AdobeCC素材テンプレート のカスタマイズ 方法

テンプレート
フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 テンプレート を書きます。

AdobeCCの利用者なら使える有料の素材集Adobe Stock。

素材集にはイラストや写真のだけでなく、Premiere Proで使えるテンプレートもあり、動画制作には頼れる存在です。

テンプレートは、テキストやシェイプ、写真や動画などを差し替えることで、自由にカスタマイズできます。その方法を紹介します。

Premiere Proテンプレートのカスタマイズ 方法

素材集Adobe StockはAdobeCCの利用者が使えます。

利用するには、AdobeCCのアカウントでログインし、Adobe Stockをクリックします。

Premiere Proで使えるモーショングラフィックテンプレートは大きく二種類あります。

一つはPremiere Proで作られたもの。もう一つはAfter Effectsで作られたものです。

Premiere Proで作られたテンプレートはユーザーによるカスタマイズが可能です。

After Effectsで作られたものは、After Effectsを開いて作業しなくてはなりません。

カスタマイズする手順

テンプレートの内容のうち、置き換えたい素材をあらかじめ素材フォルダに格納しておきます。

Adobe Stock から任意のテンプレートをダウンロードします。

この時注意したいのは、ユニバーサル版を選ぶことです。

テンプレートの製作者の中には、外国の人も数多くいて、ローカル版のAdobeでテンプレートを作り、アップロードしている場合が少なくありません。

するとどうなるかというと、使われている言葉の違いで文字化けなどのトラブルが起こりがちです。

素材サイトが提供する有料テンプレートを利用する際の注意点
※ユニバーサライズされているものを選ぶ 海外のクリエイターさんによっては自国の言語バージョンで作られている場合があります。日本語のAdobeCCで読み込むと言語が違うのでエラーになります。一つ一つ言語を置き換える必要のないのがユニバーサル版です。
※テンプレートには映像は付いていません。利用する際はテンプレートが指定した枚数を指定したフォルダに格納することで再現できます。

テンプレートをPremiere Pro で読み込み、ワークスペース をグラフィックに変更します。

[ライブラリ]にチェックを入れるとダウンロードしたテンプレートが表示されます。[1]エッセンシャルグラフィックの[編集]タブに設定部分が表示される

テンプレートをタイムラインのトラック上にドラッグ&ドロップします。

置き換えをする前に、試写をして問題がないかどうか確認します。[2]再生速度が遅い場合は、遅い部分をレンダリングすることでその部分の再生速度を上げることができます

テンプレートを選択し、エッセンシャルグラフィックスの編集をクリックします。

編集できる項目が表示されるので、映像のみの入れ替えなど、利用者の好みに合わせて変更します。

例えば手持ちの映像を入れ替えたい場合は、素材フォルダに格納した映像素材を選択し、設定部のメニューから[置換]を実行します。

テンプレート側で調整可能な項目が設定されていれば、置き換える素材の位置やサイズなどを微調整できます。

調整可能な項目が設定されていない場合は、枠内のメニューから調整するための方法を選択できる。

まとめ

テンプレートを利用するだけでなく、自分の作った成果物をテンプレート化して使いまわしてみましょう。

After Effectsで作った素材は、差し替えたい素材や画像のレイヤーをエッセンシャルグラフィックスパネルに直接ドラッグ&ドロップすることで操作できます。

差し替えた素材を自由に調整できるようにするには、設定項目を指定する必要があります。

エッセンシャルグラフィックスの使い方は知識と慣れが必要です。

アンカーポイントや位置、スケール、回転、不透明度など、指定が登録された部分だけしか変更できないことから、初めての人にはわかりにくく面倒な作業です。

コツを掴むまで繰り返し練習しましょう。

References

References
1 エッセンシャルグラフィックの[編集]タブに設定部分が表示される
2 再生速度が遅い場合は、遅い部分をレンダリングすることでその部分の再生速度を上げることができます