【初心者向け】 DaVinci Resolve のAIボイスコンバート完全ガイド|自分の声を人工音声に変換!

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 DaVinci ResolveのAIボイスコンバート完全ガイドを書きます。

そもそも「AIボイスコンバート」って何?

DaVinci Resolveに搭載された「AI Voice Convert」は、自分の声を学習して、AI音声として再利用できる機能です。

作成したモデルデータはDaVinci Resolveに保存することができます。

これを使えば、動画ごとにナレーションを録音する手間がなくなり、自分の声そのままの自然なナレーションを自動生成できます。

プロっぽい仕上がりになるのに、作業はとってもカンタンなので興味のある人はチャレンジしてみてください。

DaVinci Resolveで自分の声をAI化!AIボイスコンバートの使い方完全ガイド

ステップ1:自分の声を録音した音声ファイルを用意しよう

まず最初に、DaVinci Resolveのモデルにするため、自分の声を録音した音声ファイルを用意します。

  • 推奨時間は45分以上の音声
  • 雑音の少ないクリアな声がベスト
  • できれば話す内容はナレーション調が◎

※スマホの録音アプリでもOKですが、マイクを使うとより精度が上がります。

ステップ2:DaVinci Resolveに音声を読み込む

1. DaVinci Resolveを起動し、録音した音声ファイルをメディアプールに読み込みます。

2. 読み込んだ動画もしくは音声ファイルのアイコンを右クリック

3. 表示されたメニューから

 「AI Tools」→「DaVinci AI Voice Training」 を選びます。

すると、AIボイスのトレーニングツールが起動します。

AI Voice Trainingツールがインストールされていない場合はダウンロードします。

ツールの容量は5GB近くあります。

ステップ3:AI音声モデルを作成する

ツール画面では以下の手順で操作します。

1. モデルの設定で「品質優先」を選択

2. 「Start」ボタンをクリック。すると学習が始まります。

3. 数十分ほど待ちます(音声の長さにより時間は前後。学習作業中は動画編集可能です。)

完了すると、AIが自分の声を学習したモデルが作成されます。

最後に、任意の名前(例:my_voice_ai)で保存しましょう。

ステップ4:動画の音声を自分の声に置き換える

ここからが本番です!

1. 音声を差し替えたい動画素材をタイムラインに配置します。(自分の場合は、テキストをVoiceBoxで変換したキャラクター音声を使います。)

2. タイムライン上の音声を右クリックし、

 「AI Voice Convert」 を選びます。

3. 作成した自分の声のモデル(例:my_voice_ai)を指定

4. 「レンダー(Render)」をクリック!

これで、動画内の音声があなたの声で再合成されたAIナレーションに置き換わります!

実際に使ってみた感想(プロ視点)

👍良い点

• 自分の声なので親近感があり、ブランド動画にも使いやすい

• 読み上げミスなし!スムーズで滑らかな発音

• ナレーションの差し替えや修正が一瞬で終わる

👎注意点

  • トレーニング音声が短いと精度が落ちる
  • 感情表現や抑揚はやや機械的(今後の進化に期待)
  • 英語以外のサポートが不完全な場合も(日本語対応を確認しよう)

まとめ:AIボイスで作業がグッと効率化!

「自分の声をAI化する」なんて、以前なら夢のような話でしたが、今はDaVinci Resolveで誰でも簡単に実現できる時代になりました。

• 毎回録音するのが面倒…

• 声がうまく出ない日がある…

• クライアント向けに統一感のあるナレーションが欲しい…

そんな悩みを解決する強力なツールです。

📌おまけ:こんな使い方もおすすめ!

• 自分の声のAIモデルで複数の動画に統一感を出す

• スクリプトを読み上げたように調整して解説系YouTubeに活用

• 自分の声が苦手な方でも自然なナレーション動画が作れる!

気になった方は、ぜひ自分の声でAIモデルを作ってみてくださいね!

FAQ

DaVinci Resolveのエラーコード-5が発生した場合

DaVinci Resolveのエラーコード-5は、通常、ユーザーがビデオを再生または一時停止しようとした際にアプリケーションが応答しない場合に表示されます。この状況は、最新バージョンのグラフィックドライバー(NvidiaやAMDなど)とDaVinci Resolveの互換性の問題が原因で発生することがよくあります。この問題は最新のドライバーアップデート後に頻繁に発生するため、推奨される解決策はロールバックすることです。