【実例】顔出しなしでYouTube動画にチャレンジする5つの手段

顔だし無用
フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

たまに相談を受けるのが「顔出しせずに動画を作りたい」という質問です。

誰が見てもわかる映像づくりをめざすのが放送番組の宿命です。長い年月をへて作り方も固定化されてきました。

動画投稿は見たい人だけが見るメディアなので、動画制作者は放送番組のような作法や手法に縛られず、自由なやり方でコンテンツをつくることができます。

副業扱いされるのが面倒。セキュリティが不安だ。喋りに自信がないなど、顔出しレスの動画づくりに悩まれる方も多いようですね。

今日はそんなお悩みにお答えします。

1.ニュースリポート風

ツイートで述べた方法です。

私の動画は顔出しなし。さらにナレーションもありません。スーパーのみで処理します。たとえばこんな感じ。

編集思考発売記念Live相談

書店で開催された新刊本の出版トークショーの取材動画。

TAMAGAWA BREW~多摩川河畔でゆったり過ごす1日と水辺に集う人々

地域で開催されたイベントの内容を記録動画。

地域限定の情報は 再生回数は少ないですが、 深い反応があり固定客につながることから依頼者に喜ばれます。

見てお分かりのようにすべて映像と実音+BGMで作っています。

こうした作り方をするのには理由があります。

理由は①会社勤めである。②セリフの修正がのちのち難しいという2点です。

私のチャンネル程度の再生回数では人物特定されるだけ見られていませんので、心配する必要はありません。ただし今どきの会社には珍しく「副業禁止」になっているので万が一の場合を考えてそうしています。

最大の理由は、顔出し・音声の収録を選ぶと、コメントを誤ると撮りなおすことになることです。事前に台本もつくらなくてはならないのはちょっと面倒です。

撮ったものを編集し、尺にしたものにテロップを当てるほうが直しがしやすいのです。

YouTube投稿動画の傾向として最近目立つのが、内容が大人向けになってきたこと。公序良俗に反する動画や低品質な動画は積極的にアカバン(免許停止)されていますし、子ども向け制限も設けられました。

一発芸がリードする時代はおわり、全体の質が多様化・深化しているのです。

もちろん、視聴者にとって顔が見える動画は強いので人気の中心となり続けるでしょうが、顔が見えなくても中身で勝負できないことはありません。

要は中身次第なのです。

ではどういう動画があるのでしょうか。いくつか調べてみました。

2.スライドを使った解説動画

金持ち父さん貧乏父さんの内容を20分でわかりやすく解説する

こちらは たこぺチャンネル さんの動画。本の内容解説動画です。なんと再生回数24万回。チャンネル登録数1.74万人。

単なる書評とちがうのは、解説用の板書書きを、マインドマップを使って行っていることです。パワーポイントやグーグルスライドでつくるものにくらべ、一枚の画面にすべてまとめることができます。

マインドマップはトニー・ブザンが提唱した思考・発想法の一つ。頭の中で起こっていることを目に見えるようにした思考ツールです。

たこぺチャンネルさんが使うソフトはX-mindです。

パソコン上にあらかじめ作ったマインドマップツリーを適宜示しながら解説。その模様をQuickTimePlayerの新規画面収録というツールで動画ファイルとして取り込むだけ。

活字を読むだけでは頭の中に入りにくかった説明文も、こうして視覚的に確認できることから人気となっているようです。

3.商品レビュー・ハウツー動画

商品紹介や商品を使ったデモンストレーションを動画にするもの。料理の実況収録なども含まれます。

【夫手取り15万】1週間食費3500円肉盛りがっつり献立生活その1

よめ子さんの料理動画。プロの映像制作者が構成、撮影、編集したもの(と思われる)クオリティです。188万回再生というのも、ストーリーと世界観がきっちりしていることからうなづけます。

動画投稿の世界にプロが参入し始めている例の一つと思います。

4.アート系手書き動画

料理の実況とコンセプトは同じです。違うのは描く内容の持つ圧倒的なクオリティです。

大森 浩平 – Kohei Ohmori さんのように作画や造形の過程をコンテンツにする人が増えています。膨大な時間を圧縮するタイムラプス機能付きのカメラが手軽に手に入るようになって可能になりました。

料理実況動画は分量や時間といった情報に意味があるのに対し、アート系は制作者の持つスキルを動画実況を通じて鑑賞してもらう点に違いがあります。

5.街歩き動画(ポイント・オブ・ビュー)

散歩をしながら風景をシームレスに撮る動画です。手持ち撮影のブレを抑えるジンバル(防振装置)が安価に手に入るようになり広がってきました。

私が動画投稿をはじめるきっかけとなったのもジンバル付きカメラを手に入れてからでした。

代表的な動画がこちら。

来日した外国人の視点で撮影された4K映像です。完全に無編集。ノーナレーション。スーパーも打たれていません。シリーズの再生回数がすごいことになっています。

再生回数の秘密はタグの打ち方にあります。英語で書かれているため海外の人から広く見られています。

まとめ

見ていてわかるのは、顔出し動画がすべてではないこと。自分だけが持つスキルを動画にすると関心を持つ人が固定客となり、結果的に再生回数も上がるのです。

大切なのは、好きなことを飽きずに積み重ねることです。

ドキュメンタリー系の動画づくりがやりやすいので、飽きずにテレビ的な動画を作り続けていきたいと思います。




ABOUTこの記事をかいた人

元テレビ番組制作者。再就職→窓際→WEBコンテンツ制作で復活。64歳にして動画制作に自分の価値を見いだしました。目指すのは地域に根ざした"伝える系"の動画制作です。スキルアップと感謝の気持ちを持ちながら楽しく生きていきます。編集のお手伝いも始める予定です。