おお〜踊ってる!!」感が出やすいです。(SeaArt)

(あれば)プロンプトで味付けする

ダンステンプレだけで完結しているツールもありますが、
Dynamic Danceチュートリアル系のワークフローではプロンプト追記が可能です。(SeaArt)

推奨のプロンプト構造はこんなイメージ:

キャラ + ダンスの種類 + 衣装 + アクション詳細 + シーン/光 + カメラ + スタイル強調

例:
「夕暮れの教室で踊るK-pop風ダンス女子高校生」なら…

a Japanese high school girl performing a K-pop dance routine in an empty classroom at sunset,
wearing a school uniform with a pleated skirt, dynamic footwork and expressive hand gestures,
slow spin and hair flip, soft orange sunlight coming through the windows, subtle dust in the air,
cinematic lighting, smooth motion, photo-realistic details, waist-level tracking shot from the front.

細かい英語じゃなくてもいいですが、
「何をどう動かすか」だけは具体的に書くのがポイントです。

生成&プレビュー

  • 「Generate」ボタンを押して数十秒〜数分待つと(※体感)、
    10秒前後のダンス動画がプレビューされます。
  • 気に入ったら「Download」からMP4で保存。
    そのままTikTok / YouTubeショートにアップできます。

②:テキストだけでダンス動画を作る(Text-to-Video)

次は、そもそも「元写真がない」パターン。

これはSeaArtの AI Video Generator(Text-to-Video) を使います。(SeaArt)

Text-to-Videoモードを選択

  1. SeaArtのAI Video Generatorページへ
  2. 「Text-to-Video」モードを選ぶ
  3. アスペクト比・長さ・解像度を先に指定
    • 9:16 / 10秒 / 1080p あたりでOK

ダンス用プロンプトテンプレ

プロンプト構造は先ほどと同じですが、
ここではもう少し体系立てておきます。

テンプレ:

Character + Dance Type + Clothing Style + Action Details + Scene / Light + Camera + Style Words

例1:ネオン街で踊るK-pop風ダンサー

a stylish young woman performing a K-pop dance routine on a neon street at night,
wearing a glitter crop top and black cargo pants, dynamic footwork, sharp arm moves, hair flips,
camera slowly tracking from the front at waist level, occasional close-up on hands and face,
cinematic lighting with colorful neon reflections on wet asphalt, smooth and fluid motion,
photo-realistic style, soft depth of field, energetic and confident mood.

例2:スポットライトに照らされたバレリーナ

a ballerina dancing alone on a grand theater stage,
wearing a white tutu and ballet shoes, spinning and leaping gracefully, expressive hand gestures,
single soft spotlight from above, the background falling into darkness,
slow zoom-in from full body shot to close-up of her face and hands,
cinematic lighting, elegant and emotional atmosphere, smooth and natural animation.

プロンプトに足したい「ダンス専用キーワード」

ソースのチュートリアルで推奨されていたキーワードを、
日本語コメント付きでざっとまとめておきます。

ダンススタイル

  • ballet, contemporary dance, hip-hop, K-pop dance, salsa, latin dance, fan dance

動きのディテール

  • spinning and leaping movements(回転・ジャンプ)
  • expressive hand gestures(手の表現豊かな動き)
  • dynamic footwork(素早いステップ)
  • hair flip, body waves, shoulder bounces

衣装

  • sequin dress(スパンコールドレス)
  • fringe skirt(フリンジスカート)
  • baggy pants(ダボっとしたパンツ)
  • tutu, hanfu など

シーン / 環境

  • neon street, grand theater, rooftop cityscape, under cherry blossoms

照明 / ムード

  • soft spotlight, cinematic lighting, strobe lights,
    blurred bokeh background, moody atmosphere, etc.

カメラワークで「それっぽさ」が3段階くらい跳ね上がる

ダンス動画で一番もったいないパターンが、

ダンスはそれっぽいのに、
カメラが完全に固定でつまらない…

というやつです。

SeaArtのダンスチュートリアルでは、
ショット構成+カメラの動き をはっきり書くことが推奨されています。(SeaArt)

よく使うカメラ用フレーズ

  • 近景・クローズアップ
    • close-up on face, close-up on hands/feet
    • waist-level shot(腰のあたりから上)
  • トラッキング
    • tracking shot, camera pans left/right
    • follow from behind
  • アングル
    • low angle, high angle, 360° rotation around the dancer
  • シネマティック
    • slow zoom-in, slow push-in, rapid cuts(カット割り)

最初は 「1ショットにつきカメラ動きは1種類」
くらいに絞ると、破綻が少なくてきれいです。

よくある失敗と、プロンプトでの対処法

動きがガタガタ・不自然になる

ありがち原因

  • 「ジャンプして着地して、その後ターンしてまたジャンプして…」みたいに
    10秒の中に盛り込みすぎ。

対策

  • 主要アクションは 1〜2個に絞る
    例:
    • slow spin + hair sway
    • body waves + expressive hand gestures

顔がぐにゃっと歪む・ボケる

対策キーワード例

perfect face, natural expression, sharp focus on the face
  • なるべく
    • 顔が大きめに写っている画像
    • 正面〜やや斜め
      を使う。
  • natural pose, no distortion なども追加すると安定しやすいです。

手足が増える/服が溶ける

  • 極端にねじれたポーズを避ける
  • natural pose, no extra limbs, no distortion などを追加
  • モーションを slow spin, gentle motion 程度に抑える

具体的シーン案:こんなダンス動画が作れるよ

7-1. 「推しのツーショットプリクラを、K-POPダンスに」

  1. 友だちと撮ったプリクラ写真をスキャン or スマホで撮影
  2. SeaArtのGroup Dance Generatorにアップロード(SeaArt)
  3. 「K-pop group performance」テンプレを選択
  4. 10秒のダンス動画にして、
    BGMだけ自分で差し替えてショートに投稿

…という、「リア友しか得しない最高の動画」が作れます。
(著作権と肖像権だけはちゃんと気をつけてくださいね)

「自作のイラストキャラでバレエ動画」

  1. 自分で描いたキャラクターの立ち絵を用意
  2. I2Vのダンスワークフローに投入
  3. プロンプトで ballet, grand theater, soft spotlight を指定
  4. elegant spin, soft leap など、動きを少しだけ書き足す

これだけで、
「本当にアニメ化したの?」レベルのダンスショットを、
10秒単位で量産できます。

まとめ:まずは「10秒、1パターンのダンス」から始めよう

ポイントだけもう一度まとめます。

  • SeaArtには ダンス専用のAI Dance Generator / テンプレ が用意されている (SeaArt)
  • 入力は
    • 画像から踊らせる(I2V)
    • テキストだけで作る(T2V)
      の2パターン
  • 初心者はまず
    • 9:16縦 / 10秒 / 1080p
    • ダンステンプレ+軽いプロンプト
      くらいから始めるのが安定
  • プロンプトは
    キャラ+ダンス種+衣装+アクション+シーン+カメラ+スタイル
    で組み立てる
  • 失敗の9割は「動き盛りすぎ」か「ポーズ無茶しすぎ」

最初の1本は「なんか惜しい」かもしれませんが、
2〜3本作ると、
「あ、このくらいの動きが一番キレイに出るんだな」
という感覚がつかめてきます。

この記事の作成にあたっては成秀01さんのSeaArt AIで作成されたSeaArt Dynamic Video Tutorialを参照しました。

推しのイラストでも、自撮りでも、ペットでも、
なんでもかんでも踊らせてみてください。
SeaArtはそういう“遊び倒し”と相性バツグンのツールです