
放送局で初めて任されたのは一本のお知らせ動画でした。中身は1分程度の簡単な内容でしたが、出来上がるまで半日近くかかりました。
時間に合わせて編集し映像に合わせてコメントを書く。たったこれだけの作業でもなかなか先に進みません。
書いては消し、繋いではバラしの連続で結局、職場の先輩に指導を仰ぐことになりました。動画制作の世界には経験して見なければわからない法則があることがわかりました。
目次
独学で動画編集を始めた人に勧める本
私の場合は職場に頼る人がいたから先に進むことができましたが、独学で動画制作を始めた人にとって、動画の法則を理解するのは手間がかかります。
初めて動画制作をする人に勧めたい本があります。
「YouTube成功の実践法則60」です。
動画の基本コンセプト作りから機材、ソフトの選び方、撮影編集の基本、YouTubeアップロードや収益化までワンストップでノウハウがまとめられています。
ゼロから始める人は、まずこの本を手に取ってみると動画投稿の基本が学べます。私が最初ぶつかった三つの難問。時間とコンセプトの扱い方も含まれています。動画制作に迷った人は参考になると思います。
- 90秒ルールを意識する
- キーワードを絞り込む
- 行動につながる導線を動画に組み込む
90秒ルールを意識する
脳で起こる驚きなどの感情的な反応は、90秒で一度落ち着くといわれています。つまり興奮するとその興奮が収束するまでに90秒かかるのです。動画でもこの脳の動きを使わない手はありません。90秒をキーワードに3分、4分30秒と構成を組み立てて行けば視聴者がを飽きさせない動画が作れます。
キーワードを絞り込む
的確に伝えるために大切なことはキーワードの数です。人間の脳は、古い情報が新しいもので塗り替えられると言われています。一つの動画の中にたくさんのキーワードを埋め込んでも視聴者の心に残るキーワードは限られたものになってしまうのです。ストレスを感じさせない数は片手の指の数です。一つの動画にキーワードは五つまでにしましょう。
行動につながる導線を動画に組み込む
人に伝わる動画を作るためには、相手を動かす仕掛けを動画に組み込むことが必要になります。人間は行動指示に従う習慣があります。誰もが潜在的に行動指示に従う傾向があるのは、脳にとって楽だからです。人間の習性を踏まえ、動画を見た後に何をしてもらいたいかゴールをイメージしてから動画を作るよう心がけましょう。
まとめ
多くの人に見てもらえる動画にするためには、視聴者の立場に立って作ることが大切です。視聴者が見たいと思えるような動画を作るには、視聴者がどういう目的でこの動画にやってくるのか、動機を理解することがポイントです。
動画のつくりがエンタメでも講座系でも視聴者が訪れるためには理由があります。理由を理解した上で満足感が得られるような内容にすることが欠かせません。