AIが自動で作曲してくれるサービスです。
「え、AIが作曲?なんか難しそう…」と思ったあなた。
大丈夫。実際に使ってみると、スマホ1台で音楽家デビューできるレベルなんですよ。
この記事では、
- SpotifyやApple Musicで配信する流れ
- そして、収益がどう振り込まれるのか?税金は?
というところまで、リアルにわかるように全部まとめました。
さあ、AIと一緒に“自分の音楽”を世に出してみましょう。
💰 Suno で稼ぐには? 収益化の2パターン

最近、Suno.aiを使って収益を得る主な方法はこの2つ。(仕組みについては別記事でまとめました)
- Spotifyなどで音楽配信して再生数で稼ぐ
- YouTubeでMVを投稿して広告収益を得る

お金のことなんでもう少し詳しく入金について知りたいんですけど。
初心者の中には、YouTubeのようにプラットフォームから収益が振り込まれると思ている人がいますが、Spotifyから振り込みはありません。
代わりに関わるのが“音楽ディストリビューター”という存在。
いわば、あなたの曲を世界中の音楽ストアに届けてくれる郵便屋さんみたいなサービスです。
💰 収益の受け取り方と振込の流れ
このディストリビューターはSunoの曲をSpotifyやApple Musicに配信して得た収益の回収も担います。
ディストリビューターを経由して支払われるのがポイントです。
では、それぞれの流れを見てみましょう👇
🎵 そもそも「ディストリビューター」って何?
中でもよく聞くのがDistroKidとTuneCoreというディストリビューターです。
DistroKidやTuneCoreは、あなたの代わりにSpotify・Apple Music・Amazon Musicなどへ楽曲を配信してくれるサービスです。
個人で直接Spotifyに曲をアップすることはできないので、この中継役が必要になるわけですね。
🎤 DistroKidでの登録手順(最短・安い・人気)
DistroKidは、AIアーティストにも人気のディストリビューター。
年間19.99ドル(約3,000円)で何曲でも配信可能というコスパの良さが魅力です。
🌍 登録ステップ
- 公式サイトへアクセス → https://distrokid.com
- 「Sign Up」をクリックしてアカウントを作成(メールアドレス&クレカでOK)
- プランを選択(Basicで十分)
- 「Upload Music」から配信手続きを開始
🎼 アップロード時の入力項目
- Song Title(曲名)
- Artist Name(アーティスト名) → Sunoで作った曲でも、自分の名前でOK!「AI Artist ○○」などでもいい感じ。
- Language:日本語 or 英語
- Album Cover:正方形(3000×3000px推奨) → Canvaなどで自作できます。
- Audio File:Sunoで書き出したWAVまたはMP3ファイルをアップ
- Stores:Spotify、Apple Musicなどにチェック
最後に「Submit」を押せば、配信準備完了!
数日〜1週間ほどでSpotifyに反映されます。
💡 ポイント
- 曲が短くてもOK(1分以上推奨)
- DistroKidは収益の100%が自分のものになる
- 複数曲をどんどん追加しても追加料金なし
💿 TuneCoreでの登録手順(日本語対応・サポートが丁寧)
「英語はちょっと不安…」という方には、TuneCore Japanがおすすめ。
日本語UIで、手順もシンプル。少し料金は高いですが安心感があります。
🌍 登録ステップ
- 公式サイトへアクセス → https://www.tunecore.co.jp/
- アカウントを作成(無料)
- 「リリースを作成」ボタンをクリック
- 曲情報を入力
🎼 入力項目
- タイトル(日本語OK)
- アーティスト名
- 配信ストア(Spotify・Apple Music・LINE MUSICなど)
- ジャケット画像(3000×3000px)
- オーディオファイル(WAV形式推奨)
最後に「リリース申請」ボタンを押すと、審査が始まります。
だいたい3〜5日で配信開始!
💰 費用
- 1曲:年間1,551円(税込)
- アルバム:年間5,000円前後
収益は銀行口座に直接振り込み可能です。
日本語でサポートが受けられるのが安心ポイントですね。
💵 DistroKidの収益受け取り手順
- 再生データが反映されるまで Spotifyなどのストリーミング収益は「翌月〜翌々月」に反映されます。 つまり、1月の再生分は3月ごろに反映される感じ。
- DistroKidのダッシュボードで確認 ログイン後、「Bank」または「Earnings」タブから確認できます。 そこに再生回数ごとの収益明細がズラッと表示されます。
- PayPalで受け取り DistroKidは基本的にPayPal経由で送金されます。 (※銀行口座への直接振込は非対応) → PayPalアカウントを無料で作って連携すればOK。
- 最低支払額なし! 1ドルでも貯まったら引き出せます。 「Withdraw」ボタンを押すだけで、数日後にPayPalへ入金。
- PayPalから銀行口座へ出金 PayPal残高を日本の銀行に振り込むには、 「資金を引き出す」→「登録口座を選択」→「出金」をクリック。 数営業日で振り込まれます(手数料は1回あたり250円前後)。
💴 TuneCore Japanの収益受け取り手順
- 売上が確定するとマイページに反映 「レポート」→「ストア別売上レポート」で金額が確認できます。
- 収益の振込申請 毎月、指定日(15日までなど)に「振込申請」を行うと、 翌月の25日前後に銀行口座へ直接入金されます。
- 最低支払額は1,500円〜 1,500円以上たまった時点で申請できます。
- 通貨は日本円 海外ドルなどに変換する必要はなく、そのまま日本円で振り込まれるのでラクです。
💡補足:SpotifyやApple Musicの収益ってどんな仕組み?
SpotifyやApple Musicは、広告収益やサブスク料金を分配してアーティストに還元しています。
DistroKidやTuneCoreはその分配金を受け取って、あなたのアカウントに振り分けているんです。
再生単価は変動しますが、目安は:
サービス | 1再生あたりの収益 |
---|---|
Spotify | 約0.3〜0.5円 |
Apple Music | 約0.7〜1.0円 |
Amazon Music | 約0.5円前後 |
つまり、たくさんの曲を出して地道に再生されるほど収益が安定していきます。
🧾 課税・確定申告についても知っておこう
ここが意外と大事です。
AIで作った曲でも、「収益」が発生した時点で課税対象になります。
でも安心してください。
そんなに難しくありません。
💡 基本の考え方
Spotifyなどからの収入は、雑所得または事業所得として扱われます。
- 副業で少額 → 雑所得
- 本業や継続収入 → 事業所得
確定申告は、以下のように考えればOKです👇
状況 | 必要? | 理由 |
---|---|---|
年間の音楽収益が20万円以下(給与所得あり) | ❌ 不要 | 申告免除(住民税は別途) |
年間20万円を超える(給与あり) | ✅ 必要 | 雑所得として申告 |
フリーランス・個人事業主 | ✅ 必要 | 事業所得として申告 |
💴 海外サービス(DistroKidなど)の場合の注意点
DistroKidはアメリカ企業なので、
支払い時に「米国源泉徴収税(30%)」が引かれることがあります。
これを回避するには、
登録時に「W-8BENフォーム」を提出しましょう。
(DistroKidのアカウント設定画面からオンラインで提出可能)
これを出しておくと、日本居住者は日米租税条約により0%課税になります。
つまり、全額もらえるということです。
🧮 確定申告に必要なデータ
- DistroKidやTuneCoreの売上レポート(PDFまたはCSV)
- PayPal入金明細(通帳コピーでもOK)
- 経費(例:パソコン代、マイク、AIサブスク代など)
AI作曲も立派な創作活動です。
経費をしっかり記録しておけば、税金を節約できます。
📋 確定申告の流れ(ざっくり)
- 1月〜12月の収支をまとめる
- 2月16日〜3月15日の間にe-Taxまたは税務署で申告
- 所得税・住民税を納付
「freee」や「マネーフォワード確定申告」などのクラウドサービスを使えば、
AI収益も入力だけで整理できます。
🪙 まとめ:AI音楽で得たお金は“リアルな収入”
Sunoで作った曲がSpotifyで聴かれて、
数円、数十円、数百円と入ってくる——。
それはただのデジタルデータじゃなくて、
あなたの創作が評価された証です。
たとえ最初は小銭でも、
PayPalの残高が「0 → 37円 → 125円」と増えていく感覚、
これ、けっこう感動します(笑)
AIで音楽を作る時代だからこそ、
配信・収益・税金までをセットで理解しておくことが、“クリエイターとしての次のステップ”なんです。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 『 suno 』を使って稼ぐ方法を書きます。