【保存版】 Adobe Media Encoder でよくあるトラブルと解決法5選|書き出しエラーを回避する方法

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Adobe Media Encoder でよくあるトラブルとその解消法を書きます。

どうもこんにちは。動画編集やってると必ずぶつかる壁、それが 「書き出しトラブル」 です。
いやー、ほんとこれ、心臓に悪いんですよ。編集が終わって「よし、これで完成だ!」って思った瞬間に… エンコードで止まる
あの赤いエラーマークが出たときの絶望感、経験ある人ならわかりますよね?

僕も何度もやらかしてきました。深夜3時、納品前夜に「書き出しエラー」とか。マジで胃に穴が開くかと思いました。

Adobe Media Encoder でトラブル発生!?編集者あるある

というわけで今回は、Adobe Media Encoderでよくあるトラブルとその解消法 を、初心者でも「なるほど!」と理解できるように解説していきます。

トラブル1:書き出し中に突然エラーで止まる

ありがちなシーン

夜中2時。明日の午前中に納品しなきゃいけない案件。
「これでやっと寝れる…!」と思って書き出しボタンを押す。進捗バーがジワジワと進むのを眺めながら歯磨きをして、戻ってくると…

「エラー:書き出しに失敗しました」

デスクの前で一瞬フリーズします。マジで心臓止まります。しかも再生すると5分の映像のうち3分で止まってる。ここで「もう一回書き出すか…いやでも同じエラーになったら?」って頭がぐるぐる。

僕もこの絶望を何度も味わいました。

解決法

  • Media Encoderの [環境設定] → [一般] →「並列エンコーディングを有効にする」 のチェックを外す
    → 複数同時処理を止めることで安定します。
  • レンダラーを「ソフトウェア処理」に変更
    → GPUを使わずCPUで処理。時間はかかりますが、エラー回避率は高いです。

僕も納期前にこれで救われたこと何度もあります。
「スピードより安定」を優先するのがコツです。

トラブル2:書き出した動画にノイズやブロックが入る

ありがちなシーン

クライアントチェック用に書き出して「これでOKだろ」と思って送信。
翌日返ってきたメッセージがこれ。

「なんか画質悪くないですか?特に夜のシーンでブロックみたいな模様が…」

慌てて確認したら、暗いシーンで細かいブロックノイズが走ってる!
頭を抱えて「え、昨日は気づかなかったんだけど!?」って叫びました。

原因はハードウェアエンコードの不具合。GPUの処理落ちで映像が荒れてたんです。
しかもこれ、再生環境によっては目立たない場合があるから厄介。僕も「自分のPCでは大丈夫なのに!」ってパターンに何度も遭遇しました。

解決法

  • 「ソフトウェア処理」に切り替えて再書き出し。
  • ビットレートを少し上げる(VBR2パス推奨)。

一度ノイズが乗ると直せないので、書き出し時に防ぐしかありません。
「なんか画質悪い?」と思ったらまず設定を疑ってみましょう。

トラブル3:書き出しが異常に遅い、進まない

ありがちなシーン

結婚式のオープニングムービー。納品は明日。尺はたった3分。
「まあ30分くらいで書き出せるっしょ」と思ってたら…

「残り時間:8時間45分」

え、ちょっと待って!?3分の動画だよ!?って思わず画面にツッコむ。
しかも夜中だからPCファンの音だけがゴオォォーーと鳴り響いて、部屋がサーバールームみたいになるんです。

僕もこのとき焦りすぎて、無駄に再起動しまくったことがあります。結果、進行状況は改善せず、結局「外付けSSDに書き出したら30分で終わった」というオチ。あのときの徒労感は忘れられません。

解決法

  • GPUがちゃんと使われているか確認
    → [環境設定] → [レンダラー] が「Mercury Playback Engine – GPU高速処理」になっているか。
  • それでも遅い場合は、一度「ソフトウェア処理」にしてみると安定することも。
  • 書き出し先を外付けSSDにすると、ディスクI/Oで詰まらなくなります。

僕も昔、外付けHDDに書き出してて「全然進まねぇ!」って徹夜したことあります。SSDに変えたら嘘みたいに速くなりました。

トラブル4:音声だけ出ない、映像だけ出ない

ありがちなシーン

イベント動画を徹夜で編集して、朝イチで「完成しました!」と書き出し。
喜び勇んで再生してみると…

「…………」

音が出ない!!!

映像はバッチリ、でも完全に無音。頭の中で「やっちまったーー!」って叫ぶんですよ。しかもこういうのって、大体納品前に気づくからタチが悪い。

僕も一度、クライアントに「音が入ってないんですけど…?」って電話で言われたことがあります。背中に冷や汗ダラダラ。確認不足が原因でした。ほんとに地獄。

解決法

  • 書き出しプリセットを確認。「ビデオを書き出し」「オーディオを書き出し」 のチェックが両方入っているか確認。
  • QuickTime形式だとコーデックが特殊で再生できない場合あり。MP4(H.264)に変更して再確認。
  • 特定プレイヤーで再生できないだけ、というケースも。VLCなど別のプレイヤーで試す。

僕は昔「映像だけない動画」をクライアントに送っちゃったことがあります…。めちゃくちゃ恥ずかしかった。確認はほんと大事。

トラブル5:キューに追加できない、Media Encoderが立ち上がらない

ありがちなシーン

Premiereで編集完了。お決まりの「キューに追加」をクリック。
…あれ?何も起きない。

「え?押したよね?」と思ってもう一度クリック。
それでも無反応。
仕方なく手動でMedia Encoderを立ち上げると、真っ白な画面が出て…フリーズ。

これ、急ぎの案件のときに限って起こるんですよね。僕も深夜1時に遭遇して、30分間再起動を繰り返し、「なんで立ち上がらないんだよぉ!」って机を叩きました。結局、Premiereから直接書き出すという強行手段で乗り切ったんですが…。

解決法

  • Premiere ProとMedia Encoderを両方最新バージョンにアップデート。
  • それでもダメなら、一度Media Encoderを再インストール。
  • 応急処置としては「直接Premiereから書き出す」方法もアリ。

僕も本番前にこのトラブルに遭遇して、最終的にPremiereから直接書き出しました。スケジュール管理も大事ですね。

まとめ:トラブルのリアルは「時間」と「精神力」を削る

こういうトラブルって、ただのエラーじゃなくて「時間を奪われる」のが本当にキツいんですよ。
夜中にエンコードが止まったら、もう寝る時間もなくなって、翌日ボロボロの状態で納品することになる。

僕の結論はひとつ。
「少しでも不安定なら、安定設定で出す」

エンコードは「安定性>スピード」で考えることがポイントです。

並列処理やGPU高速処理は魅力的ですが、環境によっては不安定になりがちです。

エンコードはスピードより信頼性です。トラブル回避のために最初からソフトウェア処理で回すとか、外付けSSDを準備しておくとか、そういう「備え」が本当に効きます。

「書き出しエラーが怖い!」という方は、まずはソフトウェア処理で試してみるといいですよ。
夜中のエンコード失敗ほどつらいものはありませんから…。

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