「視聴回数伸びないな…」「コメントいつも似たやつばかり」って、悩んでいませんか?
実はそれ、視聴者の“心の声”を読み切れてないのが原因かもしれません。
視聴者の“心の声”を読むにはAIの力を借りるのが早いですよ。
そこで今回は、AIによって視聴者理解をグッと深められる分析ツールを3つ厳選して、プロがどう活用しているかを初心者でもわかりやすくお伝えします。
視聴者の本音が丸わかり!動画を伸ばす AI分析ツール の使い方
まずは、プロの間で注目されているAI分析ツールを三つ紹介します。
- TubeBuddy 人気のYouTube SEOツール。タグ提案、A/Bテスト、キーワードスコア、タイトル最適化、テンプレート機能など、運営効率化も強み。
- vidIQ YouTube専用のSEO支援ツールで、キーワード調査、タグ提案、競合分析、SEOスコア評価、トレンド分析などを1つで管理可能。
- Morningfame キーワード提案に特化し、初心者でもわかりやすいガイド形式でSEO対策を進められる。成長を視覚化するダッシュボードも魅力。
分析ツールはいろいろ出ていますが、YouTube投稿を始めたばかりの初心者なら、人気の高い使いやすいツールを選ぶのが王道です。
AI分析ツールは「何を集めて」「どう質問するか」で効果がまったく変わります。以下、それぞれのツールごと使い方を解説します。
① TubeBuddy:コメント管理とA/Bテストでファン心理に寄り添う
TubeBuddy | YouTube SEO & Growth Tool for Creators
✅ 主な機能と魅力
- AIコメント分析で「よくある質問」「感情傾向」が一覧化される
- 投稿タイミングの最適化やA/Bサムネ実験ができる
- タグ・タイトル・説明文のSEO診断も簡単
TubeBuddyは、ファンが何を聞きたくて、どこで離脱しているかを数値化して見ることができるので、視聴者の感情に寄り添った編集がしやすくなります。そのため動画の編集方針を修正するのに役立ちます。
🔹収集すべきデータ
- 視聴者コメント(ポジティブ・ネガティブ両方)
- サムネイルごとのクリック率(CTR)
- 動画タグ・タイトルの一致度スコア
🔸データの集め方
- TubeBuddyの「Comment Explorer」でキーワードや感情フィルターを使い、気になるコメントを抽出
- A/Bテスト機能でサムネイル別のクリック率を比較
- 「SEO Studio」でタイトルやタグのスコアを見る
🤖 AIへの質問例(ChatGPTやClaudeなどで活用)
以下はYouTube動画のコメントです。ファンが求めている改善点や質問を箇条書きで教えてください。
【コメント例】
- 「このエフェクトもっと詳しく知りたい」
- 「なんでこの設定にしたのか説明してほしい」
- 「最後の5分、ちょっと長いかも」
以下はクリック率(CTR)のA/Bテスト結果です。どのサムネイルが最も効果的か、理由を分析してアドバイスください。
【A】クリック率:2.3%|赤背景+リアクション顔
【B】クリック率:4.8%|白背景+驚き文字
成果
たとえば「YouTubeに寄せられたコメントの中から視聴者の本音を読み取って欲しい」という質問をAIに回答させることで新たな切り口を発見。次の動画構成に「初心者向けQ&A」コーナーを追加。登録者2倍になった例もあります。
② vidIQ:視聴者行動&競合比較で“流行”を先読みする
✅ 特徴と強み
- キーワード検索順位、競合動画分析、視聴維持率レポート
- 人気動画のどこで離脱しているのかなど、視聴パターンを可視化
どの瞬間に感情が動き、どこで飽きられてるかが見えるので、次の企画構成にそのまま活かせます。
🔹収集すべきデータ
- 平均視聴維持率(Audience Retention)
- 動画ごとの離脱ポイント(どこで視聴者が去るか)
- トレンド検索ワードや人気の競合タグ
🔸データの集め方
- vidIQ内の「Retention Graph」で各動画の視聴曲線を確認
- 「Keyword Inspector」で狙うべきトピックやタグをチェック
- トレンドセクションで競合動画の構成やキーワードも取得可能
🤖 AIへの質問例
以下の視聴維持率データから、視聴者がどこで飽きているのかを分析して、動画構成の改善点を教えてください。
【例】
0:00〜1:30 → 維持率80%
1:30〜2:00 → 維持率40%
2:00〜4:00 → 維持率20%
以下の人気キーワードの中から、初心者向けチャンネルに適したトピック案を3つ提案してください。
【キーワード】
- "after effects トランジション"
- "動画編集 チュートリアル"
- "初心者 YouTube 機材"
成果
ゲーム実況者さんが「プレイヤーのリアクション」が伸びるとAI分析で見つけ、「攻略シーンよりリアクション重視」にシフト。結果、視聴維持率が上がり登録者増に成功。
③ Morningfame:視聴履歴やSEOスコアで成長ドライバーを可視化
✅ 要チェックポイント
- 動画ごとのタグ・タイトル最適化スコア表示
- 視聴曲線に対して改善アドバイスが出る
- 競合と比較して「何が弱点なのか」を明示してくれる
「どこを変えればいいか」が素直に見え、初心者でも数字に惑わされず動画を改善できるのが強みです。
🔹収集すべきデータ
- タイトル・タグ・説明文のSEOスコア
- 自分の動画が伸びた理由(再生回数、登録者増との相関)
- 過去の成功動画の要素(時間、ジャンル、サムネなど)
🔸データの集め方
- 各動画の「Growth Opportunity」スコアをチェック
- 「Video Performance」タブで、自分の上位再生動画と共通点を洗い出す
- SEOスコアをA〜Fでランク表示 → 弱点が一目でわかる
🤖 AIへの質問例
以下はSEOスコア分析の結果です。どこを改善すれば動画の表示回数を増やせるか具体的にアドバイスしてください。
【スコア】
タイトル:C
説明文:B
タグ:D
過去に再生回数が多かった動画タイトルは以下です。共通点を分析し、新しいタイトル案を5つ提案してください。
- 「3分でできる動画編集の裏技」
- 「初心者でも簡単!After Effectsで光の演出」
- 「YouTubeで映えるテロップデザイン講座」
ある初心者チャンネルがMorningfameで「3分台のイントロが長すぎる」とフィードバックされ、編集パターンを改善。直後に平均視聴維持率が数%改善しました。
🧠 視聴者理解を深めるAIツール比較まとめ
ツール名 | 視聴者理解に効く主な機能 | 特徴・活用場面 |
---|---|---|
TubeBuddy | コメント分析・A/Bテスト | 視聴者とのコミュニケーション改善 |
vidIQ | 視聴維持・競合比較 | 動画企画・構成改善に活用 |
Morningfame | SEOスコア・視聴履歴からの提案 | 編集改善・投稿戦略立案に強い |
🤝 プロが実際に活用した“流れ”の例
よく使われる活用例として、「視聴者維持率」の分析が挙げられます。AIは視聴者が離脱するタイミングを正確に特定し、その原因(話の展開が遅い、内容が冗長、視聴者の期待とのミスマッチなど)を分析してくれます。
① TubeBuddyでよくコメントされる悩みを分析 →
*「この演出もっと詳しく見せて」*という声多数 → 次回は操作過程を詳細解説
② vidIQで視聴維持が落ちる箇所を確認 →
「シーン切り替え10秒前に離脱が増えてる」 → 後半構成を短縮してテンポ改善
③ Morningfameでメタ情報スコアを改善 →
「タイトルに数字を入れると視聴増」 → 「3ステップで魅せる」型にアレンジ
💡 まとめ:視聴者理解を“刃にする”AIツール活用術
- TubeBuddy:コメントやファン心理を可視化
- vidIQ:競合や視聴習慣から企画構造を学ぶ
- Morningfame:スコアと提案で改善指針を得る
この3つを適材適所で使いこなすことで、「視聴者が見たいと思ってくれる動画」に近づきます。
YouTubeなどの成果を伸ばしたければ数字を見ることも重要ですが、それ以上に大切なのは視聴者の心を読むことです。感情やニーズを読む力が動画を伸ばすんです。
データの中に隠れている気づきのヒントをAIを味方にして探しましょう。そして視聴者の本当の声を切り取る編集者を目指しましょう。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 動画を伸ばす AI分析ツール 三選を書きます。