Affinity Photoで透過PNGに書き出す方法

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Affinity Photoで透過PNGに書き出す方法を書きます。

今日はねぇ、Affinity Photoで“透過PNG”を書き出す方法を、
初心者さんでも「おっ、できるじゃん!」と
気持ちよく進められるように、ゆるっと、
でも実務レベルでしっかり解説していきます。

Affinity Photoで透過PNGに書き出す方法

◆ まず、透過PNGってなに?

PNG形式には「透明情報(アルファチャンネル)」が入っていて、
背景を透明のまま保存できるのが最大のポイント。

サムネづくり、ブログの装飾、動画編集など、ありとあらゆる場面で使えます。
個人的には、素材をキレイに抜けたときの達成感がたまらないんですよね…!(わかる人いる?)

■ 手順1:選択ブラシツールで切り抜きたい部分を選ぶ

Affinity Photoを開いたら、左のツールパネルから
「選択ブラシツール(Selection Brush Tool)」 を選びます。

今回は単純な形のレモンなので、幅400ピクセルくらいでも余裕。
画像を拡大しながらドラッグして塗るように選択していきます。

● コツ:余分に選択しちゃったとき

  • Alt(Option)キーを押しながらクリックで除外できます
    初心者さんはここでちょっとテンション下がるんですが、安心してください。誰でも通る道です。

■ 手順2:輪郭を整える《マットエッジ》

選択した状態で、上部の「調整(Refine)」をクリック。
ここで 「マットエッジ(Matte Edge)」 にチェックを入れると…

輪郭がふわっと自然に!
これ、ほんと便利。カットの“雑さ”が一気に誤魔化されます(笑)

➤ ここで拡大して、境界の“にじみ具合”を確認しておきましょう。

■ 手順3:新規レイヤーとして出力する

調整画面の「出力(Output)」を
新規レイヤー(New Layer) に変更して、「適用」。

これで、背景とは別に切り抜き済みレモンのレイヤーが誕生します。

■ 手順4:背景レイヤーを削除する

レイヤーパネルから背景レイヤーを選び、
Deleteキーで削除

すると、背景が“白いチェック模様”になります。
これが透明の証拠!
(表示が白いままなら、ドキュメントメニューから「透明な背景」をONにしてください)

■ 手順5:余分な透明領域を削除する(意外と重要)

「ドキュメント」→キャンバスをクリップ(Clip Canvas) を選択。
これで不要な余白が削れて、より扱いやすい画像になります。

ブログ用素材とか、サムネ用のパーツって“無駄な空白が大敵”なんですよね…。

■ 手順6:PNGで書き出す

最後に ファイル → エクスポート(Export) → PNG を選びます。

● 注意:PNG8は選ばない!

PNG8は256色に減色されるので、
「なんか色が変…?」となります。

必ず 標準のPNG(24bit) を選びましょう。

推定ファイルサイズが3MBくらいになることもありますが、
画質劣化しないかわりなので、そこは許してあげよう。

エクスポートをクリックして保存!
これで透過PNG完成です。お疲れ様〜!

◆ こんな“実践シーン”にめちゃくちゃ役立つ

● YouTubeのサムネ作り

人物を切り抜いて、ド派手な背景と組み合わせるやつ。
一気にプロっぽくなります。

● ブログのアイキャッチ

透過素材をフォントの上に重ねるだけで
「お、なんかデザインできる人みたい」と思われるやつ。

● 動画編集で使う素材作り

透過PNGはPremiereやDaVinciでもそのまま重ねられるので
“動きのあるステッカー風”素材を自作できます。

地味に、オリジナルアイテム制作の第一歩なんですよね。

◆ 瀬戸弘司さん風まとめ

いや〜、透過PNGってね、
慣れるとほんっと気持ちいいんですよ。

最初は「選択むずっ」ってなるんですが、
マットエッジとキャンバスクリップの二つを押さえれば
めちゃくちゃ綺麗に仕上がります。

Affinity Photoは買い切りソフトなのに
ここまでできるのがホント優秀。
“手元に置いてあると安心するツール”って感じです。