先日こんな質問をいただきました。

タイムラプスって何か教えてください?
タイムラプスとは、時間の流れを早送りしたような映像効果で、空の移り変わりや都市の喧騒、植物の成長などを印象的に見せるのに使われます。
本来は、カメラのインターバル撮影機能で一定間隔ごとに静止画を撮影し、それを繋ぎ合わせて作りますが…
「タイムラプス機能付きのカメラがない!」
「写真から作るのが面倒…」
そんな時に活躍するのが、動画編集ソフト「DaVinci Resolve」なんです!
【初心者向け】動画をDaVinci Resolveでタイムラプスに変換する方法を徹底解説!
🎬 タイムラプスの2つの作り方
方法 | 内容 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
静止画から作成 | カメラを固定してインターバル撮影 | データ容量少・長時間対応 | 専用機材が必要 |
動画から作成 | 長時間撮影した動画を変換 | スマホでもOK・手軽 | 容量が大きい・バッテリー消費 |
今回は、後者の「動画から作るタイムラプス」にフォーカスして解説します!
🔧 ステップ①:動画から連番静止画を作成する
1. DaVinci Resolveの「エディットページ」で、タイムラインに動画を配置。
2. 「デリバーページ」に切り替え。
3. 書き出し設定を「Custom」に。
4. 出力形式を「TIFF(連番静止画)」に設定。

5. 書き出し先とファイル名を設定して「レンダー開始」。

これで、動画が連番の静止画として書き出されます!
🖼 ステップ②:連番静止画からタイムラプスを作成する
1. 「メディアページ」で書き出された静止画のフォルダを開く。

2. DaVinciが自動的に連番画像を認識して1つのクリップとして読み込みます。
• ※うまく認識されない場合は「個別表示(Individual)」にチェック。
3. 「エディットページ」にドラッグ&ドロップ。

4. タイムラインに追加し、画像表示時間を短く設定(例:2フレーム)。

• 右クリック→「クリップ長を変更」で調整可能。
これでタイムラプス映像の完成です!

💡 裏技Tips:さらに使いやすくするコツ
• 画像形式はTIFFやPNGがベスト(画質劣化が少ない)
• 表示時間を細かく調整して、スピード感を変えられる
• 最後にBGMやエフェクトを足せば、より印象的に!
🚨 よくあるエラーと対策
✅ 静止画が1枚ずつバラバラに読み込まれる…
→「メディアストレージ」右上の「画像シーケンスとして読み込み」をONにする。
✅ 一括して読み込むと、一つのクリップとして取り込まれてしまう…
連番にしたい場合は「Individual 個々の表示」にチエックを入れると解決します。

✅ クリップが読み込めない…
→ ファイル名が途中で連番になっていない可能性。例:「image001.tiff」から「image200.tiff」のように統一を!
🧩 まとめ:DaVinci Resolveで簡単にタイムラプスを作ろう!
DaVinci Resolveがあれば、特別な機材がなくても高品質なタイムラプス映像を誰でも作れます。
- スマホの動画でもOK!
- TIFFに書き出して連番静止画を作成
- 短く並べてスピード感のある映像に!
撮影しただけで放置していた長尺動画も、タイムラプスにすれば魅力的な作品に生まれ変わりますよ!
After Effectsで連番静止画を作ることもできます。その方法は別記事にまとめました。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 タイムラプス 用静止画の書き出し方DaVinci Resolve17 を書きます。