使える!DaVinci Resolve18 ショートカットキー セレクション

ショートカットキー
フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 ショートカットキー を書きます。

編集をスピードアップさせるために覚えておきたいのがショートカットキーです。

DaVinci Resolveで編集速度を上げたいなら、デフォルト設定されているショートカットキーをまずマスターしましょう。

ショートカットキー の配列を知る方法

ショートカットキーとは、特定のキーを押すことで決まった動作ができる便利機能です。

ショートカットキーに興味がある人は、DaVinci Resolve を起動し、メニューバーの[キーボードのカスタマイズ]もしくは[Ctrl]+[Alt]+[K]をクリックすることで調べることができます。

キーに割り当てられた機能は次の通り。

キーに割り当てられた機能は画面下にあるアクティブキーの窓に表示されます。

キーを選択したままCtrlやShiftを追加すると表示も変わります。

複雑な機能を使いこなす必要のない人には、覚える必要のない機能もあるので、初心者はよく使うキーをまず覚えましょう。

よく使うショートカット

DaVinciResolveではマウスで編集できますがショートカットを使うことで時短できます。

初心者がまずマスターしたい基本のショートカットは、使用頻度が極めて高いコピーやカットなどの基本動作です。

基本のショートカット

  • Ctrl+Z 一つ前の作業に戻る
  • Ctrl+Shift+Z 戻り(Ctrl+Z)をやり直す
  • Ctrl+X 選択したクリップをカット
  • Ctrl+C 選択したクリップをコピー
  • Ctrl+V 選択したクリップをペースト

カット編集の作業効率を上げるショートカット

  • E ・・・・クリップを分割
  • J K L ・・・・逆再生、停止、再生
  • T ・・・・トリムモード
  • , . ・・・・1フレーム移動
  • U ・・・・編集点の移動
  • Ctrl+Shift 
  • N スナップ
  • F マッチフレーム
  • Ctrl+F

E クリップを分割

編集点の上に再生ヘッドを置いて[E] するとカミソリアイコンがオンになります。編集点でクリップをすぐにカットできます。

編集素材の中から余分な部分を除去したいときは【 Shift+[ 】します。

すると再生ヘッドより前、つまり左側がざっくり削除されます。

逆に Shift+]  で再生ヘッドの右側のクリップが削除されます。

これ以外にイン点はI、アウト点はOを覚えるといいでしょう。

J K L 逆再生、停止、再生

タイムライン上の動画を前後左右に再生します。あまり知られていないのが停止の機能を持つ「K」。「K」を押しながら「J」や「L」を叩くとコマ送りができます。

さらに。「K」を押しながら「J」や「L」を押し続けるとスロー再生ができます。方向キーでも同じことができます。

T トリムモード

トリム編集に切り替わります。トリムとはビデオの不要な部分をカットする編集作業のことを言います。

編集カット上でマウスをクリックしたまま左右に動かすと、カット尺は変わらず中のシーンだけ前後に動くスリップ編集ができます。(下に動かすとマークが変わり、スライド編集の機能に切り替わります)

カット点の微妙な間合いが編集できます。元に戻るにはAを押します。

, . 1フレーム移動

編集点を選択したまま「,」もしくは「.」を押すことで編集点が一コマずれます。”ナッジ編集”といって選択した要素を特定の長さだけ前後に移動することができる機能でDaVinci Resolve独特の機能です。

Shift と押しながらナッジを行うとファストナッジといって5フレーム移動します。

U 編集点の移動

カット点にマウスを合わせ、Uを押すと前後のカットの編集点を切り替えることができます。

Ctrl+Shift 

前後のカットを入れ替えたい時、入れ替えたいカットを選択したままCtrl+Shiftを押すと、カットを掴んだまま入れ替えたいカット入れ替えることができます。

N スナップ

F マッチフレーム

見たいシーンをすぐに表示できる機能です。

タイムライン上で表示されている部分の元素材を探し出したいときなどに使います。たくさんのクリップがあるときはマッチフレームが役に立ちます。

Ctrl+F

タイムライン上の素材をメディアプールから探し出したいときなどに便利。

覚えておくと実用的なショートカット

私が特に便利だと感じたショートカットキーです。

属性を別のクリップに反映させたい場合

クリップの属性を別のクリップに反映させたいことがあります。そんな時はクリップをAlt+Cでコピーしたあと、属性を貼り付けたいクリップ上にAlt+Vでペーストします。

すると「属性をペースト」というウィンドウが出現します。必要な項目を選択して[適用]をクリックすると別のクリップに反映することができます。

結果はインスペクタから確認できます。

別のトラックにペーストしたい場合

コピーしたクリップを別のトラックにペーストできなくて困ったことありませんか。

コピペしたいクリップを選択し、Altキーを押したままマウスを使ってドラッグすることで別のトラックの任意の位置にペーストすることができます。

トラックの高さを変える

編集中にタイムラインのトラック幅を見やすくしたくなったらトラックの高変更タンから調整できます。もっと手軽にトラック幅を変えたい場合はマウスを使うと便利。

【変更したいトラックを選択+マウスホイールをスクロール】するとトラック幅を変えることができます。

タイムラインをスクロール

タイムインの下にあるスライドでシーン全体を任意の位置に移動することができます。その代わりになるのが【Ctrl+マウスのスクロール】です。

タイムラインを拡大縮小

タイムラインの拡大縮小をするには専用アイコンがありますが、その代わりになるのが【Alt+マウスホイール】です。

フルサイズになります。※古いバージョンではshift+Z

全画面表示(シネマビュワー)

編集画面が一瞬でフル画面になるシネマビュアー。画面全体に広がって見えるので内容の確認に便利です。同じことはCtrl+Fでもできます。

チュートリアル動画

よく使われるキーを学ぶには、ベテラン編集者が使うキーを知るのが早道です。習熟するには繰り返すこと。一度で覚えられなくても、数日に分けて繰り返していくと自然に頭の中に入ります。

よく使う機能のひとつジェットカット編集を登録する

DaVinci Resolveのデフォルトのショートカットでは、一部のよく使う機能になぜか複雑なショートカットが割り当てられています。

ブレードを入れる → Command (Ctrl) + B

リップル削除 → Shift + Backspace / Delete

などです。YouTubeのトーク動画などでは、再生しながら無音の部分をカットして中詰めするジェットカット編集を頻繁に行います。

この二つの機能などは一つのキーにまとめてしまうと編集が早くなります。

キーボードのカスタマイズは、変更したいキーボードのアクティブキーをクリックして表示画面からおこないます。

写真の場合、Zに現在登録されている機能はZoom Vewer To Fitということがわかります。

使いやすいキー配列にする

DaVinci Resolveをさらに使いやすくしたい時は、自分だけのキー配列にカスタマイズすることもできます。

  • Q 先頭を再生ヘッドの位置に
  • W 末尾を再生ヘッドの位置へ
  • E クリップを切断=ブレード
  • A 縮小
  • S 拡大
  • D あわせる

例としてQキーを変更してみます。Qをクリックすると赤い枠に代わり初期設定がわかります。

初期設定ではQは[ソース/タイムラインビューア]に割り当てられています。

Qを[先頭を再生ヘッドの位置へ]に変更しカスタマイズします。※元のキー配列に戻すことができます。

①Qをダブルクリックします。

[ソース/タイムラインビューア]に割り当てられたQを削除します。

次に、アプリケーションを選択し、検索窓に「先頭を再生ヘッドの位置へ」と打ち込みます。

候補があらわれますが、再生ヘッドより前のシーンを削除しするのが目的なので「リップル」を選択します。

プラス+を押すと入力ができるようになるので、新規に割り当てたいキーである”Q”を入力します。

ほざくを押すことで確定します。プリセットの名前はわかりやすい名前にして保存します。

同様に、Wには「末尾を再生ヘッドの位置へ」、Eには「クリップを分割」、Aには表示・ズームの「縮小」、Sには「拡大」、Dには「あわせる」を割り当てます。

初期設定のキーを削除しないまま変更すると、aはチに、dはシが表示されました。

初期設定のキーを削除すると変更できました。

まとめ

編集をスピードアップさせるために覚えておきたいのがショートカットキーです。

DaVinci Resolveで編集速度を上げたいなら、ショートカットキーを自分なりの配列にするなどして、使いやすさを追求してみるといいかもしれません。