
初心者が投稿動画の質を高めようと思ったら、人気のYouTubeを見て学ぶのが最適解です。
YouTubeの投稿動画の水準はどんどん上がっています。
動画制作人口のすそ野が広がっていることに加え、プロの演者や知識人、動画制作を生業としてきた人たちの参入が続いているからです。
学びが深まるチュートリアルチャンネルをご紹介します。
学びが深まる チュートリアル
押さえるべき動画編集テクニックは①音と絵をしっかり録ること。②全体の構成を考えてテンポを計算すること。③見てわかるようにビジュアルを構成すること。以上三点です。
気が付いた人もいるかもしれませんが、編集テクニックだけでチャンネル登録を集める動画を作るには限界があります。
「見て面白かった」「新しい気づきがあった」「また見たい」と思わせるような動画を、地道に作り続けることがチャンネル登録数アップの近道です。
視聴者が求めるのは何か。
テレビ番組づくりでもいえるのですが、視聴者が見たいのは自分とは違う「人」です。
数分間の動画を見ただけで、自分の知らない世界に連れて行ってくれるのは、人の持つ魅力次第。
タレントや有名人でなくても、その人でなければ語れない「サムシング・ニュー」・・・つまり新しさを伝えることができれば正解です。
要は、伝えたいものを伝えること。
その模範解答が人気YouTuberのチャンネル戦略に書いてあります。
何をどう語るのか、何が言いたいのかを分析しながら見続けると、自分にも応用できそうなヒントが山のように見つかるはずです。
イングリッシュおさる
おさるの仮面をかぶった人物が、英会話上達の方法論を語りつくす顔出し?ワンマントークです。
見どころは導入部分の前口上です。練りこまれたシナリオをもとにジェットカットで間を詰めた編集が、視聴者を掴んで放しません。
視聴者の興味や不安をあおりながら、立ち止まって考える余裕を与えずに説得しきるところは、セールスマーケットに長じた人がつくっていることがわかります。
【元英語教師国産バイリンガル】 英語学習開始6ヶ月でTOEIC900・3ヶ月英会話習得・2ヶ月英検1級 色々な教材を試し挫折するが、独学が英語学習において最強ということに気づき、超短期間&超効率で成果にフォーカスした英語コーチングをしています。
両学長 リベラルアーツ大学
投資系のチュートリアル動画は群雄割拠の戦国時代。口八丁手八丁のプロたちが使えるテクニックを駆使して作り上げた動画がしのぎを削ります。
プロの動画制作者がそれなりの制作費をつぎ込んで作り続けるのが「両学長リベラルアーツ大学」です。作品を見てわかるのはかなりの人手をかけて作っていること。
お金がからむだけに間違った数字やミスリードさせてしまう内容は信用につながります。シナリオ作りだけでも相当な日数をかけていることがわかります。
基本となるのはシナリオづくり。徹底的に練り上げられた原稿をもとに、アニメーションなど最先端の技術を使って動画化されています。
作りこまれたコンテンツなのですべてコピーしようとしても挫折します。サムネイルの設計や作り方、マインドマップの使い方、紙芝居のようなエフェクトの作り方などパーツに絞って分析すると、意外な発見に気が付きます。
Putti Monkey Wrench
映像デザインソフトAdobe After Effectsのチュートリアルに特化した動画です。
アニメーションの主人公と操作画面で構成されています。After Effectsのチュートリアルはほかにもありますが、この動画の特徴は初心者が手を出すであろう場面を深く掘り下げて動画にまとめている点です。
有料のコンテンツにも勝るとも劣らない動画を形ザク的に作り続けている点にも注目です。
まとめ
もちろん既存の映像業界のようにヒト、モノ、カネが必要なだけ使える環境ではありませんが、予算の範囲で投下した資金を回収して制作をつづけることだってできるようになりました。
動画制作を続けるうえで重要なのは、作り手が視聴者に何を伝えたいかという「メッセージ」です。
心に響くメッセージは、視聴者に気づきや発見を与えてくれます。つまり「良かった」「役に立った」という思いが信頼となり、チャンネルをまた見たいという気持ちにさせるのです。
編集テクニックは、メッセージをわかりやすく伝えるための手段であることを押さえた上で先行者の作品を見てみると自分のも使えるヒントが火つかるかもしれません。
独立して稼げる動画クリエイターを目指すなら映像制作と実務案件を通して学べるスクールがあります