ロケ前日の不安を解消する「 撮影チェックリスト 」の作り方

フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 撮影チェックリスト を書きます。

皆さんは撮影の前日緊張して眠れなかったことはありますか。

私は眠れない派でした。

翌日の天気や、アポイントの確認、構成の確認など気になることがいっぱい頭に浮かんでしまったのです。

うまく眠れるようになったのは、簡単なメモを書く習慣を身に着けたからです。

ロケ前日の不安を解消する「 撮影チェックリスト 」の作り方

先日行われたイベントの模様を撮影し、約3分のリポート動画を作りました。

出品者の許諾を得、 一般人の映り込みや、写ってしまった場合の許諾を行い撮影。

さらに構成上必要な主催者インタビューを行いました。(テレビのロケなら最低でも三人体制が相場だと思います)

短時間の間に必要な撮影を済ますことができたのは事前準備のおかげでした。

撮れ高は準備次第

取材リポートのチャンスは一度だけ、リハーサルなしの中、構成上必要な絵を撮らなくてはならない。

そんな状況の中で映像を撮り切るには事前の準備がモノを言います。

事前取材をしっかりすることで、たとえ撮影現場がどうなろうと、慌てることなく撮影に専念することができるのです。

では、撮影準備はどうすれば極めることができるのでしょうか。

機材と段取についてまとめました。

参考になったのははじめて映画をつくる制作者向けに書かれたこの本「映画制作の教科書」です。

大人数で撮影する映画を中心にまとめられたものですが、大は小を兼ねるというように数人単位の撮影にも応用できる内容が書かれています。

撮影機材関連

動画の撮影に不可欠なのがカメラです。最近はiPhoneでも映画クオリティの映像が撮れますが、臨機応変の撮影においてはしっかりした機材で撮影するに越したことはありません。

気を付けなければならないのは機材が増えるにつれ隠れたトラブルの種も増えること。トラブルが起きないようにするには発生源をしらみつぶしに消していくしかありません。プロのカメラマンは次のような準備を行います。

  • 計画通りに撮影ができる機材の準備は万端か。
  • カメラ、レンズ、三脚、バッテリー、充電器、リグ、フィルター、露出計、グレーカード、レンズ拭き、レンズクリーナー、撮影小物、モニター関連など。
  • 合成や特殊撮影をするばあいは、機材のチェック。
  • 録音機材
  • マイク、ショックマウント、ケーブル、ブームポール、ヘッドフォン、レコーダー、電池・バッテリー、SDカードなど
  • 電源
  • 各機材の専用バッテリーの充電確認。
  • 電池駆動の機材については、電池を新品に入れ替える。
  • 電源コードやドラムの延長の確認。
  • 記録メディア
  • メディアは足りているか。予備はあるか。

充電器やリグは大型のカメラを操作するとき必要な部品です。
フィルターや露出計はシネマクオリティの撮影に不可欠。グレーカードは赤や青、緑成分といった色味が全く入っていない、純粋なグレーのみで作られたカードです。

最優先に確認するのは電源まわり。電池は必ず新品に入れ替え、充電は済んでいるか確認します。生放送中にマイクの電池が切れて事故になったことがありました。事故をきっかけに乾電池の使いまわしは避けるなどが徹底されましたが、たまに電池の入れ忘れが原因のトラブルがおきます。

スタッフ・キャスト関連

  • 連絡先の確認と管理(携帯、SNSなど)
  • スタッフ・キャストに集合場所・時間はいきわたっているか。
  • 当日の緊急連絡方法は周知確認しているか。
  • 一斉連絡はできるか(SNSなど)
  • 撮影現場のケア
  • 撮影現場のトイレ確認およよび確保。
  • 着替えの場所確保。
  • 兵站(水分補補給や軽食など)は用意できるか。
  • 救急箱・虫よけなどの確認。
  • 賑給(しんきゅう=食事の世話など)の算段はついているか。
  • 車両駐車の場所や許可。

個人情報保護の点から、連絡先の管理を担うのはAPつまりアシスタントプロデューサーに一元化されます。APはロケ全体の進行をつかさどる要です。

動画の品質管理に演出が集中できるように、直接演出に関わらないことがら全体をマネジメントします。細かなところに神経が行き届いた世話焼き係が一人いることで現場の雰囲気は変わります。

雑務

  • 衣装や小道具の確認。
  • 養生テープ、ガムテープ、ピンチ、ウェストポーチなど。
  • 記録用紙、クリップボード、ペン。
  • カチンコ、マーカーペン。

養生テープとは、現場になにか貼り付ける場合に下地を傷めず糊跡も残さない特殊なガムテープです。おススメが日東アセテートのパーマセルです。なぜ黒いかというと撮影に映りこまないからです。

出演者がいる場合の進行に使われるのが画用紙。定番は丸万のスケッチブックです。

ロケ現場には制作系、演出系、技術系およびゲスト関連のスタッフがいます。
ロケ現場の仕切りを担うのが制作系のスタッフです。
制作系の仕事とは、制作現場の環境を整えることです。
外部との交渉事や金銭面のマネージメントはプロデューサーが、現場の制作進行はアシスタントプロデューサーやアシスタントディレクターが担います。

アシスタントプロデューサーの役割は、タレントへの出演交渉をはじめ、ロケ地の撮影許可申請や撮影機材の手配、予算管理など幅広い業務にわたります。

アシスタントディレクターはテレビ番組制作を担う職種で、資料リサーチやロケ地探し、収録前のシミュレーションや、収録進行の演出補佐などを担います。
一覧表にはありませんが、雨天時などの対応も用意しておく必要があります。ロケ中止の際の代替案も考えておきましょう。

持ってると助かる!撮影当日のディレクターが準備する持ち物 – ウェブエイト東京・長野・松本のブランディング・ウェブ制作・デザイン会社 ウェブエイト

参考図書

基本を身に着けたうえで、その基本をみなおしていくことを「型破り」といいます。

型を知らない新人がかわったことをやるのは風変り。型破りとは、方を習得した人が型にはまらないやり方を模索することです。

これから映画制作をはじめようという若い人におすすめなのが、映画制作の先人たちが編みだしてきた映画制作の方程式を頭に入れることです。

その中でもチェックリストを作ることは、大人数をまとめて一つの作品を作り出すううえで書かすことができない作業と言えます。 初心者や向けに書かれた入門編に必要なことは書かれているので参考になります。

映像制作の教科書

映画制作に必要な段取りが余さず記載されています。映画制作だけでなくテレビ番組やCM撮影の参考書としても役に立つ一冊です。

まとめ

状況が刻々と変わる外ロケには事前の準備が欠かせません。

ロケにかかわる人数が増えると潜在的なトラブルの種も増えます。現場に行ったものの予定通りの撮影ができないと現場士気にも影響して作品のクオリティがおちてしまいます。

撮影系、制作系とチェックリストをつくることで無用なトラブルは回避しましょう。

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