今日はね、ちょっとニッチなんだけど、動画編集者とかブロガーとか、あと授業で動画をよく使う人なんかが「おお!」ってなるサービスを紹介します。その名も TubeChop(チューブチョップ)。
これ、簡単に言うと「YouTube動画の好きな部分だけ切り出して再生できる」やつなんですよ。
例えば1時間の講義動画の中で「ここ!3分40秒から5分10秒だけを友達に見せたい!」ってとき。YouTubeのシェア機能だと「開始時間」しか指定できないから、結局最後まで再生されちゃうんですよね。
でもTubeChopなら「開始」と「終了」両方を指定できちゃう。これ、地味に便利なんですよ。
ただね、もちろん「めっちゃ助かる人」と「別に使わなくてもいい人」に分かれるんです。
今日はそのあたりを、僕なりの視点で よくある5つのケース にまとめてみました。
YouTube動画を部分再生できるTubeChopとは?メリット・デメリット徹底解説
TubeChopとは、YouTube動画の特定の部分を切り出して、その部分だけを共有できるオンラインサービスです。ブラウザからアカウントなしに利用できるので、クリップの作成と共有は誰でも可能です。

TubeChop — Trim and Share YouTube Clips
操作方法も簡単で、マウス操作で開始時間と終了時間を指定して、長尺の動画から興味のある部分だけを抜き出し、ブログなどに埋め込んだりリンクで共有したりするのに便利です。
切り取った動画には賞味期限「This clip will expire 6 days from now.」があります。
ケース① 授業やセミナーで「ここだけ見せたい」先生・講師タイプ → 超便利!
たとえば大学の先生。YouTubeにある長い講義動画を教材として使いたいとき。
「全部は長すぎるけど、この部分だけ生徒に見せたいんだよなぁ」ってシーン、ありますよね。
TubeChopなら、必要なとこだけスパッと切り出してリンクを配布できるから、生徒もダラダラ長い動画を見ずに済む。集中して「必要な知識」だけ学べます。
実際に僕も以前、Premiere Proの海外チュートリアルを紹介するときに、「この5分の操作が神!」って部分だけ切り出して学生に見せたんですけど、理解度が全然違ったんですよ。
「全部見ておいて」だと絶対途中で寝るんで(笑)。
ケース② ネタ動画をTwitterやブログで紹介したいブロガー → 超便利!
ブロガーやインフルエンサーって、面白いネタを「どのシーンで笑えるか」をピンポイントで共有したいんですよね。
たとえば…
・漫才動画の「オチだけ」
・映画予告の「衝撃シーンだけ」
・動物動画の「猫が急に立ち上がるとこだけ」
これをTubeChopで切り出して埋め込むと、「そこが一番面白いのね!」って一発で伝わるんです。
記事を読んでる人も「うわ、確かにここで爆笑だわ!」ってなって、滞在時間も伸びる。
YouTubeのまるごと埋め込みだと「最初から全部見なきゃ」ってハードル高いんですけど、TubeChopなら見せたいとこだけズバッといける。これはブログ向き。
ケース③ 友達に「神シーン」を布教したいオタク → 超便利!
アニメ好きとか、音楽ライブ好きの人、これ刺さります。
たとえば「ライブ動画のサビ前からサビ終わりまでだけ見てくれ!」ってとき。
普通にURL送ると「いや、どこが神なの?」って感じでスルーされがち。
でもTubeChopなら「2分10秒〜2分50秒」ってバシッと切り出せるから、相手はワンクリックで神シーン直行。
僕の友達も「このギタリストのソロやばいから!」って送ってきたんですけど、TubeChopリンクで来たんで、速攻見たし、しかも「え、マジでやばいな」ってなった(笑)。
布教力、段違いです。
ケース④ 動画編集者 → 正直そこまで必要ないかも…
ここで逆に「そうでもない人」。
僕みたいな動画編集者は、結局 Premiere ProとかAfter Effectsで切り出しちゃう んですよ。
だってTubeChopってFlash形式での再生になるから、iPhoneで見れないこともあるし、画質もオリジナルより落ちる。
クライアントに見せるときは、やっぱりちゃんと編集して書き出した動画の方が安心。
だから「本気の現場」で使うよりは、「とりあえずシーン確認してもらう」みたいなカジュアル用途向けですね。
ケース⑤ ただ「普通にYouTube見るだけ」の人 → いらない!
最後はもうシンプル。
YouTubeを普通に楽しむ人、TubeChopは不要です。
好きな動画を丸ごと楽しむのが一番幸せだし、そもそもTubeChopでわざわざ切り出す理由がない。
YouTubeアプリの「シェア→開始時間指定」で十分。
なので「便利そうだけど結局使わなくなった」って人も多いはず。
TubeChopの使い方を初心者向けに解説!
さてさて、ここまで「誰に便利か」をお話してきましたが、
「いや、実際どうやって使うの?」って思いますよね。
安心してください。めちゃくちゃ簡単です。
もう一緒にやってみましょう。
ステップ① 普通にYouTubeで動画を探す
まずは普段どおりYouTubeを開いて、見せたい動画を探します。
例えば「猫 面白い」とかで検索して、再生ボタンを押す。
「あ、この猫がこけるとこだけ見せたい!」っていう動画を見つけたら、そのURLをコピーしておきます。
ブラウザの上のアドレスバーをクリックしてコピーすればOK。
ステップ② TubeChopにアクセス

次に TubeChop を開きます。
昔ながらのシンプルなサイトで、画面の上にURLを貼り付ける欄があります。
さっきコピーしたYouTubeのURLをペタッと貼り付けて、「Search」をクリック。
ステップ③ 動画の切り取りポイントを決める

すると、TubeChop内でそのYouTube動画が再生できるようになります。
動画の下に、ピンクっぽい色の時間バーが出てきます。
そのバーの左右に「つまみ」があるので、マウスでつかんで動かしてみてください。
左が「開始時間」、右が「終了時間」です。
たとえば「1分20秒〜1分40秒」だけ見せたいなら、その位置に合わせます。
※コツ:いきなり細かく合わせようとすると時間かかるので、まず終点を決めてから始点を合わせるとスムーズ。
ステップ④ 「CHOP IT」をクリック
始点と終点を決めたら、青いボタン「CHOP Vedeo」をクリック!
すると、切り出した部分だけの再生ページが出来上がります。
ステップ⑤ URLや埋め込みコードをコピー

完成したページの右側に有効期限と出力方法が表示されます。このクリップは6日後に期限切れになります。※This clip will expire 6 days from now.
- Link:普通のURL。これを友達に送れば、その部分だけ再生されます。
- Create New Trim:新規に作り直します。
- View On YouTube:表示がYouTubeに切り替わります。
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注意点:iPhoneでは再生できない場合あり
ひとつだけ落とし穴。TubeChopはFlash形式を使っているので、iPhoneや一部スマホでは再生できないことがあるんです。
なので「パソコン前提」で使うときに便利なサービスと覚えておくのがベター。
使い方まとめ
- YouTubeで動画を探してURLコピー
- TubeChopに貼り付けて「Search」
- つまみで開始・終了を調整
- 「CHOP IT」で切り出し
- URLか埋め込みコードをコピーして共有
…ね? めっちゃ簡単でしょ。
利用上の超移転
TubeChopって便利なんですけど、やっぱり 著作権のトラブル に関しては注意が必要です。僕も最初に触ったとき「これって大丈夫なの?」って正直思いました。
著作権の基本ルール
YouTubeにアップされている動画って、当然 著作権者(投稿者や制作会社など) がいます。
そのため、たとえ「一部だけ切り出して再生する」だけでも、 著作権法的には「引用」や「利用」にあたる 可能性があります。
YouTube自体も規約で「動画を勝手にダウンロードしたり改変してはいけない」と定めています。TubeChopは「動画を保存」するのではなく「部分だけ再生できるリンクを発行する仕組み」なのでグレーゾーン。
実際に気をつけたいポイント
- 商用利用は避けるべし
ブログに広告を貼って収益を得ている場合、著作権者から「無断利用」と判断されるリスクはゼロではありません。 - 公式チャンネルの動画は特に注意
映画会社や音楽レーベルなど、権利管理が厳しいジャンルの動画を切り出して共有すると、警告を受けたり削除されることもあります。 - 教育目的やレビューなら「引用」の範囲」でOKな場合も
「引用元を明記」「必要な範囲のみ」「自分の解説がメイン」なら、著作権法の「引用」として認められる可能性があります。
ただしこれは日本国内のルールで、完全に安全というわけではありません。 - 埋め込みは基本OK(ただし削除リスクあり)
YouTubeが公式に提供している「埋め込み機能」は、著作権者が許可している形なので基本的に問題なし。
ただし元動画が削除されると、自分の記事に埋め込んだ動画も見れなくなります。 - iPhoneなどで見れない仕様もトラブルの元に
「見れないじゃん!」ってクレームが来るのも小さなトラブル。共有前に相手の環境を考えましょう。
まとめ
- 個人利用(友達同士で共有する程度) → ほぼ問題なし
- 教育やレビュー記事で「引用」目的 → 条件を守ればセーフ寄り
- 商用利用や公式コンテンツの切り出し → トラブルの可能性あり
要は、TubeChopは「ちょっとした便利シェア」に使うのが一番安心ってことです。
まとめ:TubeChopは「ピンポイントでシーンを共有したい人専用ツール」
というわけで、まとめるとこうです👇
- 授業・セミナーでピンポイントに使いたい先生 → ◎
- ブロガーやインフルエンサー → ◎
- 布教したいオタク → ◎
- 動画編集者 → △
- ただ見るだけの人 → ×
TubeChopはシンプルだけど、人を選ぶサービスです。
でも「ここ!」ってシーンを強調したいときは、まだまだ現役で使えるツール。
ただし注意点として、iPhoneでは再生できない可能性があるので、共有相手がスマホメインだと微妙。そこは押さえておきましょう。
僕的には「誰かに笑ってほしい」「ここだけ見てほしい」ってときに最高のツールだと思います。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 TubeChop を書きます。