Antigravity / Remotionで「編集済み動画」は使える?

「AntigravityとRemotionで動画編集ができるらしい」
「でも、もう編集済みの動画って使えるの?」

これ、ほぼ全員が最初に引っかかる疑問です。

結論を知らないまま触ると、
「思ってたのと違う…」
ってなりがち。

【結論】編集済み動画は使える。でも「再編集」ではない

まず、結論から。

編集済みの動画(mp4 / mov)は、使えます。

ただし。

❌ PremiereやFinal Cutみたいな
「タイムラインを開いて再編集」はできません。

ここが一番の勘違いポイント。

Antigravity / Remotionでの使い方は、

👉 「完成した動画を、もう一度“素材”として使う」

この考え方に切り替えられるかどうかで、
評価が180度変わります。

できること / できないことを一発で整理

まずは頭の中をスッキリさせましょう。

✅ できること

編集済み動画を 1つの素材として読み込んで、

  • テロップを重ねる
  • アニメーションを追加する
  • エフェクトを足す
  • 別のカットや画像を合成する

こういったことができます。

「完成動画の上に、もう一段“演出”を乗せる」
そんなイメージです。

❌ できないこと

一方で、これはできません。

  • カット点をいじる
  • 動画内のテロップだけ差し替える
  • 音声トラックを個別に調整する

いわゆる
動画編集ソフトで普通にやる再編集は不可。

ここを期待すると、確実にズレます。

なぜ「再編集」ができないのか?

理由はシンプルです。

Remotionは、動画編集ソフトじゃないから。

Remotionは動画を切る道具ではなく、
編集済みの動画を組み立てて動画を生成する仕組みなんです。

例えるなら、子供の塗り絵にすごく近い。

  • 線(=カットや構成)はもう描いてある
  • 形は決まっている
  • 消しゴムで線を描き直すことはできない

でも、その代わりにできることが強い

塗り絵で言うなら👇

  • タイトルを目立つ色で塗る
  • 強調したい部分だけ派手にする
  • 最後にキラッとした飾りを足す

中身はそのまま。
見せ方だけを、賢く変える。

これがAntigravity / Remotionの正しい使い方です。

編集済み動画の読み込み自体は、拍子抜けするほど簡単

まず安心してほしいのがここ。

動画の読み込み、めちゃくちゃ簡単です。

やることはこれだけ👇

  1. パソコン内に動画用フォルダを作る
  2. そこに編集済みの mp4 / mov を入れる
  3. あとは Antigravityが考えて、Remotionが作る

「え、設定とかいらないの?」
ほぼいりません。

この時点で
「あ、これAI時代だな…」ってなります。

Antigravityへの指示は

動画の中身は直さない。
でも、動画としての使い道を増やすのが基本です👇

こういう動画を作りたい
目的はこれ
雰囲気はこんな感じ
差し替えたい要素はこれ

では実際に編集してみましょう。

例①:編集済み動画をベースにテロップを足したい

編集済みの動画を読み込んで、
・冒頭3秒に大きなタイトルテロップ
・動画の最後に「チャンネル登録お願いします」のCTA
を追加した動画を作りたい。

フォントは太めで、
YouTube向け、少しポップな雰囲気で。

これでOKです。

「え、動画の読み込み設定とか書かなくていいの?」
ほぼ不要。

Antigravityは
「編集済み動画=1つの素材」
として勝手に理解します。

例②:量産を前提にした指示

この編集済み動画をベースに、
同じ構成で量産動画を作りたい。

差し替えたいのは
・タイトル
・日付
・最後の一言コメント

縦動画(Shorts)と横動画(YouTube)を
両方出力したい。

これを言うだけでAntigravityは👇をやります。

  • 「差し替え可能な変数」を整理
  • Remotion用の構成を自動設計
  • アスペクト比違いを考慮

人間が
「えーと…ここ分岐して…」
って悩む工程を、全部すっ飛ばします。

「いい指示」と「もったいない指示」の違い

❌ もったいない指示

いい感じの動画を作ってください。

→ 抽象的すぎて、AIも迷う。

✅ いい指示

いい支持の基本は作りたいことを簡潔に指示すること。
こんな感じです。

情報が伝わる動画にしたい。
テンポは少し早め。
文字は読みやすさ重視。

ポイントは
「正解を1つに絞るヒント」を入れること。
この基本をマスターしたら、やりたいことを一つずつ対話しながら解決していきます。

Antigravityに必ず伝えたい4点(テンプレ)

まずはこれを丸ごとコピペしてください👇

編集済みの動画を読み込んで使いたいです。

目的:
(例:商品を分かりやすく紹介したい)

使う媒体:
(例:YouTube / YouTube Shorts)

やりたいこと:
・動画の冒頭にタイトルテロップを入れたい
・動画の最後にCTAを追加したい

差し替えたい要素:
・タイトル文字
・日付
・最後の一言コメント

雰囲気:
(例:ポップで分かりやすい)

これだけで
Antigravity側は全部理解します

基本をマスターすればあとは応用。

応用といっても、やることはAntigravityに修正点を
プロンプト欄を通じて対話のようにやり取りするだけです。

修正版の動画を見ながら積み上げていくとAntigravityが解決策を考えてくれます。

この過程、動画編集者が手作業でやると
普通に地獄です。

でもAntigravity+Remotionだと
「仕組み」になります。

「設定とかいらない」の正体

正確に言うと、

  • ❌ 解像度
  • ❌ タイムライン構成
  • ❌ アニメーション秒数

こういう
編集ソフト脳の設定がいらない

代わりに必要なのは、

  • ✅ 何をしたいか
  • ✅ 何を変えたいか
  • ✅ どんな動画か

ここだけ。

どんな人に向いている?向いていない?

向いている人

  • 同じ構成の動画を何本も作りたい
  • 数字・日付・文章だけ差し替えたい
  • YouTube / Shorts / SNSに展開したい
  • 動画制作を「仕組み」にしたい

こういう人には、
正直めちゃくちゃ相性がいいです。

向いていない人

  • 1本の動画を細かく調整したい
  • タイムラインを触らないと不安
  • 毎回、感覚で編集したい

この場合は、
従来の編集ソフトの方が向いています。

無理に使う必要はありません。

初心者向け最終まとめ

最後に、ここだけ覚えてください。

  • 編集済み動画は 使える
  • でも 再編集ではない
  • 塗り絵の線は変えられないが、仕上げ方は無限

Antigravity / Remotionは、
「編集を楽にする道具」ではなく、
動画を量産・展開するための道具です。