ねじ山が潰れて困った時 「ネジザウルス 」で解決

ねじ山が潰れて困った時
フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 ねじ山が潰れて困った時 を書きます。

パソコンや電気製品の修理でねじ山がつぶれて慌てたことありませんか。

パソコンのグラフィックボードの入れ替え中、誤って基盤のねじ山をなめてしまいました。

正直、慌てました。

ネジ山を「なめて」しまうとボードが外れなくなります。

ネジ山とドライバーのサイズが違っていたりするとよくやってしまう事故です。

手応えがあるからと、無理して頑張るとさらに悪化させ、ネジ山がツルツルになってしまいます。

こうなると、プライヤ、ペンチという工具を動員することになります。

こんな時便利なのが「ネジザウルス」です。ネットで調べて購入。即解決しました。

ということで、ネジザウルスとは何かまとめます。

ねじ山が潰れて困った時 「ネジザウルス 」で解決

ネジザウルスとは株式会社エンジニアが開発したネジトラブルのレスキューツールです。

価格は二千円程度ですので、ホームセンターなどでも普通に手に入ります。

ネジザウルスと聞くと、ごつい怪獣のような工具をイメージします。

実物はむしろワニの口のような印象です。

縦横に刻まれた凹凸が確かに獲物を咥えて離さない力強さを感じさせてくれます。

ネジザウルスの仕組みは、ネジ山の溝にドライバーを入れて回すのではありません。

ネジの外側をつかんでネジごとぐるぐる回すように作られています。

ネジザウルスGT PZ-58

最初、従来のプライヤ、ペンチがあるではないかと思いました。

ところがプライヤやペンチは、口金部分の溝が問題になります。

実は、溝が横方向にしか切られていないのです。これではネジを挟んでも回転方向に抵抗がないのでツルツル滑ってしまい使い物になれません。

ネジザウルスの場合は横方向に加え、縦方向にも溝が切られています。

そのため回転させたい対象をがっちり掴むことができるのです。

ネジが少しでもつかめそうな時なら、試してみる価値があります。

メリットは

  • ネジが錆びついたネジなど回しにくいネジでも使える
  • 狭い場所でも作業できる
  • 刃部を搭載しており、針金などの切断もできる
  • ゴミの分別に必要なペットボトルキャップ部分や瓶キャップの取り外しができる
  • 石膏ボードの釘といったデリケートな場面での取り外しができる

デメリットは

  • 周囲が多少傷つくことがある
  • ネジ頭が一ミリ以下のネジ。例えば埋め込まれた皿ネジは取れないことがある

つぶれた(なめた)ネジ山に困ったら「ネジザウルス」で解決!新モデルを使ってみた – makit(メキット)by DIY FACTORY

ネジザウルスの使い方

ネジザウルスはネジを包み込めるようくぼみがあります。

  • ネジの頭をしっかり挟みます。
  • 軸だけになったネジのようなものは、ネジザウルスを縦にしてはさんで回します。

以上です。

ネジ山が潰れる事態はそう頻繁に起こるものではありません。

そのため有事として出動する頻度は高くありません。

ネジザウルスを購入する際は、別売品のキャップも合わせて手に入れましょう。

なぜかというと、ネジザウルスは構造上口が開きっぱなしになります。

キャップをすることで長期保管がしやすくなります。

まとめ

ペンチと違ってがっちり掴んでくれるため、なめたネジ以外にも使えるシーンがあるのが「ネジザウルス」の特徴です。

今、必要がなくてもぜひ工具箱に入れておきたい工具ネジザウルス。

有事の備えにしてみてはいかがでしょうか。