今さら聞けない SeaArt の使い方:ゼロから画像・動画生成を楽しむために

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 解決方法を書きます。

今日は「お、なんだか面白そうだぞ」「ちょっと触ってみようかな」と思ったあなたにこそ読んでほしい、ウェブ上で使えるAIクリエイトツール、SeaArtの入門ガイドをお届けします。

僕も最初「何ができるんだ?」とワクワクしながら触ったので、その“最初の戸惑い”も含めて、初心者目線でリアルに書きますね。

SeaArt で始めるAIクリエイト完全ガイド

まず、SeaArtとは何かをざっくり言うと「テキスト(言葉)や画像を入れたら、AIが“絵”や“動画”や“キャラクター”をぱぱっと出してくれるウェブツール」です。

たとえば、こういう場面を想像してみてください:

  • 「未来都市の夜景、ネオンが反射して、水面に映る…」と入力 → 10秒後にまるで映画のワンシーンのような画像がポンと出てくる。
  • 「森の中をゆっくり飛ぶ小さなドローン視点、音声ナレーション付き」→ 動画が生成される。
    「え、これ自分の発想だけで出てくるの?」と驚いたものです。
    さらに、キャラクター生成やAI音声、LoRAといった生成モデルのトレーニング機能まで備えているという多機能っぷり。

ただし、入口がちょっと広くて「何から触ったらいいの?」というわかりにくさを感じるのも事実。トップページにずらっとモデルやユーザー作品が並んでいて、初心者にはちょっと迷子になりやすいんです。

そこが反面「敷居が高い」と感じるポイントでもあります。

登録&初期ステップ

では、実際に始める手順を一緒に行きましょう。初心者の僕が「迷った!」ポイントも含めて書きます。

アカウント登録は簡単です。Googleアカウントなどでサッとログインできます。

「よし、やろう」と思ったその瞬間から試せるのは嬉しいですね。
(ちなみに、スマホでもPCでも利用可、ブラウザで動くのでインストール不要です。)

初心者がまず最初に覚えた方がいいのが【コインとスタミナの概念】です。残量はアカウントアイコンをクリックするとわかります。

コインとスタミナの概念
【コイン】:基本通貨。
成長・購入の基本通貨。生成にかかる費用にあたる。スタミナ:「行動」を行うためのエネルギー。
【スタミナ】:行動回数の制限。無料版は130スタミナを付与。規定回数に達しても毎日リセットされる。有償版は使えるスタミナと回復される値が変わる。

私は「花火と発射台」と連想して覚えました。
大きな花火を作るにはコインと呼ばれる火薬がたくさん必要です。花火を打ち上げるには発射台の数とパワーが必要。限られたスタミナをどう配分するのかバランスを見極めなくてはなりません。

画像生成

ホームページから「画像生成」をクリック。画面下の多機能創作AIコミュニティなどはスルーして進みましょう。

画像生成はそんなに“難しい設定”を求められるわけではありません。

画面左で「モデル」「縦横比」「生成枚数」などを選択。※モデルはデフォルトで問題なし。画像設定で縦横どちらにするか、画像数は何枚にするかを選択しましょう。

下のプロンプト枠に「夕暮れの海岸、波が穏やか、サーフボードが1本」といった日本語で入力。

もし、モデルとなる画像から画像を生成したい場合は「参考画像をクリック」。

その先にある画像アップロードページからアップロードした参照画像を選択できます。

“創作”ボタンを押して待つ。

この時点で「本当に数秒で出るのか?」とワクワクしたのを覚えています。たった一文で、「おお、こんな雰囲気出るのか!」と感じられます。

ただし無料版では“スタミナ”(行動回数制限)があります。例えば「5回くらいまでが目安」という情報もあります。無料でも十分遊べますが、使い方には工夫が必要。 (Tools For Humans)

動画生成

慣れてきたら、「動画生成」にステップアップ。

左サイド設定はあまりいじることはありません。「長さ(一般的に5S)」と、必要に応じて“開始・終了画”をアップロードすることで使います。

プロンプトの枠でよく使うのは、カメラマークのアイコンを押すと開く“カメラコントロール”です。カメラアングルや簡易的な動画の動きを必要に応じてつけることができます。

「この風景からこの風景にズームしてパンして…」みたいな演出を、初心者でも触れるのが魅力。
ただし画像生成と比べて設定項目が増えるので、最初は短め(10〜15秒)で試すのがおすすめです。

キャラクター生成について
画像生成、動画生成と並んで三つ目の柱がキャラクター生成です。
“AIキャラクター”機能では、テキストや音声でやり取りできる仮想の人物を作成できます。キャラの見た目はもちろん、性格設定をして会話形式にすることも。
ただし、動画生成とかかわりが薄いので、初心者にはここまで一気に手を出すと“あれ、何が何だか”となります。まずは画像→動画という流れを押さえて、「慣れてからキャラを作ろう」が正解です。

初心者が押さえるべき“使い方のコツ”

実際、僕も最初は「どうすれば理想の画像が出るの?」と悩みました。そこで、初心者でもつまづきにくいコツを紹介します。

プロンプトは短め&シンプルに

「とにかく思った通りに出ない」という声は多いです。まずは日本語で「青い空に白い雲、草原に子どもが一人立ってる」などシンプルに入力。丁寧な詳細は後で足していきましょう。 (SeaArt)

“モデル”選びを意識する

例えば、アニメ風イラストなら「アストリアスXL系モデル(アニメ・イラスト専用)」が良い、という使い方が最近の傾向です。(※2025年最新)これは色味や線の質感に影響します。
初心者なら「とりあえずHDモード+モデル指定なし」でも十分楽しいので、最初はそれで試して慣れましょう。

マジックスティック機能を活用

「マジックスティック」と呼ばれる機能で「短いプロンプト→自動で詳細化」してくれるので、初心者には心強い味方です。プロンプト表現がまだ苦手なうちは積極的に使いましょう。

スタミナ&コインの管理を意識する

無料プランでは“スタミナ”(行動回数)に制限あり。使い切ると次回まで待たなくてはならないので、
「今日この感覚を試す」「明日は別の構図を試す」など計画的に使ったほうが効率的です。
有償に切り替えると、この制限がゆるくなります。 (Tools For Humans)

「迷ったら左上のホームボタン」で時短

UIが色々あるので、「あ、ここで迷子になるな」と思ったら、左上の“ホーム”ボタンでトップページに戻るのが時短のコツです。迷ったら戻る、という癖をつけましょう。

ギャラリーを利用する

画像のプロンプト作りに迷ったら、他人の作品を利用する方法もあります。

画像の設計の基本であるプロンプトを活用しましょう。

SeaArtには作品検索ができないので、工夫する必要があります。これはという作品が見つかったら保存するなど日ごろから注意しましょう。

メリット・デメリットを正直に語る

ここは“プロの動画編集者/ブロガー”として、良いところも悪いところも包み隠さず説明します。

メリット

  • 誰でもすぐに始められる:アカウント作って数分で画像生成可能。ハードル低めです。
  • 多機能で拡張性あり:画像生成だけでなく、動画、キャラクター、音声、LoRAモデルなど一通り揃っています。
  • 進化が速い:モデルや機能のアップデートが頻繁にあり、2025年では「強化学習モデル」「アストリアス系モデル」などが注目されています。
  • コストが低めで試せる:無料枠があるので、「まずは試してみよう」という姿勢で触れます。

デメリット

  • 初心者には「何ができるか」が分かりにくい:トップにずらっと並ぶモデルや生成例が逆に迷いを生むことも。
  • 無料枠には制限あり:スタミナ/生成回数に限りがあるので、どんどん試したい人には物足りない可能性あり。
  • 品質や意図通りにならないこともある:AIゆえ、プロンプトの書き方次第で「思っていたのと違う」結果が出ることも。
  • 倫理的・著作権的な注意が必要:生成されたコンテンツの中には「倫理的にヤバそうなもの」が含まれるという報告もあります。初心者こそ“何を出していいか”常識・ルールは気をつけましょう。

2025年最新トレンド&知っておきたいこと

2025年現在、SeaArtを使っていて「お、ここ変わったな」と感じるポイントを紹介します。

  • 強化学習を取り入れた新モデル(例えば「R1系」など)が導入され、プロンプト提案や応答精度が向上しつつあります。ただし、まだばらつきもあり“試行錯誤”が必要です。
  • 「アストリアス XL」系モデルが、特にアニメ・イラスト系出力で鮮やか&精度高めと評判。
  • スタミナ/コインの仕組みが少し変わってきており、「生成数」だけでなく「プロンプト提案」「モデル切り替え」でもスタミナ消費となるケースがあります。
  • モバイルアプリ版も改良されており、スマホでも手軽に生成可能。ただしスマホだと操作感や細かい設定はPCより少し難しいと感じるユーザーも。 (Apple)

ですので、「まずは無料枠で触って、感覚をつかむ」「慣れてきたらモデルや設定を少し深める」…というステップが現実的です。

具体的シーン:初心者がやってみる“リアルな一歩”

ここでは、「あ、こういう場面で使える!」というシーンを具体的に提示します。初心者でも「こういうことができるんだな」とリアルにイメージできるように。

シーンA:ブログのアイキャッチ画像作成

例えば、ブログ記事「夏の海と夕暮れ」をテーマにしているなら。

  1. プロンプト:「波が穏やかに押し寄せる砂浜、オレンジ色の夕焼け、サーフボードがひとつ海辺に立っている、リアル写真風」
  2. モデル:「アストリアス XL」+HD設定。
  3. 生成 → 気に入ったらダウンロード → ブログのトップ画像として使用。
    → 通常なら撮影や編集に時間かかるところを、SeaArtで10分以内に試せる。
    これだけでもブログ運営の時短・ビジュアル強化になります。

シーンB:動画のプロモーション素材作成

例えばYouTube用の短いクリエイター紹介動画を作るとします。

  1. 開始画像:クリエイターがカメラの前に立っている写真(アップロード)
  2. 終了画像:クリエイターの代表作品が背景に映る写真(アップロード)
  3. 動画生成:「画像から動画」+「カメラパン」+「テキストナレーション付き」
    → 生成された動画を10〜15秒のプロモーション用にトリミング&BGMを付けて使用。
    初心者でも「撮影不要」「自分だけの素材が作れる」という体験ができます。

シーンC:キャラクター&会話動画(遊び心満載)

ちょっと遊びたい時に。「僕の分身キャラクターを作って、動画で喋らせてみよう」。

  1. キャラクター生成:「青髪・メガネ・元気な性格」など設定。
  2. AI音声+キャラクターで「こんにちは!今日はSeaArtで遊ぶよ!」という動画を生成。
    → 友達やSNS投稿用にちょっとウケを狙うコンテンツとしても使えます。
    ※ただしこの機能は少し慣れてからがおすすめ。

まとめ

というわけで、初心者がまずSeaArtを使うなら「登録 → 画像生成 →動画生成」というステップがおすすめです。そして、慣れてきたらキャラ生成やモデル設定(LoRAなど)も試してみてください。
メリット・デメリットを理解しながら、自分の目的(ブログ、YouTube、SNS)に合わせて使うと、創作の幅が一気に広がります。

「でも、何から始めたらいいか迷ってるんだよね…」という方は、まず“10分で1枚画像を生成してみる”という目標でOKです。ここから“面白さ”の発見が始まります。

最後に…僕から一言。

「最初の一歩がいちばんドキドキする。でも、手を動かせば『あ、できた!』っていう瞬間が必ず来るんです。」

その“できた瞬間”を味わってほしい。SeaArtは、その一歩を後押ししてくれるツールです。さあ、一緒に始めましょう!