YouTube公式からも公認ツールとして支持されている「vidIQ」。
YouTubeスタジオ標準の機能だけでは見えなかったデータが、Google Chrome + デスクトップ環境の組み合わせによって手軽に確認できる超便利ツールです。(スマホ単体では使えません)
一方で、導入にあたっては以下のようなハードルを感じる人が多いのも事実です。
- 基本がすべて英語表記
- アップデートや画面デザインの改変頻度が高い
- 日本語での詳しい解説動画や記事がまだ少ない
「気になっているけれど、難しそうだから後回しにしている……」という方向けに、実際の画面の見方や主要な機能を分かりやすくまとめました!
使い方が分かれば無料版でも強力な武器になります。課金するのは収益がある程度計算できるようになってからでも十分です。
vidIQとは
vidIQは、YouTubeチャンネルのSEO対策や競合リサーチを強力にサポートしてくれるブラウザ拡張機能です。
最大のメリットは、YouTubeの画面を開いたまま、動画の右側や検索結果に「リアルタイムの分析データ」が直接パッと表示される点。わざわざ別タブで重いツールを開き直す手間がなくなり、リサーチのスピードが何倍もアップします。

「画面のあちこちに【IQ】や専用アイコンが散らばっていて、どれを押せばいいのか迷う……」という声がよく聞かれます。実はvidIQの機能にアクセスする入り口は主に以下の3つがあり、それぞれ役割が異なります。
- 中央の検索窓の右側 = キーワードの検索ボリュームや競合性(SEO)を調べる時
- チャンネルトップ画面(View Channel statsの横) = チャンネル全体のトレンド動画やライバルの勢いを見る時
- 左サイドバーの上部 = 日々の企画のヒントやアイデア出し機能を使う時
画面の改変頻度が高いため、少し前のネット解説記事やチュートリアル動画を見ても「ボタンの場所が違う!」となりがちなので注意が必要です。
キーワードの需要を調べる
まず、一番需要が高いのが「キーワードリサーチ」です。人気のキーワードに沿った動画を作ることでチャンネルを大きく伸ばすことができます。
反対に、ニッチすぎるキーワードを選んでしまうと、そもそも見てくれる人がいないのでいくら内容が優れた動画を作っても徒労に終わります。
繰り返します。
動画を作る前のリサーチで最も重要なのが、検索ボリューム(需要)と競合性(ライバルの多さ)の把握です。
vidIQは、検索ボリュームと競合性を成績にして表示してくれます。

- スコアの見方:vidIQを導入してYouTubeの検索窓にキーワードを入力すると、右側に総合評価のスコア(100点満点など)が表示されます。
- Volume(ボリューム): そのキーワードがどれくらい検索されているか(数字が大きいほど人気)
- Competition(コンペティション/競合性): ライバルの多さ(数値が高いほど競合が強い)※ライバルが少ない緑色の表示がねらい目

「検索する人はそこそこいる(ボリュームが中程度以上)のに、ライバルが少ない(コンペティションが低い)」キーワードを見つけ出して動画のテーマに設定すると、後発のチャンネルでも検索からの流入(再生回数)を大きく伸ばしやすくなります。
💡 狙い目のポイント
「検索する人はそこそこいる(ボリュームが中程度以上)のに、ライバルが少ない(コンペティションが低い)」キーワードを見つけ出して動画のテーマに設定すると、後発のチャンネルでも検索からの流入(再生回数)を大きく伸ばしやすくなります。
キーワードの数値の読み方
上位のキーワードを選ぶことが検索競争に勝つ秘訣の一つです。では数値のどこに注意して選べばいいのでしょうか?

vidIQの画面に表示されるその数字(例えば「おすすめ本:65.9」「東野圭吾:59.7」「選書:60.8」)は、vidIQが独自に算出した「総合スコア(Overall Score)」です。
このスコアは、「そのキーワードで動画を作ったときに、どれくらい再生回数を稼げる可能性(チャンス)があるか」を100点満点で表したものです。
数値の意味と、選び方のポイントは以下の通りです。
1. スコアの基本的な見方
- 高い数値ほど有利: 基本的には、スコアが高いほど「需要が多く、かつ競合とのバランスが取れている(狙い目である)」と判断できます。
- 内訳のバランスが重要: この総合スコアは、主に以下の2つの要素を掛け合わせて算出されています。
- Search Volume(検索ボリューム): 毎月どれだけ多くのユーザーがその言葉で検索しているか
- Competition(競合性): そのキーワードに対して、ライバル動画がどれくらい強力か
2. 具体的な数値(50〜60点台)の読み解き方
- 50〜60点台は「十分に勝負できる現実的なライン」 vidIQのスコアは全体的にシビアに出ることが多く、ビッグワード(「YouTube」や「副業」など)を除けば、一般的なジャンルでは50〜60点台でも十分メインの狙い目になります。
- 数字の大小だけでなく「競合の強さ」を見る たとえば「おすすめ本(65.9)」と「東野圭吾(59.7)」を比べた場合、数値自体は「おすすめ本」のほうが高いですが、こちらはライバルも多くなります。「東野圭吾」のように自分の専門性や具体的なテーマ(書籍紹介ブログなど)に直結するワードであれば、少しスコアが低くても、検索上位を狙いやすく濃いファンを獲得しやすいメリットがあります。
3. キーワード選定で注意するコツ
- 「ボリューム」と「競合性(コンペティション)」のバランスを見る
- 検索ボリュームがそこそこある(数千〜数万レベル)
- かつ、vidIQの画面でコンペティション(競合性)の表示が「緑色(ライバルが少ない)」になっているもの
動画に張り付けられたハッシュタグの調べ方
「伸びている先駆者は、いったいどんなタグを設定しているんだろう?」と気になったことはありませんか? vidIQを使えば、他人の動画が隠し持っているタグを丸裸にできます。

- 調べたい個別のYouTube動画を Crome (ブラウザ) で開きます。
※画面は自分のチャンネルです。その状態も確認できます。 - 画面の右側に表示されているvidIQのパネル内から「概要(Overview)」タブを選択します。
- パネルを下にスクロールしていくと、そのチャンネルや個別動画に紐づけられているハッシュタグやタグの一覧が綺麗に表示されます。

チャンネルタグはチャンネル全体に設定されたタグ。ビデオタグはそれぞれの投稿動画に設定されたタグです。
真似したい競合がどんなワードを拾っているのかを一目で確認できるため、自分の動画のタグ選定における強力なヒントになります。
今注目の動画の調べ方
今人気のチャンネルが見つかりました。でも今どの動画が注目を集めているのか知りたくなりますよね。
そんな時役立つのが「今、自分のジャンルで何がアツいのか」を瞬時にキャッチアップするための機能です。

- 調査したいチャンネルのトップ画面を開きます。
- 「View Channel stats」の横にある【IQ】ボタンをクリックします。
- 「View trending videos(トレンド動画を表示)」を選択します。
これで、そのチャンネルの中で「今まさに視聴者が集まっている動画」がどれなのかが一発で分かります。
- VPH(Views Per Hour)のチェック:サムネイルの下などに表示される「VPH」という数値は、「1時間あたりに再生されている回数」を表しています。この数値が高い動画ほど、現在進行形で爆発的に見られている“旬なネタ”ということになります。トータル再生回数だけでなく、このVPHを見ることでリアルタイムの勢いを測ることができます。

参考 よく見られている動画の調べ方
チャンネルの「Top Hits」から、そのチャンネルの主力商品を確認することができます。好成績の動画には「37X」などの表記が加わります。

今後の企画のヒントにしたい
動画の企画に行き詰まったとき、vidIQのAI機能を使ってヒントをもらうことができます。少し見つけにくい場所にあるため、以下の手順でアクセスしてみましょう。

検索枠の横にある【IQ】ボタンをクリックします。
メニューから「Create」または「Daily Ideas」を選択します。
専用の提案ページ(Start From Your Ideas)が開き、あなたのチャンネル傾向に合わせた企画のアイデアが複数提案されます。

すると「Start From Your Ideas」の特設ぺ自が開きます。画面下の方に提案が三つほど提示されていることが分かります。
まとめ
vidIQは、英語表記や独特のUIに慣れるまで少し戸惑うこともありますが、使いこなせば「勘」に頼らないロジカルなYouTube運用ができるようになります。
まずはChromeに拡張機能を入れ、普段の動画サーフィンついでに右側のパネルを眺める習慣をつけてみてください。チャンネルを成長させるための大きな武器になってくれるはずです!










