超手軽に作れて効果抜群ショート動画「 反応集 」の作り方

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 反応集 を書きます。

簡単に作れてチャンネル登録が期待できる「反応集」というショート動画ジャンルがあること知ってますか。

「みんなの反応が気になる!」というコンテンツの反応をまとめて30秒程度のショート動画にするもので、アニメやコミックなどのショート動画ジャンルでチャンネルが増えています。

作り方は簡単で、テンプレート化してしまうことで量産可能。

うまくトレンドに乗ることができるとチャンネル登録者の増加も期待できます。

「反応集」動画の作り方

反応集とは、いわば推しのファン層に向けて発信するエールのような「ショート動画」のこと。

材料となるのはコンテンツそのものに寄せられた声。つまりユーザーの評価です。

視聴回数はかなりの数に上っています。

とはいえ、制作者自身がオタクになる必要はありません。

推しが発信する評価やコンテンツの情報を調べてまとめるだけなので誰でもできて、しかもコストもほぼかかりません。

この内容でチャンネル登録者数 2.11万人。

さらに見ているうちに再生回数があっという間に増えていくのがわかります。

アニメ系の動画を例にとると、

  • 新作アニメを必ず見る
  • アニメ業界についてある程度の知識を持っている
  • 他人の反響を取材してまとめるのが好きだ

などといった人で、ショート動画を作り続ける気力がある人なら資格OKです。

たかしくん
たかしくん

オタクになるだけの気力も時間お金もありませんが、僕にもできますか。

用意するのは編集ソフトと動画に使える画像素材、喋るのが苦手な人はテキストを読み上げてくれる人工音声があれば大丈夫です。

ジャンル設定と準備

まずは動画のジャンルを選びます。

ここではアニメを例に取ります。

話題となったアニメを探します。X(ツイッター)などで検索すると、トレンドになったアニメがわかります。

キーワード「アニメタイトル 評判」「アニメタイトル 」などを使って投稿されたポストの中身を調べます。

そのアニメをさらに深掘りします。

例えば今話題の「葬送のフリーレン」ならば「葬送のフリーレン 評判」でポストを抽出し、使えそうなコメントを集めます。

  • 葬送のフリーレン、全く興味無かったけど反響が凄すぎて観るかなって気に成ってきた。
  • ネットの反響見てたら 良いツイートばっかりやったから 読者側から見て嬉しい
  • フリーレンは難しいけど、 色んなギミックがあって楽しい。

以上のような短く刈り込めそうなものを選んで短いフレーズとしてリライトします。

  • 反響が凄すぎて観るかなって気になってきた
  • ネットの反響、良いツイートばっかりで嬉しい
  • 難しいけど、 色んなギミックが楽しい
  • 評判通り本当に沢山感想語りたくなるアニメだった
  • 生死に乗っかった話はずっちい気はしたが、出来良かった
  • 最近は刺激が強いアニメが多いので、こういう嬉しいな
  • 評判良すぎて怖いわ

このように、冗長な部分を削ってナレーション原稿にします。

ナレーション原稿を音声合成アプリで音声ファイルにします。(私の場合はVoicePeakを使いました)

よく使われる音声ソフトが「AquesTalk(ゆっくり)」です。 YouTubeショートの反応動画の中で使われている定番ソフトです。音声スピードを簡単に変えられるのが特徴です。ゆっくりMovieMaker4 | 饅頭遣いのおもちゃ箱

動画の尺が30秒程度ならば、一カットあたりコメント5秒以内で処理したいため、10本くらいは用意したいところです。

動画編集

動画編集ソフトを起動します。

静止画数枚と音声ファイル、テロップを使うだけなので使いやすい編集アプリで十分です。

ここではCanvaを使います。

音声原稿を見ながら、その原稿にあった画像素材を探します。

画像素材は著作権の扱いが微妙なので取り扱いには注意しましょう。

気になる人は、素材サイトから手に入れた権利処理済みの画像を使うとか、画像生成AIを使って生成する方法があります。

映像が揃ったら、Canvaのタイムライン上に音声ファイルを乗せ、その音声に合わせて画像を並べます。

刺さるショート動画デザインとは

YouTubeショートやインスタ、TikTokなどの縦長動画のデザインにはレイアウト上の注意点があります。

縦長動画はスマホで視聴されるため、視聴者の目線の位置は上部に固定されます。

スマホ側の仕様から、画面最上部と画面下部は「お知らせ枠」になるため、見せたい画像を置くことは避けましょう。

手に入れた画像が縦長でない場合は、背景となる画像の上に編集したいところです。Canvaではレイヤー編集ができないのでFilmoraなどのレイヤー編集ができるソフトが使いやすいです。

テロップ入れ

画像と音声が編集できたら一回再生して映像と音声のタイミングを調整します。

テンポが微妙な場合は、音声スピードを1,5倍速にするなどしてみましょう。

いい感じに尺になったら、テロップとBGMを加えて調整します。

テロップの位置はスマホアプリのセーフティゾーン内から出ないようにしましょう。

画面最上部にはこの動画のタイトルもしくはキャッチを表示します。

最後に試写してみて完成です。

上記の動画は約30分で完成しました。

完成した動画のプロジェクトは使い回しが効くようにテンプレート化して保存しておくと便利です。

視聴者の食いつき具合は、素材の話題性の高さにより様々です。

投稿について

完成した動画は、概要欄に注意書きを記入し、ハッシュタグを付けて投稿します。

ハッシュタグは下記のようにして概要欄に貼り付けます。

#(アニメタイトル) #(アニメタイトル)反応集 #反応集

注意点

著作物を使用する場合は著作者の了解が必要です。

【著作権について】 当チャンネルは皆さんに楽しんでいただくことを目的としており、著作権や肖像権等の侵害を目的としたチャンネルではございません。 動画の中で掲載されている画像等の著作権や肖像権は、権利所有者様に帰属します。 権利所有者様や第三者に対して、不利益を生じないように注意を払っておりますが、何か問題がある場合には、早急に対応致しますので、メールアドレスの方へ権利所有者様本人からのご連絡をよろしくお願い致します。 【メールアドレス】****@***** 【参考資料&引用】 ▼著者名/権利者団体名(出版社など) ※動画内で使用している全ての画像は上記の作品からの引用になります。

作例動画

まとめ

事前にテンプレートを作って画像と音声だけ入れ替えることで制作時間を大幅に短縮できます。制作時間は30分もかからないので効率的です。

ネット上にアップロードされているジャンルはアニメやコミックばかりなので、切り口さえ見つかれば他のジャンルにも応用できると思います。