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切り抜き動画とは、著名人[1]ひろゆきさんや岡田斗司夫さん中田敦彦さんなどが発信する生配信・トーク動画から一部のエッセンスを抜き出して再編集した動画を言います。
普通YouTubeの動画は著作権上第三者が勝手に編集・公開することはNGです。
しかし、一部のチャンネルでは著作者に申請することで再編集・公開が許可されていて、切り抜き動画というジャンルが生まれました。
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著作権者の許可さえ取れれば誰でも編集・公開が可能なのでその方法を解説します。
編集ソフトはシンプルでOK
切り抜き動画を作るにはどんな編集ソフトでもOKです。
しかし、できるだけ手間を省いて量産したい人におススメはVrewです。
Vrewは音声変換という印象が強いクラウド上の無料編集ソフトです。(概要はこちらの記事にまとめました YouTubeで大人気「切り抜き動画」の作り方 | ぶいろぐ )
意外に思われる人もいるかもしれませんが、Vrewは切り抜き動画の編集には最強の機能が搭載されています。
Vrewの使い方
Vrewを起動したら、画面に編集したい素材をドラッグ&ドロップします。
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音声分析が始まります。
分析が完了すると、メニューに音声変換した結果が表示されます。
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無音部分の除去
YouTubeの投稿動画は基本的にテンポよく編集することがキモになります。
そのため無音の部分はジェット編集して取り除くのが常識です。
この無音部分の削除をVrewはほとんど自動的に行ってくれます。
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最長時間の項目を調整します。
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デフォルトの[2秒]から[0.1]秒に変更し[調整]をクリックします。
その瞬間、編集中の素材は音声を中心に尺が縮まります。
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画面のつながりはほとんど無視されて編集されますが、手作業が大幅に省略されるので一度慣れてしまえば手放せなくなる機能です。
編集点の音声が無理にカットされていないか視聴し、問題なければテロップ処理に移ります。
テロップの編集
ここから先は通常のVrew編集手順になります。
詳しくはこちらからVrew で直接動画を編集してみた | ぶいろぐ
基本は文節ごとにカットが分割されています。
変換の精度は話者の喋り方により異なります。アナウンサーの朗読などの場合は体感的に98パーセントの精度です。
結果を見ながら誤変換された文章の手直しを行います。
またがったカットの統合を行いたいときは、1つにしたいカットを指定して右クリックし[クリップを結合]をクリックします。
画面にあるVrewマークはマークをクリックして[削除]をクリックすると消えます。
これで尺縮めとテロップ入れが終わります。
書き出し
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書き出しは、[ファイル][動画のエクスポート]から設定項目を確認します。
全体クリップ、解像度(FHD1920x1080)、高画質、ハードウエア加速(使わない)などを設定します。
設定が終わったら[動画をエクスポート]で書き出します。
エンコードは自分のPCで行われるので、PCのパワーによって書き出し時間は変わります。
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以上です。
まとめ
Vrewの編集はカット編集が中心[2]インサート映像の追加はできますのシンプルな機能しかありません。
その代わり、無音部分を強力に削除してくれる機能があるので「切り抜き動画」には十分です。
興味のある人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。