動画に音ズレができると嫌ですよね。
DVDからmp4に変換したりするとよく起きます。
原因と対策よりもまずは修正したいとお悩みの人におススメなのがフリーソフトAvidemuxです。
音声出力部分のシフトを調節できるので手作業で音ズレが修正できます。
Avidemuxとは
Avidemuxはカット編集、フィルタ、エンコード機能を持つフリーの動画編集ソフトです。
日本語のミラーサイトはこちら。
avidemux プロジェクト日本語トップページ – OSDN
ダウンロードページからアーカイブファイルをダウンロードし解凍すればインストールできます。
日本語化するにはこちらのサイトからプラグインファイルをインストールします。
TiltStr::不定期版: Avidemux – 日本語言語ファイル
Avidemux日本語化ファイルを解凍し、[avidemux_ja.qm]を、Avidemuxのインストールフォルダの[qt5]→[i18n]フォルダに貼り付けるだけです。
音ずれの修正方法
このソフトの特徴はほかの編集ソフトには見られない音声調整機能です。
「映像出力」と「音声出力」を「Copy」に設定します。
Audio Output の下にある Shift のチェックボックスにチェックを入れます。
右の数値入力蘭に修正したい秒数を入力します。
チェックボックスの値は1,000分の1秒単位なので、音を1秒早くしたい時は -1000 と入力します。
再生ボタンをクリックして音ズレの程度を確認します。調整が必要なら数値を微調整します。
場合によっては上記セッティングするだけで正常に再生されることもあります。
また出力フォーマットを変更することで正常化することもあります。
修正が終わったら
映像と音声のシンクロが確認出来たらOutput Formatから修正した動画を書き出します。
無劣化編集なので時間がかかりません。出力形式は元動画ファイルと同じ形式にすることをおススメします。
部分的な音ズレがある場合は、手間がかかりますが、音ずれがある部分だけ編集ソフトで切り出して、修正済みのファイルを再編集すると方法が簡単です。
音ズレを修正できない場合は?
よくあるケースはつぎのものがあります。
- 音が出ない
- 保存した動画音が出ない
- 音ズレ修正できない
①環境設定」画面で「音声」を選択して下の「音声デバイス」を「Win32」に設定します。「Dummy」の状態なら音が出ないです。
②他の形式の動画へ変換して出力したい場合は、出力形式を変換するだけでなく、映像、音声の形式も変換する必要があります。
アウトプットする音声の形式がMP4 Muxerになっていること、また音量がゼロに設定されていると無音になってしまいます。ゲインモードを手動にしてゲイン値を確認してみてください。
③出力形式を「MP4 Muxer」以外にしてみる。
まとめ
音ずれが起きる原因は一様ではありません。
変換形式や変換作業に使うコーデックの組み合わせによっても異なります。
例えばソースがMP4の場合は 出力形式はMP4 Muxerにすると「音ずれ」補正ができない場合もあるようです。
収録再生に使う機材やソフトなど一つ一つ調査していくことで原因の特定がしやすくなるのでまず何が起きているのか確認することをお勧めします。
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