どうもこんにちは。動画編集やってると必ずぶつかる壁、それが 「書き出しトラブル」 です。
いやー、ほんとこれ、心臓に悪いんですよ。編集が終わって「よし、これで完成だ!」って思った瞬間に… エンコードで止まる。
あの赤いエラーマークが出たときの絶望感、経験ある人ならわかりますよね?
僕も何度もやらかしてきました。深夜3時、納品前夜に「書き出しエラー」とか。マジで胃に穴が開くかと思いました。
Adobe Media Encoder でトラブル発生!?編集者あるある

というわけで今回は、Adobe Media Encoderでよくあるトラブルとその解消法 を、初心者でも「なるほど!」と理解できるように解説していきます。
トラブル1:書き出し中に突然エラーで止まる
ありがちなシーン
夜中2時。明日の午前中に納品しなきゃいけない案件。
「これでやっと寝れる…!」と思って書き出しボタンを押す。進捗バーがジワジワと進むのを眺めながら歯磨きをして、戻ってくると…
「エラー:書き出しに失敗しました」
デスクの前で一瞬フリーズします。マジで心臓止まります。しかも再生すると5分の映像のうち3分で止まってる。ここで「もう一回書き出すか…いやでも同じエラーになったら?」って頭がぐるぐる。
僕もこの絶望を何度も味わいました。
解決法

- Media Encoderの [環境設定] → [一般] →「並列エンコーディングを有効にする」 のチェックを外す
→ 複数同時処理を止めることで安定します。 - レンダラーを「ソフトウェア処理」に変更
→ GPUを使わずCPUで処理。時間はかかりますが、エラー回避率は高いです。

僕も納期前にこれで救われたこと何度もあります。
「スピードより安定」を優先するのがコツです。
トラブル2:書き出した動画にノイズやブロックが入る
ありがちなシーン
クライアントチェック用に書き出して「これでOKだろ」と思って送信。
翌日返ってきたメッセージがこれ。
「なんか画質悪くないですか?特に夜のシーンでブロックみたいな模様が…」
慌てて確認したら、暗いシーンで細かいブロックノイズが走ってる!
頭を抱えて「え、昨日は気づかなかったんだけど!?」って叫びました。
原因はハードウェアエンコードの不具合。GPUの処理落ちで映像が荒れてたんです。
しかもこれ、再生環境によっては目立たない場合があるから厄介。僕も「自分のPCでは大丈夫なのに!」ってパターンに何度も遭遇しました。
解決法
- 「ソフトウェア処理」に切り替えて再書き出し。
- ビットレートを少し上げる(VBR2パス推奨)。
一度ノイズが乗ると直せないので、書き出し時に防ぐしかありません。
「なんか画質悪い?」と思ったらまず設定を疑ってみましょう。
トラブル3:書き出しが異常に遅い、進まない
ありがちなシーン
結婚式のオープニングムービー。納品は明日。尺はたった3分。
「まあ30分くらいで書き出せるっしょ」と思ってたら…
「残り時間:8時間45分」
え、ちょっと待って!?3分の動画だよ!?って思わず画面にツッコむ。
しかも夜中だからPCファンの音だけがゴオォォーーと鳴り響いて、部屋がサーバールームみたいになるんです。
僕もこのとき焦りすぎて、無駄に再起動しまくったことがあります。結果、進行状況は改善せず、結局「外付けSSDに書き出したら30分で終わった」というオチ。あのときの徒労感は忘れられません。
解決法
- GPUがちゃんと使われているか確認
→ [環境設定] → [レンダラー] が「Mercury Playback Engine – GPU高速処理」になっているか。 - それでも遅い場合は、一度「ソフトウェア処理」にしてみると安定することも。
- 書き出し先を外付けSSDにすると、ディスクI/Oで詰まらなくなります。
僕も昔、外付けHDDに書き出してて「全然進まねぇ!」って徹夜したことあります。SSDに変えたら嘘みたいに速くなりました。
トラブル4:音声だけ出ない、映像だけ出ない
ありがちなシーン
イベント動画を徹夜で編集して、朝イチで「完成しました!」と書き出し。
喜び勇んで再生してみると…
「…………」
音が出ない!!!
映像はバッチリ、でも完全に無音。頭の中で「やっちまったーー!」って叫ぶんですよ。しかもこういうのって、大体納品前に気づくからタチが悪い。
僕も一度、クライアントに「音が入ってないんですけど…?」って電話で言われたことがあります。背中に冷や汗ダラダラ。確認不足が原因でした。ほんとに地獄。
解決法
- 書き出しプリセットを確認。「ビデオを書き出し」「オーディオを書き出し」 のチェックが両方入っているか確認。
- QuickTime形式だとコーデックが特殊で再生できない場合あり。MP4(H.264)に変更して再確認。
- 特定プレイヤーで再生できないだけ、というケースも。VLCなど別のプレイヤーで試す。
僕は昔「映像だけない動画」をクライアントに送っちゃったことがあります…。めちゃくちゃ恥ずかしかった。確認はほんと大事。
トラブル5:キューに追加できない、Media Encoderが立ち上がらない
ありがちなシーン
Premiereで編集完了。お決まりの「キューに追加」をクリック。
…あれ?何も起きない。
「え?押したよね?」と思ってもう一度クリック。
それでも無反応。
仕方なく手動でMedia Encoderを立ち上げると、真っ白な画面が出て…フリーズ。
これ、急ぎの案件のときに限って起こるんですよね。僕も深夜1時に遭遇して、30分間再起動を繰り返し、「なんで立ち上がらないんだよぉ!」って机を叩きました。結局、Premiereから直接書き出すという強行手段で乗り切ったんですが…。
解決法
- Premiere ProとMedia Encoderを両方最新バージョンにアップデート。
- それでもダメなら、一度Media Encoderを再インストール。
- 応急処置としては「直接Premiereから書き出す」方法もアリ。
僕も本番前にこのトラブルに遭遇して、最終的にPremiereから直接書き出しました。スケジュール管理も大事ですね。
まとめ:トラブルのリアルは「時間」と「精神力」を削る

こういうトラブルって、ただのエラーじゃなくて「時間を奪われる」のが本当にキツいんですよ。
夜中にエンコードが止まったら、もう寝る時間もなくなって、翌日ボロボロの状態で納品することになる。
僕の結論はひとつ。
「少しでも不安定なら、安定設定で出す」。
エンコードは「安定性>スピード」で考えることがポイントです。
並列処理やGPU高速処理は魅力的ですが、環境によっては不安定になりがちです。
エンコードはスピードより信頼性です。トラブル回避のために最初からソフトウェア処理で回すとか、外付けSSDを準備しておくとか、そういう「備え」が本当に効きます。
「書き出しエラーが怖い!」という方は、まずはソフトウェア処理で試してみるといいですよ。
夜中のエンコード失敗ほどつらいものはありませんから…。
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こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Adobe Media Encoder でよくあるトラブルとその解消法を書きます。