初心者OKの動画編集ソフト MiniTool MovieMaker の使い方

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。  MovieMaker を書きます。※本ページにはPRが含まれます

使い慣れた「Windowsムービーメーカー」の感覚で動画編集ができなくて困ったことありませんか。シニアの方からこうしたお悩みを聞きます。

残念ながら無料で使うことができたWindowsムービーメーカーは開発中止され、今ネットで出回っているソフトはグレーなものだけになりました。(危険だからダウンロードしない方がいいです)

そこで、今回は初心者でもかんたんにビデオを編集することができる「Windowsムービーメーカー似」の無料の動画編集ソフトを紹介します。

MiniTool MovieMakerとは

MiniTool MovieMaker7.1

MiniTool MovieMakerは無料で使える初心者向けの動画編集ソフトです。

広告も透かしもなしなので無料サービスにありがちなウザさはありません。画質も1080pつまり普通のHD画質(1920×1080)なので問題ありません。

できることは下記のように、基本的なものに限られます。

  • トリミング
  • 分割
  • 動画の回転
  • 音声を追加
  • スタイルを変更
  • スライドショーの作成
  • タイトル・文字の追加

Premiere Proのような多様な編集テクニックや、AfterEffectsのような高度な動画の加工はできません。

とはいえ、動画編集でよく使う技は、テンプレートなどで配布されているので必要に応じて使い分けることで凝った動画を作ることができます。

無料版でもかなり使えるの編集ソフトですが、デメリットもあります。それは

  • 英語表記になっている
  • Macのパソコンでは利用できない(Windowsのみ)
  • 無料版だと動画の長さに時間制限あり
  • 無料版は有料アップグレード

Windowsユーザーで英語ソフトでも気にならない人はOKですが、無料版の場合、2分を超える動画の出力は月3回までという制限があります。

なのでショート動画を量産したい人以外は、いずれ有償版を検討する必要が出てきそうです。

MiniTool MovieMakerの有料版は年間約36ドル(約4,800円)のサブスク版、約60ドル(約8,000円)の買取版に分かれています。

MiniTool MovieMakerは、初心者やプロのユーザーが必要とする基本的な動画編集機能を揃えた編集ソフトです。
MP4、AVI、MOVなどを含む多くの一般的な動画フォーマットをサポート。
ソフト売りはシンプルでわかりやすいインターフェースです。
編集画面は、メディアライブラリ、プレビューウィンドウ、タイムラインの3つに整理されていて、動画を簡単に編集できます。
基本的な機能に加え、4Kのサポート。特徴的なタイムラインデザイン。トランジションライブラリの充実。ビデオの減速や加速、反転。複数の解像度での書き出しなどの機能も充実しています。
MiniTool MovieMaker | Easy-to-Use Free MovieMaker Software

「MiniTool(ミニツール)」は、無料のパーティション管理ソフト 「MiniTool Partition Wizard 」などを扱う香港とカナダを拠点とする「MiniTool Software Limited」という企業が展開するソフトウェアブランドです。

MiniTool Partition Wizard

MiniTool MovieMakerのインストール方法

無料版のダウンロードとインストールは簡単です。

サイトにアクセスしたら「DOWNLOAD NOW」をクリック。

ダウンロードされたインストーラーをダブルクリックするだけです。

有料版は、ダウンロードした無料版をもとに契約を変更することになります。

操作方法も他の編集ソフトと基本同じです。

動画や静止画、音楽などの素材を編集画面の左側にドラッグアンドドロッブします。

下の方にドラッグした動画をクリックすると、右上に「Video Property」という表示が出るので、ここで様々な調整を行います。

Basicをクリックするとさらに小窓が開き、「Contrast」や「Saturation」などが表示様れます。

この値を変えることで画面のコントラストや鮮やかさ、明るさなどを調整できます。

Rotationは動画の回転、Speedは速さを変えて早送りにしたり、Audioは音の調整も行えます。

とはいえ、初めて動画を編集する人にとっては優先度は高くない機能かもしれません。

編集画面の下にあるタイムラインに、素材を順番に並べ、不要なカットをマウスでカットします。

カット編集が終わったら画面に変化をつけてみましょう。

トランジションの表示が独自

そんな時使うのが「Transition」です。

クリックするとソフトにあらかじめ登録されたトランジションパターンが表示されます。

試写することなしに直感的にトランジションの種類が見てわかります。

MiniTool MovieMakerの編集画面の特徴は、クリップの間に隙間が空いていること。

隙間があるからといって、編集点がガタつくという訳ではありません。

動画と動画の間にはアイコンがあります。

好みのトランジションが決まったら、このアイコンに好みのトランジションをドラッグ&ドロップします。

トランジションアイコンが指定したトランジションアイコンに切り替わります。

見た目にどんな効果が加わっているのかわかりやすいのも特徴の一つです。

書き出し

編集が終わったら右上の方にある「Export」をクリックして書き出します。

標準的なMP4、MOVのほか、ウェブで使われるWebM形式もサポートされています。

特徴的なのは、他の編集ソフトに見られるような細かい設定項目が省かれていること。

Quality項目にはBest、Better、Goodの三つのボタンがあるだけです。

考えてみれば、自分も書き出すときに設定項目をいじることはありません。

データ量が大きすぎて支障が出る場合だけ、タテヨコ比を変えたり、サイズダウンしたりする程度です。

機能を省いた方が初心者的にはわかりやすく感じました。

チュートリアル動画

まとめ

MiniTool MovieMakerは動画編集の知識がなくても、直感的に触っているだけで動画編集ができるソフトです。

使い慣れたWindowsムービーメーカーの感覚で動画編集がしたいという人にもおすすめです。