動画編集が劇的にラクになる! DaVinci Resolve の正しい後片付け方法

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 DaVinci Resolve の正しい後片付け方法を書きます。

はじめに:編集したあとの「片付け」、してますか?

動画編集が終わった瞬間、「ふう…終わった!」と安心して、ついそのままにしていませんか?

実はこの“編集後の片付け”こそが、次の作業効率やトラブル防止の鍵なんです。特にDaVinci Resolveを使っていると、素材ファイルがどこにあるのかわからない…という事態が起きがち。

今回は、初心者でもすぐに実践できるDaVinci Resolve編集後の整理整頓術をご紹介します!

DaVinci Resolve で編集が終わった後の正しい片付け方|初心者にもできるデータ整理&アーカイブ術

そのデータ、本当に残しておくべき?

動画素材って、ひとつひとつは軽くても、気づいたらパソコンの容量を圧迫しているもの。

「もしかしたら使うかも…」と保存しておくと、永遠に片付きません。

とはいえ、万が一トラブルが起きたときのために、すぐ消すのはNG。おすすめはこのやり方です:

• ✅ 編集完了後1ヶ月は残す

• ✅ 修正・追加の依頼がなければ削除

• ✅ 大事な素材だけアーカイブして保存

2. DaVinci Resolveの素材は「パス」で管理されている!

DaVinci Resolveでは、一度読み込んだ素材ファイルを「ファイルの場所(パス)」で記憶しています。

つまり…

🔻 素材を勝手に移動すると、

🔻 DaVinciが「え?どこに行ったの?」状態に。

画面では**赤い「メディアオフライン」**と表示され、編集不能に。

これ、地味にイライラするやつです…。

そんなトラブルを防ぐ!「アーカイブ機能」のススメ

DaVinci Resolveには、素材もプロジェクト設定もまるごと一つのフォルダにまとめる「アーカイブ」機能があります。

机の上に散らばった紙とペンを、袋にまとめてしまうイメージです。

▶アーカイブ手順(超カンタン)

1. プロジェクトを開いた状態で、

 📁 [ファイル] → [プロジェクトマネージャー] を開く

2. アーカイブしたいプロジェクトを選び、

 📁 右クリック → [プロジェクトのアーカイブ] を選択

3. 保存先フォルダを指定して実行!

これで拡張子 .dra のパッケージができあがり、

必要になったらそこから復元できます。

もちろんです。以下のように、初心者にもわかりやすく「拡張子 .dra のパッケージの中身」について補足できます。

拡張子 .dra のパッケージの中身とは?

初心者から「アーカイブって何が便利なの?」という疑問よく聞きます。拡張子 .draの持つ意味がわかるとアーカイブの疑問が自然に解消できます。

DaVinci Resolveでプロジェクトをアーカイブすると、作成されるのが「.dra」という拡張子のファイルです。これはただの一つのファイルに見えますが、実はフォルダ構成そのものを保存する“プロジェクトのまとめ袋”のようなものです。

中身はどうなっているのかというと…

1. プロジェクトファイル(編集情報)

.dra の中には、カットの位置、トランジション、テロップなどの編集の手順すべてが記録されたプロジェクトファイルが含まれています。これはいわば「設計図」にあたるものです。

2. 実際に使用した素材ファイル

プロジェクトで使った動画、音声、画像などの素材ファイルも、自動でそのままコピーされてパッケージ内に保存されます。

ポイントはここです:

使ったファイルだけが保存される

→ 読み込んだけど編集で使わなかった素材は含まれません。

元のフォルダ構成を維持して保存される

→ つまり「どこのフォルダに入っていたか」も一緒に保存されるため、後から再リンク作業をしなくても済むのです。

3. メディアオフラインを防げる

別のパソコンや別の編集環境で.draを開いた場合でも、素材が一緒にパッケージされているため、メディアオフライン(素材が見つからない)になりにくいというメリットがあります。

たとえば、

  • 外注先に渡すとき
  • バックアップ用に保存しておくとき
  • 数ヶ月後に編集を再開するとき

こんな場面でも、.draパッケージがあればすぐに当時の状態を再現できます。

デメリットは、素材をコピーして保存するため容量が大きくなること。なので保存する際ディスクの残り容量に注意しましょう。

アーカイブ後の保管方法も大事!

アーカイブできたら、保存場所もルール化しましょう。

おすすめはこんな感じ:

• 💽 外付けHDD(大容量の安心感)

• ☁ クラウドストレージ(Google Drive、Dropboxなど)

• 📓 保存帳簿(プロジェクト名/内容/日付などメモ)

整理しておくことで、「あの素材どこ?」にもう悩まされません。

素材の再利用で“編集の奥行き”が変わる!

しっかりと整理された素材は、あとで再利用するチャンスが増えます。

• 別動画のBロールに流用

• 番宣やサムネ用の切り出し

• SNS投稿用のショート動画制作

わざわざ撮り直す必要なし!素材の蓄積=資産になります。

🎁 まとめ

✅ 編集直後の片付けは、次の作業をラクにする“最強の仕込み”!

✅ アーカイブで環境をそのまま保存しておこう!

✅ 素材は丁寧に残せば、再活用で価値倍増!

DaVinci Resolveでの編集を、もっとスマート&快適に。

動画制作は、編集後の一手間が未来の自分を助けてくれます!