【超初心者向け】 Suno でオリジナル曲を作る方法|YouTube動画用BGMを安全に量産するコツ

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。Suno でオリジナル曲を作る方法を書きます。

「SUNO.AIで曲を作る方法」の結論から言うと、

Sunoは「作曲スキルゼロ」でも、“動画にちょうどいいオリジナル曲”を量産するための道具

…なんですが、
初心者目線だと

  • プロンプトむずくない?
  • 著作権とか収益化、大丈夫なのこれ?
  • 好きな曲っぽくしたいけど、どこまでやっていいの?

ここがモヤモヤポイントなんですよね。

この記事では、動画クリエイター×ブロガー×AIオタクの視点で、

  • Sunoで曲を作る超基本
  • 初心者がハマりがちな悩み5選と、その解決策
  • 実際の動画シーン別プロンプト例

をガッツリ解説していきます。

Suno でオリジナル曲を作る方法

1. Suno.AIって結局なにができるの?

Sunoは、「文章を入れると、数十秒〜数分のフルの楽曲(ボーカル入りも可)」を作ってくれるAIサービスです。
最近は v4.5〜v5 とモデルが進化していて、

  • ボーカルのクオリティが上がっている
  • ジャンルの再現度もかなり高い
  • 無料プランでもv4.5系モデルが使えるようになってきている(Suno)

など、音楽ガチ勢も「いや、これもう普通に使えるじゃん…」ってレベルになってます。

さらに、最近の解説では

  • Song Editor(Extend / Crop / Replace)
  • Instrumental(インスト専用)
  • Prompt helper(プロンプト補助)
  • Inspire(他の曲からインスパイア)
  • Upload Audio(手持ち音源から発展させる)

といった機能も紹介されています。(Marga Bagus | Digital Freelancer)

2. まずは超ざっくり「曲を作る流れ」

「Suno難しそう…」ってなる前に、流れだけ一回イメージしておきましょう。

  1. Sunoに登録(GoogleアカウントなどでOK)(Suno)
  2. 「Create」画面で
    • 曲の説明(プロンプト)
    • ジャンル/スタイル(オプション)
    • 曲の長さ(オプション)
      を入れる
  3. 「Generate」を押す
  4. 数十秒待つと 2テイク くらい曲が出てくる
  5. 気に入った方をダウンロード → 動画編集ソフトに入れる

やることはこれだけ。
で、**問題はこの②の「説明を書くところ」**なんですよね。

なのでここからは、
初心者の「あるある悩み」を5つに分解して、順番に潰していきます。

Suno初心者のよくあるお悩み5選

お悩み①:プロンプトが書けない

「“おしゃれな曲” とか “カッコいい感じ” しか思いつかない…」

これ、みんな通る道です。
でも実は、テンプレを1個持っておくだけで一気に楽になります。

▶ 3ステップ・プロンプトテンプレ

①シーンを書く

  • “朝のVlogのオープニングで、カフェに向かうシーン”
  • “ガジェットレビューのオープニングで、製品を手に取るシーン”

②ジャンル+テンポ感

  • “lofi hip hop, 90〜95 BPM”
  • “upbeat electronic pop, 120 BPM”

③雰囲気+楽器+キーワード

  • “warm, relaxed, acoustic guitar, soft piano, no vocals”
  • “energetic, futuristic, synth lead, punchy drums, instrumental only”

これを全部つなげると、たとえばこんな感じ。

“lofi hip hop, 90 BPM, warm and relaxed, soft piano and vinyl noise, instrumental only, for a cozy morning vlog opening walking to a cafe”

日本語まじりでも大丈夫です。
最近のv4.5では「感情的な説明」もそれなりに理解してくれると公式ブログでも強調されています。(Suno)

▶ 具体的なシーン例

シーン:朝のルーティンVlogのオープニング

  • カメラ:三脚固定、カーテンが開くシーン
  • テロップ:「おはようございます、今日も編集していきます」

このときのプロンプト例:

“lofi hip hop, 85 BPM, calm and cozy morning, soft Rhodes piano, light vinyl crackle, simple drums, instrumental only, perfect for morning routine vlog”

プロンプトは**「日常×感情×音の要素」**で分解すると書きやすくなります。

お悩み②:好みの音楽に“似た曲”を作りたい

「このアーティストっぽい感じにしたいけど、名前入れて大丈夫か不安…」

ここ、いちばんモヤモヤしますよね。

Sunoのプロンプト例を見ると、アーティスト名を使ったスタイル指定も多く紹介されていますが、(Medium)
法律的・倫理的な議論がかなり熱い領域でもあります。実際、Sunoは学習データを巡って著作権団体から訴訟も受けています。(MusicRadar)

▶ 安全寄りの「似せ方」のコツ

  1. 好きな曲を「要素分解」する
    • 例:夜ドライブで聴くシティポップ
      → BPM / 楽器 / 雰囲気 / 年代
    「ゆったりめのテンポで、808風のベース、80sシンセ、ちょい切ないコード」
  2. それを言葉にしてSunоに投げる “80s Japanese city pop style, 105 BPM, groovy bassline, bright electric piano, nostalgic and slightly melancholic, female vocal, verse and catchy chorus”
  3. 生成後、Shazamなどで似てないかチェック
    Redditでも「AI曲を公開前にShazamでチェックするのオススメ」と言われています。(Reddit)

▶ シーン例:夜のドライブVlog

  • 車内のダッシュボードショット
  • 夜景のタイムラプス

プロンプト例:

“80s inspired city pop, 105 BPM, groovy bassline, nostalgic night drive vibe, soft electric piano and guitar, Japanese city lights feeling, instrumental version”

ポイントは、特定の曲名は書かず、「時代」「テンポ」「楽器」「感情」で似せること。
これだけでも「それっぽさ」はかなり出ます。

お悩み③:他のユーザーが生成した音楽を使いたい

「SunoのExploreにめっちゃいい曲あるんだけど、これそのままBGMに使っていいの?」

ここも超よく聞かれます。

Sunoでは、

つまり、

  • Exploreに出ている曲の権利は
    • Suno
    • もしくはその曲を作ったユーザー
      のどちらか。

あなたではないんですよね。

▶ 安全な使い方の考え方

  1. まずは「そのまま商用利用OK」と考えない
  2. どうしても使いたい場合
    • クリエイターが外部で「フリーBGM」として配布していないか探す
    • 連絡先があれば直接許可を取る
  3. 一番安全なのは
    その曲のプロンプトを参考にして、自分のアカウントで“似た方向性”の曲を作り直す

Sunoには「Inspire」や「プロンプト例の共有文化」があるので、「アイデアの参考にする」くらいに留めるのが現状では無難です。(Marga Bagus | Digital Freelancer)

お悩み④:著作権・YouTube収益化が怖い

「YouTubeで収益化したいけど、後からアウトって言われたら嫌だ…」

ここが一番ナイーブ。
最新の日本語記事だと、おおむねこんな整理になっています:(Music Grow Labo – 作曲力・音楽スキルを育てる実践ブログ)

▶ よく言われる一般的な整理

  • 無料プラン
    • 楽曲の著作権:Suno側
    • 商用利用(収益化目的)はNG
  • 有料プラン(Pro / Premier)
    • 楽曲の著作権:作ったユーザーに帰属
    • YouTube収益化・配信サービスでの利用OK(※条件あり)
    • サブスク解約後も、作成済みの曲は商用利用可能と説明されている

※ただし、細かい条件や、国ごとの著作権法は違うので、最終的には必ずSuno公式の利用規約(Terms of Service)とYouTube側のポリシーをチェックしてください。(Suno)

▶ YouTubeで起こりがちなこと

YouTubeのフォーラムでも、

  • AI音楽を使ったら、
    “本来権利を持たない団体” から著作権申告が来た…

という相談が出ていたりします。(Googleヘルプ)

現状の「リアルな運用」としては:

  1. 有料プランで曲を作成(商用前提ならほぼ必須)
  2. 動画の概要欄に
    • 曲名(自分でつけたタイトル)
    • “Music generated with Suno AI” 的なクレジット
  3. もしContent IDのクレームが来たら
    • 「自分がSunoで生成したこと」を説明できるようスクショなど記録を保存
    • 異議申し立てを検討

法律的な最終判断は、専門家(弁護士など)に相談するのがいちばん安全です。
この記事は「クリエイター目線での実務的な話」として受け取ってください。

お悩み⑤:動画の尺やシーンにピッタリ合わない

「曲はいいのに、長さが合わない・盛り上がる場所がズレる…」

これ、めちゃくちゃあるあるです。
でもSunoと編集ソフトをうまく組み合わせると、かなり細かく調整できます。(Marga Bagus | Digital Freelancer)

▶ Suno側でできること

  • プロンプトに “60-second track”
    “2 minute instrumental”
    など、だいたいの長さを書いておく
  • Song Editor(Replace / Extend / Crop)で
    • サビを伸ばす
    • 尾っぽを長めにしてフェードアウト用にする
    • いらないパートを切る

最近の解説では、有料プランだと最大約8分までの楽曲も作れると紹介されています。(Marga Bagus | Digital Freelancer)

▶ 編集ソフト側でのテク

  • BGMの音量を-18〜-24dBくらいまで落とす
    • トークが聞き取りやすくなるラインまで
  • サビにあたる部分を
    • オープニング
    • 商品の実写カット
      に合わせる
  • 終わりは
    • 手前でフェードアウトさせて字幕と一緒に気持ちよく終わる

シーン別「こんな動画にはこんなSunoプロンプト」

ここからは、具体的な動画シーン×プロンプト例をいくつか出します。
イメージを掴んで、そのままコピペしてもOKです。

シーン①:日常Vlog(朝〜昼)

  • シーン:
    • コーヒーを淹れる
    • PCを開いて作業開始

プロンプト例:

“lofi hip hop, 80 BPM, cozy and relaxed, soft piano and gentle drums, light vinyl crackle, instrumental only, perfect background music for a calm morning vlog”

使い方のポイント:

  • オープニングは曲の頭から使う
  • トーク中はBGM音量をかなり下げる
  • 作業のタイムラプス部分で、少しだけ音量を上げる

シーン②:ガジェットレビュー

  • シーン:
    • 商品の回転ショット
    • スペック紹介のテロップ

プロンプト例:

“modern electronic pop, 118 BPM, clean and futuristic, tight drums, subtle synth arpeggio, no vocals, suitable for tech product review intro”

ポイント:

  • 冒頭5〜10秒で製品ロゴ&かっこいいカット
  • BGMが「主役を食わない程度の存在感」に調整

シーン③:解説・ノウハウ系動画

  • シーン:
    • カメラに向かってしゃべってるカット
    • 図解やスクリーンキャプチャ

プロンプト例:

“light corporate background music, 110 BPM, calm and positive, muted piano and soft synth pad, minimal melody, instrumental, for educational YouTube tutorial”

ポイント:

  • メロディは薄く、コード感中心にした方が、話の内容に集中してもらえます
  • ここはSuno生成後に「メロディ強すぎるな」と感じたら、別テイクを試すのが吉

シーン④:ショート動画/リール

  • シーン:
    • before/after
    • 一発ギャグ・ネタ系
    • テロップでオチをつける

プロンプト例:

“fast-paced electronic beat, 130 BPM, punchy drums, simple bass, catchy but minimal synth, 15-second loopable track, perfect for vertical short video”

ポイント:

  • 15〜20秒くらいの曲を作って、尺を合わせる
  • オチの1秒前でドラムを抜いて、無音にすると、テロップが映えて面白くなります

Suno×動画編集のワークフロー例

最後に、「これやると一気に楽になるよ」というワークフローを。

  1. 動画の構成・台本を書く
    • 大ざっぱでOK。「オープニング」「本編1」「本編2」「まとめ」
  2. 各パートに**“感情タグ”を書き込む**
    • オープニング → ワクワク
    • 本編1 → 落ち着いて説明
    • 本編2 → ちょっとテンション上げたい
    • まとめ → しっとり締めたい
  3. 感情タグをもとに、Sunoプロンプトを3〜4個作る
  4. Sunoでそれぞれ1〜2曲ずつ生成
    • 気に入ったテイクだけダウンロード
  5. 動画編集ソフト(Premiere, DaVinci, CapCutなど)で
    • シーンごとに合う曲を割り当てる
    • 音量・フェード・尺を調整

これを何本かやっていると、
**「自分のチャンネルっぽいBGMの傾向」**が固まってきます。

そうしたら

  • プロンプトをテンプレ化してメモっておく
  • ブログに「自分のSunoレシピ集」としてまとめる

…みたいにすれば、
動画もブログも一緒に育っていくのでかなり楽しいです。

まとめ:まずは1曲、30分だけ触ってみてほしい

  • 作曲はできない
  • でも、動画に自分だけの音楽をつけたい
  • 著作権で怒られるのはもう嫌だ

こう思っている人ほど、Sunoはめちゃくちゃ相性いいです。

もちろん、

  • 利用規約は変わる可能性がある
  • 著作権・AI音楽まわりは、今も議論の真っ最中

なので、最新の公式情報(Suno & YouTube)を必ず自分でも確認しながら使うのが前提ですが、
「とりあえず1曲作って、今日編集してる動画に入れてみる」
ここから一気に世界が変わります。