聞きづらかった音が蘇る。音声修復ソフトRX7 ELEMENTS

RX7
フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

撮影した映像素材を試写したら

「音がうまく録れていない」

「ノイズがひどい」

なんてことありませんか。

そんな時、レコーディングスタジオ音声さんがよく使う音の調整方法があります。

その調整方法をパソコンの編集でもできるようにしたのがiZotope社製 ソフトウェア/ツール 「RX 7 ELEMENTS」です。

音楽関係のプロだけでなく、映像編集メインの人でも持っておくと便利な音声修復ソフトです。

こんな音が修復できます
  • バックグラウンドノイズを除去
  • リップノイズを削除
  • 音割れを修正

iZotope RX Elements (v8) アイゾトープ

音声修復ソフトでできこと

エアーによる穴埋め

インタビューの編集などでよくあるのが、編集点で背景音が極端に変わったり、妙な空白ができること。段差のような音の変化は視聴者に違和感を感じさせてしまいます。
こんな場合は、欠落した音の要素をコピーして編集点をまたいでペーストします。段差の部分を穴埋めするように時間的な繋がりを持たせることでショックを和らげることができます。

風によるマイクの吹かれ対策

屋外収録でよくあるのが、マイクに風が当たることで吹かれノイズを録音してしまうことです。マイクに風貌をかぶせることである程度予防はできますが、それでも「ボボボッ」という吹かれノイズを拾ってしまった場合は、編集段階で対処します。
吹かれノイズの正体は低音ノイズです。
主に80Hzから150Hzあたりで起きるノイズなので、音声処理ではローカットフィルターを使ってこの周波数帯をカットします。

背景ノイズの処理

騒がしい場所でのインタビューなどで、背景音を対策したい場合はノイズ除去をかけます。有料ソフトRX7のVoice De-noiseなどの強力なツールを使うと一発です。モニターで聞き比べながら声の質感と背景ノイズの折り合う点をさぐり当てるのがミソです。
DaVinci Resolveではフェアライトページに進み、エフェクトライブラリからNoise Reductionを選んで、背景音を軽減したいクリップにドラック&ドロップし、環境音を分析して除去します。
やりすぎるとクリップ全体の音がおかしくなるので適度にとどめましょう。

単発ノイズの処理

パトカーや救急車のサイレンや物がぶつかる音、きしみ音などの処理は有料ソフトRX7の独壇場。スペクトラル編集機能を使うと、ノイズの場所が視覚的に特定できるので、ピンボイカトにノイズを抑えることができます。
ただし、人の声と被っている場合は人の声に影響を与えることになるので、受忍限度内での処理になります。

マイクの擦れノイズ

ピンマイクが衣類に擦れて発するノイズです。RX7の最上位機種には専用の機能があり一括処理できますが、持っていない場合はノイズのブロックを一つ一つ範囲指定してカットしたりします。

リップノイズ

ナレーションの唇ノイズのことです。いきつぎのノイズも含め、音声の波形を見ながら取り除きます。
RX7にはリップノイズ専用の機能があるので音質に響くことなく除去できます。

音割れの修理

慎重に録音レベルをセットしても予期せぬ大音量で音割れが生じた場合があります。音割れは音情報が飽和してしまったことから本来修復は不能です。しかし、多少の音割れならばRX7のDe-clipで問題ないレベルに修理することができます。

反響音

風呂場の歌声のように部屋の壁などに声が反響してしまう場合など、残響音を除去したい時はリバーブ(残響音)調整をすることで聞きやすくすることができます。

逆に、残響音のある広い部屋で収録した素材に、スタジオ収録した残響のない音声を馴染ませたい場合などでも使えます。

ピンマイク(ラベリアマイク)とガンマイクの位相合わせ

インタビューを二つのマイクで収録し編集でミックスする場合、位相がずれて聞きにくくなる場合があります。編集時に音声の波形のタイミングを調整して行いますが、逆相という問題が起きる場合があります。

声のイコライザー処理

録音した声をより聞き取りやすくするには、中音域を上げたりして、声の周波数を調整する場合があります。超低音域や超高音域は必要な情報は少ないので、ローカットやハイカットのフィルターをかけるとよりクリアーな音感を得ることができます。340Hzを削るとすっきり感が、さらに700Hzと2KHzを持ち上げると明瞭度が向上します。

モノラル素材のステレオ化

どうしてもモノラル音源をステレオ化したい場合は、プラグインのOzone Imager2を使うことで疑似ステレオにすることができます。

RX 7 ELEMENTS とは

業界標準のオーディオリペア( 音声修復 )ツール。映画、テレビ、アニメやゲーム業界の音の仕事には欠かせない存在です。

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RX Elementsは、オーディオリペアを始めるのに最適なRXのエントリーモデル。ホームスタジ オ・小規模スタジオでダイアログ録音や音楽制作を行う際に頻繁に悩みの種となる、過大入力 によるクリッピング、唇や舌から出るクリックノイズ、電源のハムノイズなどを除去する、代 表的なリペア機能を提供します。 

プラグイン版とスタンドアロン版の二つがあります。

セットアップ方法

製品を購入すると製品名の略称が入ったシリアル番号が送られてきます。

iZotope製品のインストールには専用のインストーラー「Portal」が必要です。インストーラーからインストールすることで製品の登録からパソコンへのインストールまで一括して行ってくれます。

「Portal」のダウンロードは公式から行います。

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インストール後、Portalを起動すると以下のような画面が表示されます。

iZotopeのアカウントを作成するため、メールアドレスとパスワードを入力し、ログインします。

製品一覧の中から RX 7 ELEMENTSを選択してインストールします。

シリアル番号の登録

製品の登録をするため赤丸の部分をクリックします。

シリアル入力画面に切り替わるので、シリアルを入力します。

シリアルに問題がない場合は、認証先を確認されます。

パソコンに登録する場合はパソコンアイコンをクリックしてアクティベートを押します。

認これで、アクティベーションは成功ですので、お持ちの製品をクリックしインストールを開始します。

iLok  とは複数の環境で作業する際便利な ドングル型のキー のことです。[1]iLok アイロックPace 社が開発したソフトウェアの認証(オーソライズ)を行う方式、また、その USB に差し込むドングル型のキーの事。 … Continue reading

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References

References
1 iLok アイロックPace 社が開発したソフトウェアの認証(オーソライズ)を行う方式、また、その USB に差し込むドングル型のキーの事。 音楽系ソフトウェアは違法コピー防止のためにこのようなハードウェアのキーによる認証を行うものが多くあり、iLok はその中でもメジャーな方式である