Midjourneyで生成した画像を、競合する 動画生成AI で動画にしてSNS公開するのって、規約的に大丈夫?

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 動画生成AI を書きます。

最近ほんと増えましたよね。

AIで画像を作る

その画像を別のAIに突っ込んで動かす

SNSにアップ!

もうね、「AIリレー」時代です。

で、今回の疑問はここ👇
「Midjourneyで生成した画像を、競合する動画生成AIで動画にしてSNS公開するのって、規約的に大丈夫?」
……これ、地味なんだけど、刺されると痛いやつです。
動画がバズってから「それ規約違反です」って言われたら、心臓に悪い。

今回は、こういう条件で考えます。

  • 個人利用
  • SNS投稿のみ
  • 学習データには使わない
  • 素材として販売しない
  • 自動で大量生成しない

僕も最近Midjourneyにどハマりしてまして。
高品質な画像がポンポン出るし、制作がめちゃくちゃ早くなる。もう手放せない。

ただ、便利なものほど「権利どうなの?」が気になるんですよね。

僕も最初は「外に持ち出していいの? え? だめ? どっち?」って、
夜にスマホ見ながら不安になりました。

AI画像→AI動画→SNS投稿の流れ、 動画生成AI 規約的に大丈夫?

まず大前提:今回の流れを分解すると、見えるものがある

今回の流れを整理するとこうです。

  • 画像B:Midjourneyで生成
  • その画像Bを使って動画を生成(ルートは二通り)
    1. Midjourney内で動画化
    2. 別の競合AIで動画化
  • その動画を「作品A」としてSNS投稿

①はMidjourneyの中で完結するので、話がシンプル。
今回のポイントは②です。

「Midjourneyで作った画像を“外に持ち出して使っていいのか?」
ここ。

結論:Midjourney画像は外に持ち出して使っていいの?

👉 はい、使っていいです(条件つきで明確にOK)

ここ、ぼかさず言います。
“グレーっぽい雰囲気”はあるけど、基本はOK側です。

ざっくり言うと、Midjourneyは
「あなたが作った生成物を、あなたが使う」のを前提にしています。

つまり、

Midjourney
↓(画像を書き出す)
競合の動画生成AI

SNS投稿

この流れ自体を、Midjourney側が「禁止している」わけではない
なのであなたの条件(個人利用・SNS投稿・学習に使わない・販売しない・大量生成しない)なら、かなり安全寄りです。

ただし。
ここからが本番です。

本当に注意すべきポイントは「動画生成AI側」

規約って、ついMidjourneyだけ見ちゃうんですよ。
でも、実際に事故が起きやすいのは 次に使う動画AI側

なぜかというと、AIサービスはそれぞれ

  • どこまでOKか
  • 何を禁止するか
  • ユーザーがアップしたデータをどう扱うか

が、びっくりするほど違うからです。

「こっちではOKでも、あっちではNG」
これが普通に起こります。

なので今回は、「こういう規約だったら危ない」6つの地雷を、現場っぽく紹介します。

危ないケース6選(初心者が踏みがち)

① アップロードした画像を「学習に使われる」

あなたは「学習データには使わない」つもりでも、
動画AIによっては、アップロードした時点で

サービス改善のため学習に利用する場合があります

みたいな権利を相手に渡すことがあります。

これ、めちゃくちゃありがち。
そして一番ややこしい。

あなたのポリシーと、サービスの規約が衝突するんです。
「いや自分は学習に使うつもりないし…」って言っても、規約上OKにしてしまっていると弱い。

具体的なシーン例
夜中テンションで作った「サイバーパンク猫」の画像を、軽い気持ちで動画AIに入れて動かす。
翌日、規約読んだら「アップロード素材を学習に使用」と書いてあって、背筋が冷える。
このタイプ、ほんとにある。

② 生成動画の「権利がAI側に帰属する」

規約に

生成物の権利は当社に帰属します

ってあるタイプ。

この場合、あなたは作品を作ってるというより、
“使わせてもらってる”立場になります。

怖いのは、作品が伸びたとき。

  • 「削除してください」と言われる
  • アカウント停止
  • 収益化した瞬間にアウト扱い

こうなると、せっかく育った投稿が全部消える可能性がある。

具体的なシーン例
TikTokで「幻想都市のタイムラプス動画」が10万いいね。
コメント欄も盛り上がって、シリーズ化しよう!って思った矢先に、規約変更で投稿NG判定。

“作品の土台が揺れる”のがこのタイプです。

③ 「競合AI素材の持ち込み禁止」

最近増えてます。囲い込み系。

他社AIで生成した素材の使用を禁止します

って書かれてたら、もう真正面からアウト。
Midjourney=競合AI扱いになり、持ち込んだ時点で規約違反。

具体的なシーン例
「この動画AI、動きめっちゃ良い!」って乗り換えたら、
よく読んだら“他社生成物禁止”。
作り直し。泣く。

④ 実質「素材配布」扱いになる

あなたは「SNS投稿だけ」のつもりでも、
投稿内容が「素材っぽい」と、規約や運営の判断で 素材配布扱いになることがあります。

  • 無音ループ
  • 背景用動画
  • ほぼ加工なし
  • ダウンロード誘導

このへんが揃うと危ない。

具体的なシーン例
「ループ背景動画10秒」をそのまま投稿。
“作品”というより“配布素材”に見える。
結果、規約の「再配布禁止」に引っかかる可能性。

⑤ 暗黙の「商用利用」扱い

本人は「個人利用」のつもりでも、SNSって収益が絡みがち。

  • YouTube収益化ON
  • Xの収益分配
  • TikTokのプログラム

動画AIが「非商用のみ」だった場合、ここで一気に詰むことがある。

具体的なシーン例
YouTube Shortsに上げただけのつもりが、チャンネルが収益化設定になっていて「商用扱い」。
後から気づくやつ。心臓に悪い。

⑥ 生成内容そのものがアウト(キャラ・人物・ブランド)

これはAI以前の話なんですが、動画は静止画より強い。

  • 有名キャラっぽい
  • 実在人物そっくり
  • ロゴが入ってる

これを動かすと「印象」が倍になります。
静止画だとスルーされても、動画だと目立って刺さりやすい。

具体的なシーン例
“それっぽい魔法学校の制服”のキャラを動かしたら、コメントで「某作品じゃん」って突っ込まれて拡散。
変な方向に燃える。つらい。

じゃあどうすればいいの?(最短の安全ルート)

初心者が見るべきポイントは、動画AIの規約のここだけです。

  • アップロード素材を学習に使うか?
  • 生成物の権利は誰?
  • 他社AI素材の持ち込みOK?
  • SNS投稿OK?
  • 非商用の定義(収益化は商用?)

これを押さえれば、事故率はガクッと下がります。

おまけ:Sora素材を別AIに入れるときは空気が変わる

Soraみたいに「超リアル・動画前提・規約が変わりやすい」系は、
提供元(OpenAIなど)の規約が最優先になります。

個人利用やSNS投稿OKの範囲でも、
「競合AIへの再投入」みたいな二次利用は、将来的に制限が明確化される可能性がある。
なのでSoraは “毎回その時点の規約を確認する”のが安全です。

まとめ:今回の質問に、初心者向けの答え

Midjourneyで作った画像を外に持ち出して使うのはOK寄り
競合の動画生成AIで動画化してSNS投稿も、条件つきでかなり安全
⚠ ただし事故るのはだいたい「動画AI側の規約」
⚠ 学習利用・権利帰属・持ち込み禁止・商用定義・素材配布扱い、ここが地雷

最後に、ちょっと感情で言うと。
AIって、作ってる瞬間は最高に楽しいんですよ。
「うわ、これ映画じゃん」ってなる。
だからこそ、規約は後回しにしがち。

でも、作品作りに集中するためにこそ、最低限の規約チェックだけ先にやっておく。
それがAI時代のクリエイターの基礎体力です。