Adobe CCの更新時期が近づくたびに、毎年ちょっと悩みます。
「この料金、本当に元は取れてるんだろうか?」
私も最近あらためて振り返ってみたんですが……
- DaVinci Resolveばかり使っているのでPremiere Proはほとんど起動していない
- AI画像生成が便利になり、After Effectsもここ1年触っていない
- 結局、一番使っているのはPhotoshopだけ
という状態なんです。
PhotoshopのためだけにAdobe CCを維持しているようなもの。
そこで飛び込んできたニュースがこちら。
「PhotoshopそっくりのGIMPが登場!」

「えっ、それならAdobeをやめてもいいんじゃない?」
そう思って調べてみました。

最初に結論
私の結論はこうです。
切り抜き・写真補正・画像合成・文字入れ・YouTubeサムネイル制作がメインなら、十分乗り換え候補になります。
逆に、
- Adobeの生成AIを使う
- 印刷物を本格的に制作する
- Adobeソフト同士の連携が必須
という人は、まだPhotoshopを使った方が快適です。
では、その理由を見ていきましょう。

そもそも「PhotoGIMP」って何?
ここ、意外と誤解している人が多いです。
PhotoGIMPは画像編集ソフトではありません。
正確には、
GIMPをPhotoshop風にカスタマイズする設定パッチ
です。
つまり、
「無料版Photoshop」
ではなく、
「GIMPをPhotoshopっぽく使いやすくする着せ替え」
というイメージです。
公式でも
「PhotoGIMP just makes it look and feel more like Photoshop.」
と説明されています。
PhotoGIMPを入れると何が変わる?
Photoshopユーザーが一番困るのは、
「どこに何があるの?」
というUIの違いです。
PhotoGIMPを導入すると、
- Photoshop風のツール配置
- Photoshopに近いショートカット
- レイヤーパネルの位置
- 作業スペース
- メニュー構成
などがかなりPhotoshopに近づきます。
つまり、
Photoshop経験者が迷わず使えるようになる
というのが最大のメリットです。
Photoshopと同じことはできる?
ここが一番気になるポイントですよね。
結論から言うと、
かなり近いことはできます。
例えば、
- 写真補正
- レタッチ
- 切り抜き
- 合成
- レイヤー編集
- マスク
- ブラシ
- 色調補正
- Web画像制作
- YouTubeサムネイル制作
このあたりなら十分実用レベルです。
最近はAIで画像を作って、
最後だけ画像編集ソフトで仕上げる
という人も多いので、この用途なら困る場面は少ないでしょう。
Photoshopにあって、GIMPにはないもの
一方で、
「やっぱりAdobeは強いな」
と思う部分もあります。
例えば、
- Adobe Fireflyによる生成AI
- 生成塗りつぶし
- 生成拡張
- Neural Filters
- Camera Rawとの強力な連携
- Illustratorとの連携
- Lightroomとの連携
- Adobe Fonts
- Creative Cloud同期
- PSDファイルの100%互換
このあたりはPhotoshopならではの強みです。
特に最近は「生成塗りつぶし」を毎日のように使っている人も多いので、その人は乗り換えると不便に感じるでしょう。
AI時代だからこそGIMPはアリ?
私はここが一番大きいと思っています。
最近は、
- ChatGPT
- Gemini
- Claude
- Nano Banana
- Stable Diffusion
などで画像そのものを作る時代になりました。
そうなると画像編集ソフトに求められるのは、
- 少し切り抜く
- 明るさを調整する
- 文字を入れる
- 合成する
くらいだったりします。
この用途だけなら、
無料のGIMPで十分
という人はかなり増えているはずです。
年間コストはどれくらい変わる?
Photoshopはサブスクリプションなので、
毎年数万円の維持費がかかります。
一方、
- GIMP:無料
- PhotoGIMP:無料
です。
もちろん、
「無料=Photoshopと同じ性能」
ではありません。
ですが、
年間コストを大きく削減できる
というメリットは非常に魅力的です。
乗り換えたほうがいい人
こんな人なら、かなり満足できると思います。
- Photoshopのサブスクをやめたい
- YouTubeサムネイルを作る
- ブログ用画像を作る
- SNS投稿画像を作る
- AI画像を少し修正したい
- 趣味や副業で画像編集をしている
乗り換えない方がいい人
逆に、次のような人はPhotoshopを使い続けた方が安心です。
- 印刷会社へ本格的なデータを入稿する
- デザイン会社でAdobe環境が必須
- Photoshopの生成AIを仕事で使っている
- Illustrator・InDesign・Lightroomとの連携が欠かせない
- PSDデータを他のデザイナーと頻繁にやり取りする
こうした仕事では、Adobeの優位性はまだまだ大きいでしょう。
まとめ
「PhotoGIMP=無料版Photoshop」という紹介を見かけることがありますが、これは少し違います。
正しく言えば、
PhotoGIMPは、GIMPをPhotoshop風の操作感に変える無料カスタマイズです。
しかし、だからといって侮れません。
AIで画像を生成し、最後の仕上げだけ画像編集ソフトで行う時代になった今、
「Photoshopじゃなければ仕事にならない」
という人は以前より確実に少なくなっています。
もしあなたが、
- YouTubeのサムネイル制作
- ブログ用画像
- SNS投稿
- 写真の簡単なレタッチ
- AI画像の仕上げ
がメインなら、一度PhotoGIMPを試してみる価値は十分あります。
私は「生成塗りつぶし」を毎日のように使っている人の一人なのでPhotoshopは使い続けたほうが吉のように判断しました。
また、生成したコンテンツ置き場としてのクラウドストレージもそこそこ役立っているのでこれも捨てがたい。
なので検討するならPhotoshop単体契約でもいいかなと考え方を変えました。
Adobe CCを毎年更新する前に、
「本当に今の自分にPhotoshopが必要なのか?」
を一度見直してみると、意外と大きな節約につながるかもしれません。







