リタイア後動画づくりで生きていくための七か条

定年退職後の七か条
フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

先日、動画制作に関心を持つ知り合いから相談を受けました。

「65歳定年後、動画制作で暮らしていけるだろうか」という質問。

話を聞くと、老後の仕事として動画制作は成り立つのか知りたかったといいます。私はシニアですが、4年前から動画関係のブログと、動画そのものの仕事を模索して毎日を過ごしてきました。今ではわずかですが収益もあがり始めました。

定年が延長され、65歳を超えても働きたい人は増えています。年金の不安もあるのでしょう。その波紋はこれから定年を迎える世代にまで広がっています。

サラリーマンにとっては本業以外の仕事探しは切実ですよね。

そこで、シニアが動画制作で生きていくための条件を七か条にまとめました。

動画制作は誰でもできる

最初にはっきり言っておきます。

動画制作は誰もができる仕事です。資格も経験も必要ありません。極めようとすると山の頂はとてつもなく高い野ですが、裾野は広くイージーな仕事の一つです。とくに最近は5Gとかリモートワークとかが注目され、映像に対する需要が爆発しています。個人の楽しみから始まったYouTubeは編集やサムネイル制作で稼ぐ人すら出てきました。

多少映像に興味を持ち、撮影や編集の技術を持つていれば、シニアでも「安定老後」を勝ち取ることができます。そこで動画に関心のあるシニア世代にも、

65歳定年後、動画投稿で暮らしていけるだろうか

という考えが生まれたのでしょう。やればできる。としか答えようがありません。ただし、収益に繋がるかどうかは別問題です。本気で取り組もうとしたらそれなりの努力が必要です。ではどのように準備すべきでしょうか。

  • 焦らず急ぐ
  • 趣味の範囲にとどめない
  • 身銭を切る
  • 個人事業主と接触する
  • 相手のニーズに合わせる
  • 自分を持って行く場所を探す
  • 初心に帰る

これは「定年後」で知られる楠木新さんが雑誌に書いた「定年準備」指南の考え方、七か条です。読んでみると平均的なシニア層向けに描かれたものですが、動画制作で自立を目指したいシニアにぴったり当てはまります。

動画に当てはめるとどうなるのか考えてみました。

焦らず急ぐ

65歳を迎えるまでに余裕があるならば、早いうちから仕事を見直し「もう一つの人生」に向けた時間作りを始めることをおすすめします。

私が老後を意識し始めたのは57歳で再就職をした時でした。そのときは動画を生活の軸にしようという考えは浮かばず、収入の減少とローンや生活費の削減方法ばかり考えていました。

家計を見直すため生命保険を解約したりローンの繰り上げ返済をしたりして、借金を減らしました。収支をエクセル管理するうちに家計のバランスも改善し始めました。その結果、それまではもらえる年金の仕組みも金額もわからない状態だったのが、勉強の末確定申告で還付金が戻ってくるほど節税スキルも身につきました。

動画の仕事に着手する以前に、数年をかけて生活の見直しをしていたのです。

趣味の範囲にとどめない

定年退職をしたサラリーマンがやりがちなのが資格を取りにスクールに通ったり独立開業するケースです。退職金が手に入ると気持ちが大きくなるのでしょう。海外に移住するケースもあります。

次に私が目指したのはカネをかけないで新しい道を開拓することでした。手を広げず自分ができることから生活を変えるしかありません。放送という競合相手がいない仕事をしていたことはラッキーでした。

大学から動画実習の声がかかったのです。このとき始めてブログに挑戦しました。動画制作についての説明用に始めたブログが、このブログの出発点です。

2年後実習が終わり、勤務先の仕事も時間ができるようになりました。そこで動画編集を始めました。YouTubeなどで収益化につながる道があったことも理由の一つです。自分をタレントにして動画にする方法もありましたが、動画作りというスキルを最大限に生かす道を選びました。

身銭を切る

身銭を切って食事に誘うという意味ではありません。自己投資です。商売を始めたり投資にチャレンジするのは身銭を切るとは言いません。大金を投じるのはリスクです。生活に影響のない範囲で自分に投資することを目指しました。動画制作に必要な撮影機材やパソコンは中古品などから査定して選びました。かけたお金は必ず回収するという意識を持ったのです。そうした体験はブログの記事にすることでコスパ意識を徹底したのです。

個人事業種と接触する

サラリーマンのデメリットは人間関係が社内の関係に収斂してしまうことです。これでは自分の能力を客観視することはできません。いずれは社内の人間関係も消滅してしまうからです。

可能な限り社外で開催される集いに参加しました。動画制作に繋がる可能性のあるテーマや、自分が面白いと感じたイベントには足を運び、主催者と雑談を心がけました。

個人で稼いでいる人に自分の素性を明かして繋がりを持つのは勇気がいりますが、Facebookなどで繋がりを持ち続けるうちに、さらに新しい人間関係に展開する足がかりができました。

相手のニーズにあわせる

動画制作のメリットは映像を使うと情報を広くより印象づけて伝えられることです。新しく出会った人の中には映像スキルを求めている人がいるかもしれません。相手のニーズを理解して、求められる映像を作り出すことができればさらなる可能性に繋がります。

自分を持って行く場所を探す

知っているようでいて知らないのが自分の能力です。人と出会い自分を棚卸しし続けているうちに「あなたは映像のスキルがあるのだから記録を手伝って」といわれることがあります。自分の力だけでは発見できない自分の長所を人が見つけ出してくれるのです。自分を生かす場というものは他人のために役立つ場所にあるのかもしれません。

童心に帰る

いやなことは長続きしませんが好きなことなら続きます。集中すること自体が宝物なのです。大人の時間を長く続けるうちに子どもの頃に熱中したことを忘れてしまいます。一つのことを長く続けるには熱中できるかどうかが鍵です。なにに熱中できるかの判断基準は子ども時代にかえってみること。まずは第一歩を踏み出し、ちがうとなったら引き返す。その繰り返しを助走期間を使って準備することで、子ども時代の熱中が自分の中によみがえって来るはずです。

成果が出るまでには時間がかかる

このブログを始めたのは4年前。大学の講師を拝命したのがきっかけでした。ブログは昨年秋頃からアクセス数が伸び始め今では月1万PVを超えるまで成長しました。

ここまで育ったのは、継続して書き続けたこと。自分が書けるテーマから離れなかったこと。この点です。

ブログというものは書いたからすぐにアクセス数が上がるものではありません。読者の役に立つ記事であることをgoogleが評価してくれないと検索の優遇は受けられません。検索上位に上がるためには有益な記事を数多く書くことです。

数を書くということは結構骨が折れます。1記事1000字を書くためにはほぼ一日がかりです。毎日更新をするにはテーマ選びも大変です。最初飽きずに続けることができるテーマであっても、成果がでるまでには時間がかかることがわかりました。

このことからいえるのは、最初の行動「焦らずに急ぐこと」の意味が見えてきます。大きく始めてしまうと修正できませんが、小さく始めるとムリせずに続けることができるのです。

まとめ

毎年この季節。経済誌は「定年」を企画の目玉にして編集します。決算シーズンも終わり会社を離れる人が多いからかもしれません。

65歳を迎えてサラリーマン生活が終わると本格的な老後人生が始まります。

悠々自適というのは昔の話。寿命がどんどん延びているので出費は増えるばかり。加えて感染症に備える新しい生活が始まります。

ローンが残っていると年金だけでは暮らせません。これから定年を迎えるシニアは「ぼーっと生きている」訳にはいかないのです。

「動画制作で人の役に立ちたい」という気持ちを持つことは、長い老後の時間を前向きに生きていくための道しるべになります。

七か条を考え行動することは、自分を売り出すチャンスかもしれません。サラリーマン時代のくびきを逃れフリーランスとして生きていくうちに拾う神は突然やってきます。




ABOUTこの記事をかいた人

元テレビ番組制作者。再就職→窓際→WEBコンテンツ制作で復活。64歳にして動画制作に自分の価値を見いだしました。目指すのは地域に根ざした"伝える系"の動画制作です。スキルアップと感謝の気持ちを持ちながら楽しく生きていきます。編集のお手伝いも始める予定です。