DaVinci Resolve メディアオフライン エラーの直し方!原因と対処法を初心者向けに解説

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 メディアオフライン を書きます。

今回は、DaVinci Resolveを使っていると突然出てくる謎のメッセージ「メディアオフライン」について、初心者でもわかりやすいように原因と解決策を丁寧に解説していきます。

「メディアオフライン」とは何なのか?どうすれば元に戻せるのか?安心してください。落ち着いて対処すれば、必ず解決できます!

DaVinci Resolveで「メディアオフライン」が出た時の対処法|初心者向け完全ガイド

「メディアオフライン」って何?ファイルが迷子になった状態です

機能がどんどん改良され17では編集ソフトとしても使い勝手がよくなりました。

DaVinci Resolveで「メディアオフライン」と表示されるのは、編集に使っていた素材ファイルの場所がわからなくなってしまったときに出るエラーです。

たとえばこんなケースで発生します。

  • 読み込んだ動画や画像ファイルを編集後に別のフォルダへ移動した
  • ファイル名を変更した
  • 外付けドライブを外してしまった
  • 他のパソコンでプロジェクトファイルを開いた

要するに、DaVinci Resolveが「この動画どこ行ったの?」と迷子になっている状態なんです。

対処法① 元の場所に戻す or 再リンクする

最も簡単なのは、ファイルを元の場所・元の名前に戻すこと

ですが、それが難しい場合は、手動で再リンクする方法がおすすめです。

再リンクのやり方(初心者でも安心!)

1. 編集画面のメディアプールにある「オフライン」のサムネイルを右クリック

2. 「Clip Operation」から「選択したクリップを再リンク」をクリック。するとエクスプローラーが起動するので、

3. パソコン内から該当ファイルを探して指定

4. 「開く」をクリックすれば完了!

見つからない場合は、Windowsの検索機能(虫眼鏡マーク)でファイル名や拡張子(例:.mp4)を頼りに探しましょう。

べつのファイルに置き換えるのであれば「選択したクリップを置き換え」からリンク切れのファイルに相当するファイルを選んで置き換えすることもできます。

フォルダー名を変更したらメディアオフラインエラーがでました。

素材を入れたフォルダを、例えるとオフラインエラーが発生します。

よくあるケースが編集が終わってディスクを整理する際「ぶいろぐ」フォルダーから「ぶいろぐアーカイブ」に書き換えるなどした時です。

たためエラーが起きました。素材の入ったフォルダを改めて指定します。

この場合は[ソースフォルダを変更]をクリックして変更後のフォルダーに書き換えましょう。

変更後のフォルダー、タイトルを変えたファイルを探します。

[ソースフォルダを変更]の[ブラウズ]をクリック。

自分のパソコンのフォルダーが表示されるので探り出します。

ファイルを見失わないための素材整理術

メディアオフラインを防ぐためには、素材の整理整頓がカギです。

私の場合、以下のようにルールを決めて管理しています。

• 外付けドライブに素材を保存(Cドライブ以外)

• プロジェクトごとに「日付+タイトル」のフォルダを作成

フォルダの中をさらに以下のような名前のフォルダを作ってファイルを分類整理します。

  • img:動画素材
  • pic:静止画素材
  • audio:音楽・ナレーション
  • dat:台本・メモなど

こうしておくと、どこに何があるかすぐにわかるし、編集が終わった仕事を「日付+タイトル」のフォルダごと保存するなどわかりやすく整理できます。このようにファイルのある場所をわかりやすく一つにまとめることでトラブルにも強くなります!

別のPCで編集するときは要注意!

DaVinci Resolveのプロジェクトファイルは素材と編集情報が分かれているため、別のパソコンで開くとリンクが切れて「全カットがオフライン…」という悲劇が起こることも。

素材ファイルを一緒にコピーしても、ドライブ名が違うだけでリンクが切れることもあるので注意しましょう。

奥の手!リンク切れを防ぐ「アーカイブ化」がおすすめ

どうしてもリンク切れが怖いという方は、プロジェクトのアーカイブ化がおすすめです。

やり方もカンタン!

1. メディアプールで右クリック

2. 「プロジェクトアーカイブの書き出し」を選択

3. 保存先を選んで実行!

すると拡張子が「.dra」のフォルダが生成されます。

✅ 「.dra」形式で書き出すメリット

🔹1. プロジェクト全体を丸ごとバックアップできる

.dra形式は「プロジェクトアーカイブ(Project Archive)」機能で生成される形式で、以下のすべてがひとまとめのフォルダに保存されます。

  • プロジェクトファイル(.drp)
  • タイムライン設定
  • 使用した素材ファイル(オプションで選択可能)
  • キャッシュ、プロキシファイル(オプションで選択可能)

つまり、そのまま他のPCに移動して再開できる完全なバックアップです。

🔹2. 別の環境やチームメンバーとの受け渡しに便利

.dra形式はファイルではなくフォルダ構成で管理されているため、プロジェクトとメディアが整理された状態で渡せます。

  • 撮影素材や編集素材を含めて共有可能
  • 編集チームでの作業分担に最適
  • PCのクラッシュやデータ消失にも強い

🔹3. 素材のリンク切れを防げる

通常の .drp 形式(プロジェクトファイル)のみを保存すると、素材が保存されたパスに依存するため、他の環境ではリンク切れを起こす可能性があります。

しかし .dra 形式なら、素材をプロジェクトと一緒に格納できるので、リンク切れの心配がありません。

🔹4. クラウド保存やアーカイブにも最適

  • フォルダごとZIP圧縮すれば、クラウド保存も簡単
  • 長期保存のバックアップとして安心
  • 今後再編集が必要になった際にも、復元がスムーズです。

📌.dra形式は「まるごと保存」で安心・便利!

機能.drp(通常).dra(アーカイブ)
プロジェクト設定✅ 含まれる✅ 含まれる
メディア素材❌ 含まれない✅ 含めることができる
キャッシュやプロキシ❌ 含まれない✅ 任意で含められる
チーム共有や別環境復元△ 手動対応が必要◎ すぐ使える状態で共有可能

まとめ|「メディアオフライン」は防げる&直せる!

DaVinci Resolveの「メディアオフライン」は、

  • 素材の場所や名前を変更した
  • 別のパソコンで編集した

などの理由で起こるよくあるエラーです。

でも、ちゃんと対処法を知っていれば怖くありません。

今日から実践できるポイント

  • 素材を移動・改名しない(整理ルールを決めておく)
  • メディアオフラインが出たら再リンク機能を使う
  • 万が一に備えてアーカイブ化(.dra形式で保存)しておく

編集トラブルを防ぐには、整理整頓とちょっとした気配りが大切です。

初心者の方も、ぜひ参考にしてみてくださいね!

チュートリアル動画